非常桟(台中市)

非常棧

閉店・移転、情報の修正などの報告

味、値段、雰囲気ともに思わず「讃!」。世界で一番おいしい料理は広東料理と言い切るオーナーが、新鮮な海鮮や食材を使ってもてなしてくれます。



☆ 「讃!(ツァン)」=イケてる、すごい、素晴らしい、等の意味の褒め言葉。親指を立てて短めに発音します。食べ物以外にも、物や風景を賛辞するときにも使えます。台湾にいるときに、きっと何度も使う機会があるでしょう。

とっても目立つ2階の壁一面赤いお店

こんにちは、台北ナビです。台中市の南区の大きな通り、五権西路と東興路の交差点近く、ひと際目を引く赤い大きな看板に、「非常桟」の文字。

日本語のイメージだと、「非常口」「非常事態」などの少し悪い方のイメージがある「非常」。中国語では、その意味合いはなくて、ただ程度を示すVERY MUCHの意味。だから「非常謝謝」なんて言う言い方もします。

このお店、店名を聞いたときに、「非常讃」と聞こえたので、実際に「桟(旅館や貨物の意味から転じて、料理を提供する店の意味)」を言う文字を見て、「掛詞」だったと分かりました。オーナーの遊び心と料理への自信がうかがえます。

今回は、ナビのほかに、同僚ナビ1名と、台中在住の3名の日本人女性も試食係として参加してもらいました。

★ Hさん  台中市内の私立大学大学院生。台湾歴5年。B級グルメ、夜市屋台料理の情報多し。味覚は普通の台湾の学生さんと変わらないそうです。(ほぼ台湾化しています)

★ Sさん  Fさん ご主人の仕事の関係で来台。お二人とも台湾歴3年。市内の数々のレストラン、食堂、惣菜店、デパート、お土産店等、日本人主婦のネットワークで情報豊富。ナビも、いつもみなさんから情報を提供してもらっています。主婦のみなさん、味と値段にはとっても厳しいんですよ。今回も、感想をストレートに言ってもらいました。

1階



店内の装飾は、中国風に統一され、紅、黒、白、金とはっきりとした色調。所々に飾られた置物も目を楽しませてくれます。

2階




中国風のデザイン。仕切りを使って、自由に部屋の大きさを変えられるので、小(20名)~大宴会(450名)が可能。日系企業の食事会、パーティも多いそうです。結婚式には、中国風の演出が好評。

個室




1階には、個室が4部屋。平日は、6000元以上、休日は8000元以上の消費があれば利用できます。

10人用 2部屋 
50人まで 2部屋


新鮮な海鮮を毎日食べて、コラーゲンをたっぷり補充しているのよ、と笑顔が光り輝く老板娘。その張りのあるツヤ肌が魚のコラーゲンの良さを証明しています。

澎湖島直送の新鮮な海鮮と正統派点心

今回は、お店でも人気のある海鮮料理と、点心を中心に紹介してもらいました。お店で使う海鮮は、澎湖島で水揚げされたものを主に使い、鮮度には特別気をつけているそうです。今回は出ていませんが、お刺身も人気メニューです。

飲茶といえば、お茶。このお店では、烏龍茶、プーアル茶、ジャスミン茶、菊花茶から選んで飲み放題(茶葉を何度でも取り替えてくれます)で、各テーブル1種類。

────────── 【点心類】 ──────────
非常桟では、点心メニューも豊富。食事、お茶請け、デザート、少しずつ選んで、たくさんの味を楽しめます。現在30種類で68~120元。
☆ 水晶鮮蝦餃(4個)

新鮮でプリプリの大きめの蝦のみ、透明でモチモチの皮に包まれています。シンプルなだけに、蝦の新鮮さが命。赤酢やマスタード、醤油が添えられてきますが、なるべく少しだけつけて、蝦の味を楽しみましょう。


Fさん談:こんな大きな蝦が包まれているのは初めて。
☆ 蟹黄蒸焼売(4個)

これもおなじみ、蟹ミソのせシュウマイ。マスタードと醤油をちょっとつけて蒸したてをパクリ。新鮮な豚挽き肉の味+海の味、これまた何個でも食べられそう。


Sさん談:子供の喜ぶ味で、ご飯にも合う。
☆ 蜜汁叉焼包 (3個)

甘めに味付けした刻み叉焼がたっぷりとフワフワの蒸饅頭の中に入っています。


Hさん談:甘いのが苦手な方にはきつい甘さかも。 私には甘すぎみたい。
Sさん談:この料理にありがちな香辛料のきつさがなく、子供も食べやすい。
☆ 芝麻鮮蝦餅(3個)

春巻を長方形に平べったくして、ゴマをまぶして揚げた一品。中身は、芝海老とニラなどの野菜入りで黒胡椒が効いています。


Sさん談
:ゴマは香ばしいけど、中の海老餡と皮の部分の揚げ油と重なって、少し重い感じ。でもお茶をたくさん飲めばすっきり。お弁当のおかずにしたい。



────────── 【一品料理】 ──────────
☆ 龍鬚玉荷包(1個)

中身は海老がメインの海鮮餡。素麺を衣に揚げたので、サクサクパリパリ。レタスにくるんで食べるのでさっぱり。この揚げ物はかなりの高度テクニックだそうです。


Hさん談
:見た目もきれいで食欲そそる料理。冷めても脂っこくなく、ぱりっとして良かった。
☆ 一品海鮮(保+下に火) 

なまこがメインのとろりと仕上げた海鮮鍋。なまこは見た目こそ日本人には手が出しにくい食材ですが、硬くなく、臭くなく、味自体もそんなにないので、海鮮鍋の味付けによく合って美味。なまこはコレステロールの心配なしでゼラチン、コラーゲンたっぷりの健康食材。老板娘おすすめの料理です。

Fさん談:ここのなまこは一口サイズに切って料理されているので、食べやすい。以前違うところで食べたものは、1本なまこで、見た目で誰も食べなかった。
Sさん談:ご飯にかけて海鮮丼にしたらきっとおいしい。(日本人は、丼が好き?)
☆ 珍味羊小排

子羊の中華風リブステーキが6本ほど盛り上げてあります。
見た目どおりのこってり味。花山椒がところどころピリッとして、臭みも無く軟らかいステーキ。

 Fさん談:こんなの初めて。 中華の味付けのようでもあるし、違うみたいだし。
味が濃いので臭くないのかな。
Sさん談:普段羊は苦手なので食べないけど、これは大丈夫。ジューシーでやわらかい。

☆ 広州炒麺

海鮮餡が揚げ麺の上にたっぷりかかった揚げ焼きそば。ほどよく揚がった麺に、しょうゆベースの海鮮とろみ餡がかかって、この1品を食べるだけでも来店の価値あり。


Fさん談:ここの麺の太さと揚げ具合は、台湾でもいろいろ食べたけど、ここが一番良い感じ。
 
☆ 清蒸謄石斑 (時価) 

ハタの蒸し物。うろこはきれいに処理されていて、さっと蒸しただけのシンプルな料理。しかし、広東料理の真髄は、新鮮は海鮮の持ち味を損なわないで料理することだそうで、おすすめの一品。メニューには書いてなく、魚料理を食べたいというと、その日の魚の仕入れ状況と人数によって料理してくれるので、値段はその都度聞いてください。この魚もコラーゲンがたっぷりで、お肌や関節によいので是非食べてください、と老板娘。

Sさん談:時価っていうのが怖いけど、オーダーのときに、ちゃんと聞いて、相談すれば大丈夫よね。今回は、5人でも食べきれないくらいの量だから、家族で来た時はこの半分くらいにしてもらいたい。

────────── 【デザート】 ──────────

☆ 杏仁凍豆腐

ココナッツミルクベースで、杏仁の香りもきつ過ぎず食べやすい。

Hさん談:私は杏仁のにおいがだめなので、この量でもきつい。
Fさん談:中華料理のデザートの定番だから、これは食べないと!

────────── 【ランチ】 ──────────

 平日の昼のみランチがあります。

以上、台北ナビでした。
 

記事更新日:2009-08-07

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-10-03

スポット更新日:2008-08-07

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