台北にいながら台南の味が堪能できるありがたいお店。タウナギ食べて、スタミナ全開★
2014年4月中旬に引っ越しました!
右の写真にありますように、2014年4月中旬に、阿美飯店隣に引っ越ししました。下記の内容は以前のお店の様子です。
こんにちは、台北ナビです。
今日は繁華街の林森北路にほど近い、台南料理のお店、「阿輝」にやってきました。こちらは、グルメの世界遺産とも言われている台南から食材を運び調理をしているという、台北では非常に貴重なお店。台南に興味のある方、必見です。
タウナギってなに???
ナビはタウナギにお目にかかったのは今回が初めて!ウナギは大好きで元気がない時によく食べに行きますが、それに「田」がついているってことは、田んぼが関係しているというのはナビもわかりました。詳しく調べてみると…、田んぼや池に住む魚で、日本では明治の終わりごろに入ってきた外来種であり、体長は80cmにも成長するとのこと。現在は中国大陸から台湾、東南アジアに生息しているといわれている。このお店では中国から輸入して、真水で一定期間育ててから調理をしているとのこと。だから泥臭さはまったくなく純粋にタウナギの肉の味を楽しめます。タウナギは、血行をよくし貧血に効果があるとされる漢方でもあるのだそうな。淡水魚というだけで避けてしまう人はいると思いますが、ここのタウナギは一味も二味も違いますよ!
左からオーナーの娘さん、弟さん、お母さん
オーナーは「阿輝」と呼ばれて親しまれている許全輝さん。許さんはタウナギ料理一筋で20年以上のキャリアの持ち主。1号店は台南市・延平市場内の屋台にあります。数年前、台北で開かれたグルメフェスティバルに招かれ、大好評を博したのがきっかけで、台北に2号店を開くことになったとか。台北のお店には台南出身の常連さんが毎日押し寄せているようです。去年、台南に3号店ができて忙しくなったので、オーナーの許さんは台南に帰り、2号店はオーナーのお母さん、弟さん、娘さんが切り盛りしています。このお母さん、林秀英さんは76歳。タウナギを食べているせいか、今も元気でホールにでて、お店を見守ってらっしゃいます。
今回、ナビの質問に答えてくれたのは林おばあちゃん。カタコトの日本語でいろいろお話してくれました。ナビが取材途中、常連さんがたくさんやってきて、林おばあちゃんも大忙し。ある一組の常連さんが林おばあちゃんと日本語でお話しされていたので、思わず私も近付いていって仲間に入れてもらいました。その常連さんは台南出身で昔大阪に住んでいたとかで日本語がとてもお上手。話が弾み、ここのお店の宣伝までしてくれました。
「ここのお店は1食に6切れもタウナギを入れてくれて、その上安い!そして、あのおばあちゃんの顔を見てみなさい!福の神のような顔をしているだろ~?だからいつもこの店に来るんだよ!」この言葉を聞き、この店は福の神おばあちゃんに見守られている以上、スタッフも楽しく働き、お客様も楽しく食事ができるんだろうなーと確信しました。ナビも故郷に帰ってきたような、そんな気分になりました。
「炒鱔魚」はタウナギを醤油と黒酢、砂糖、塩、こしょうなどで約2時間かけてじっくりと煮込み、ネギや玉ねぎと一緒にあんかけにした料理。甘さと酸味が入り混じったタレがおいしさの秘訣だそうです。ナビも食べてビックリ!タウナギの柔らかさといい、黒酢の利いた甘酸っぱさといい、最高のコラボレーション!これはうな丼の原型かも?
炒鱔魚 (タウナギあんかけ) 160元
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この特性黒酢がミソ!
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炒鱔魚意麺
(タウナギあんかけ麺)
160元
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「意麺」と呼ばれる揚げ麺に、炒鱔魚のあんをかけた料理。常連さんにも大人気メニュー!
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炒鱔魚米粉
(タウナギあんかけビーフン)160元
ビーフンに、炒鱔魚のあんをかけた料理。これもまた細いビーフンにあんが絡み合い、なんとも言えない食感。
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花生糯米腸
(落花生ともち米の腸詰め)
80元
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烤香腸 (台湾版ソーセージ) 80元
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炸蚵卷 二本(カキ巻き)80元
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この3品は味がしっかり付いていて、ビールのおつまみに最適!でも、もち米入りなので、調子にのって食べるとすぐにお腹がふくれちゃうかも?気をつけて!他のおいしいものが食べれなくなっちゃいますよ。
肉燥飯 (豚肉そぼろごはん) 40元 じっくりと煮込まれているので、ひと噛みしたら肉がとろけちゃいました!普通の魯肉飯とは一味違う。
炒花枝 (イカの炒め物) 140元
イカと玉ねぎがたっぷり入ってるのでとってもヘルシー。これも特製黒酢で味付け。
虱目魚肚粥 (サバヒーのお粥)100元
サバヒーとは=主にインド洋から西太平洋の熱帯水域に広く生息し、ニシンやイワシの仲間に比較的近い。産卵期になると、台湾の南部海岸一帯などに稚魚の群が大挙して押し寄せてくるといった習性があることが知られており、養殖魚として市場で売られている。英名は身がミルクのように白い色をしていることから、Milkfishと呼ばれている。 サバを煮こんだような柔らかい食感、味は少し甘味があってナビはかなり気に入ってしまいました。一人で食べるとこれだけでお腹いっぱいになりそ~。ナビプラザからも近いので今度は一人でこれだけを食べに行こ~っと!
蝦丸湯 (えびだんごスープ) 70元
えびだんごは台南で作っているものを仕入れているとか。これもまた柔らかい食感がたまりません。
台南の「周氏蝦捲」という蝦巻きが有名なお店から特製杏仁豆腐の粉を仕入れて、娘さんがお店で作っているとか。この蝦巻きお店、去年に別のNAVI記者が取材に行き、サイトで紹介していました。蝦捲き屋さんがなぜ杏仁豆腐を?とお思いでしょう。聞くところによると、「言葉がでないほど蝦捲きはおいしかったけど、デザートがないのが残念。」というある日本人記者の言葉がきっかけで、店長の周さんがデザートを開発したそうです。去年の記事では、「必至にデザートを開発しているところ」と書かれていたので、最近できあがったばかりなのでは???ミルクプリンのようなとろける食感で、上には小豆がたっぶりのってて、それもまた杏仁豆腐の味を引き立てます。料理もサービスも雰囲気も、大満足の台北ナビでした。