老舗店で地元民に混じって食そう!レトロな喫茶店風巨大レストランは、庶民の味排骨飯(麺)が人気!
こんにちは、台北ナビです。
ローカルムードいっぱいの「東一排骨總店」は、台湾風トンカツ、排骨飯(パイコー飯)の店。地元民だけでなく、日本からの観光客にも人気です。ナビも大好きなお店のひとつ。ということで、ナビ取材班も再びおじゃましてランチしてきました!
3駅からアクセス可能
最寄りはMRT「西門」駅ですが、MRT「台北車站」やMRT「台大医院」からも徒歩で10分ほど。
周辺は昔ながらのショップや城中市場、また国家古跡の中山堂などがあり、ブラブラと観光やお散歩しながらおなかが空いたところで立ち寄るのに最適!
今回はMRT「西門」駅からプラプラと歩いてみました。だいたい徒歩5分ほど。お店のある通りに着くと、デカデカ&ピカピカとした看板が目に付きました。たくさん看板があり迷うことはありませんが、中が見えないので入りづらいような・・・。
なぜならお店は雑居ビルの2階にあるのです。
お客さんとおぼしき台湾人について階段を上っていくと・・・
なんだか不思議な空間が目に飛び込んで来ました。だだっ広い空間に椅子とテーブルがズラリ。ファーストフードのような・・・フードコートのような・・・。
そう!台湾にいるはずなのですが、どことなく昭和の日本に迷い込んだような雰囲気。80年代風のレトロな喫茶店ムードで、なんだか懐かしいような気持ちになります。オーナー廖福達さんのセレクトだというBGMもそんな気分を後押しします。
入り口からのぞいた中の様子もなんだか懐かしムードいっぱい!
|
|
テーブル上のメニューやナプキンの感じがレトロ喫茶でしょっ?
|
およそ500席もあるという広い店内は、食事時にはいっぱいになるといいます。そこで、昼(11~14時)と夜(17~18時半)の時間に開放されるのが「2階」と呼ばれる中2階になった奥のフロア。
こちらは2人掛けのテーブルだけでなく、大人数用のテーブルも用意されているのでグループさんも団体さんも一緒に座れちゃう!
変わらぬ人気の老舗店
排骨飯といえば台湾庶民の味。低価格でおなかいっぱい食べられるメニューとして、人々の生活に欠かせない一品でもあります。「東一排骨總店」はそんな排骨飯を提供し続けすでに40年以上。今も昔も変わらぬ味で、台北っ子の胃袋をグッとつかみ続けています。
オープン当初は別の場所だったといいますが、この地に移り早30年以上、見渡す店内はあまり変化がないような??オーナーによれば、「基本変わっていないよ」とのことですが、壁を塗りなおしたり、カーテンを替えたりといった大掃除的なお手軽リフォームをしているそう。
何よりビックリするのが、テーブルや床はもちろん、椅子の肘掛などすみずみまでピカピカなこと。昔からそこにあった風であるのに、新品かのようにピカピカ。
・・・その謎はお昼のピークを過ぎたころに解決。
客足が少なくなったのを見計らって、店員さんたちがせっせとお掃除を始めたんです。なるほど、だからいつ行っても清潔できれいなんですね!とはいえ、お食事中の方もいる店内での掃除は、日本人にとってはちょっと見慣れぬ光景かもしれませんが、これが台湾風。心おおらかに見守ってくださいね(笑)。
2000食の定食と2000食の弁当
迷ったらコレをオーダーしよう~排骨
一番人気は看板メニューでもある排骨。毎日の売り上げはなんと店内飲食用の2000食とお弁当受注の2000食とか。
オーナーの奥様何淑麗さんのオリジナルブレンドである排骨の揚げ粉は、揚げたてはもちろん冷めてもおいしい濃い目の味付けで箸が進みます。いずれも台湾産のその日に仕入れた鮮度の高い肉を使用。決して冷凍モノは使わないといい、それがあのジューシーさの決め手なのかもしれません。
カブリつきたい骨付きチキンの鶏腿
オーダー時にはちょっぴり高めかな?と思った
排骨飯セット130元。
ですが、ボリュームたっぷりの主菜とご飯や麺の量がハンパないこと(2人前はありそう!?)、付け合せの野菜類が豊富なことから、この値段も納得。それぞれ単品でもオーダー可能なので、女子や小食の方はお連れの方とシェアはいかが?メインを1つにご飯2つ、メイン2つにご飯1つ、などおなかの空き具合と相談してオーダーしてくださいね。
お箸やスプーンは店員さんが用意してくれます
|
|
醤油等の調味料はテーブルの下にあり。ご自由にどうぞ!
|
排骨<単品70元>※実際はカットされています
日本のトンカツと比べると排骨のお肉のペラ~ンと薄いこと!ですが、こちらのものは他店のものよりやや肉厚でサクッとジューシー。
排骨飯セット<130元>排骨+ご飯+日替わりスープ
|
|
排骨乾麺セット<130元>排骨+乾麺+日替わりスープ
|
※乾麺はスープ麺にも変更可。スープ麺の場合、日替わりスープはつきません |
鶏腿<単品75元>※実際はカットされています
柔らかなお肉とコショウのスパイシーさがたまらない!カラッと揚がり、揚げ物ながら脂っこくないのがイイですね。
鶏腿飯セット<130元>鶏腿+ご飯+日替わりスープ
|
|
鶏腿乾麺セット<130元>鶏腿+乾麺+日替わりスープ
|
※乾麺はスープ麺にも変更可。スープ麺の場合、日替わりスープはつきません |
魚排<単品70元>※実際はカットされています
サクっとフワっとした皇帝魚のフライ。あっさりとした白身魚で ピリリとした豆板醤風味のソースでいただきます。
魚排飯セット<130元>魚排+ご飯+日替わりスープ
|
|
魚排乾麺セット<130元>魚排+乾麺+日替わりスープ
|
※乾麺はスープ麺にも変更可。スープ麺の場合、日替わりスープはつきません |
ご飯<単品60元>ご飯にかかった魯肉は、ダシやネギと共に煮込んだオーナーのオリジナルレシピ。付け合せの小菜3種ものり、ご飯が見えません・・・!これだけで十分おなかがいっぱいに!
乾麺<単品60元>
軽く2玉分はあるのではないかと思われる大量の麺。やはりオーナーレシピの魯肉がたっぷりかかっています。よく混ぜてから食べるのが鉄則!
今日の日替わりスープはカリフラワー
|
|
ほかにカレーなども。小菜類もあり
|
朝からガッツリ、中途半端な時間もガッツリ
営業は9時半~20時半まで。この手の店にしては朝早く、夜はちょっと早めのクローズです。また、通常台湾のレストランは午後~夕方にかけては昼休憩があり、ちょっと遅めのランチを・・・なんていうとどこも開いていなくて途方に暮れることも。
そんなときには迷わずこちらへどうぞ!
但し、お客さんが少めのときには一部客席の電気が消されたエコモード。ですが、営業中なので遠慮せずにどうぞ!
さらに、店内奥にはドリンクカウンターもあり喫茶メニューのオーダーも可能。コーヒー紅茶にフレッシュフルーツジュースやフルーツプレート、アイスクリーム類、さらに台湾ビールもありますので、歩き疲れたときの休憩タイムに利用するのもよさそうです。
ベテラン店員さんがご案内
オーナー夫人とお嬢さん
店員さんたちは店とともにあり、年季の入ったベテランさんぞろいで皆親切。日本語ができる方もいて、フレンドリーにいろいろ教えてくれますよ!そんなところも台湾らしさを感じられるお店です。
ローカルムードを味わいたいなら庶民が愛する「東一排骨總店」へぜひいらしてみてはいかがでしょうか?
以上、台北ナビでした。