杏仁豆腐の専門店をついに発見☆杏仁にとことんこだわりを持つ店でヘルシーな感動を!
こんにちは、台北ナビです。台湾のスイーツといえば豆花に愛玉、マンゴーアイスあたりがポピュラーなところ。しかし、「中華なデザート=杏仁豆腐」と思い浮かべるのはナビだけでしょうか?だって日本で中華料理を食べたらデザートは決まって(?)杏仁豆腐がでてきます。近頃はコンビニやスーパーでだってプリンやゼリーとならんで売っているはず。でも、どうしてぇ~?台湾じゃあまりお目にかかれない杏仁豆腐。さ、さみしい…と、台北の街をブラブラしていたら見つけましたよ、「杏仁豆腐」の文字。さっそく取材交渉ですっ!
本日訪れたのはMRT「西門」駅の目と鼻の先にある「于記杏仁豆腐」。店名にデカデカと杏仁豆腐の文字。これは期待できそう!と、取材をお願いすると…なんと悲しいことに「お断り~」。何でも以前、地元メディアに登場した際、あまりの反響にお客さんが殺到、満足のいくサービスができなかったとか。 「それではお客さんに失礼だ!」と考えたオーナーはその後、一切のメディアをシャットアウト。それでもその味やマスコミに登場しないことがかえって噂となり、お客さんは増える一方。ナビが訪れた日も「本日売り切れ」の品もでるほどの大盛況ぶりでした。そんな「于記杏仁豆腐」ですが、ナビの杏仁豆腐への熱意が買われ(!?)晴れて取材許可がおりました!(数週間待ったかいがありました~^_^)本日は日本のみなさまに、こっそり「于記杏仁豆腐」のおいしさをお届けします。
白を基調とした店内。カラフルな椅子がポップな感じ~
|
|
10~20代というヤング(死語!?)な店員さんたち
|
アーモンド好きなオーナーが始めました!
こちらのお店、店名に「杏仁(アーモンド)」と掲げるほどですから、店で売られる商品はみ~んなアーモンド製品です。これぞTHE☆アーモンド専門店。1,2種類の杏仁モノを扱う店はあっても、商品ぜ~んぶアーモンドの店は恐らく台湾ではここだけ、世界中探したってそう簡単に見つかるものではありません。それにしてもアーモンドってこんなにもおやつに適しているの??というほど、いろんな種類があります。もちろん、一番のメインは杏仁豆腐。それから台湾でよく見かける杏仁汁(ジュース)、あとはアーモンドクッキーやアーモンド小魚までも売っています。でも、ナビ大好物のアーモンドチョコはなぜかありませんでした…なぜ~?ところでこのお店、みなさんの推測どおり、アーモンド大好き♪というオーナーが始めました。アーモンド好きにはほ~んとたまらない、アーモンドづくしのこちら。ナビにとっても夢のようなお店であります。(ちなみにオーナーは…男性でした~^O^)
杏仁の種類もさまざま。アメリカ産や中国産…それぞれの長所を生かし、使い道を決めています。だから杏仁豆腐の杏仁とアーモンドクッキーの杏仁は違うんです。食べ比べてみてもおもしろいかも。
美容と健康にバツグン!な杏仁でキレイに~
漢方薬の一種としても知られる杏仁は美容・健康にとてもよいとされ、ここ台湾の人が好んで食するもののひとつです。美白や老化防止に効果があり、風邪をひいた時の咳止めにはうってつけだとか。また、ストレス解消にもバツグン!と聞けば、ほおっておかないのはナビだけではないようです。ここ「于記杏仁豆腐」にはおいしさだけでなく、そんな2次的効果を狙ってか、若い人からお年寄りまでやってきて、ヘルシースイーツを楽しんでいるようです。さて、みなさんはどんなものを食べているのかな~?ちょっとのぞいてみましょう!
<つめたいデザート>
杏仁豆腐 <保存期間:冷蔵で3日>
店長おすすめ、開店当初からの定番商品がコレ!大きめカップに入った杏仁豆腐に別パックされた杏仁ミルクをかけていただきます。柔らかめの杏仁豆腐がスルっとのどを通り抜けていく感じがイイ~!
杏仁の味と香りは控えめながらあっさりとしたソースが効いています。杏仁の香りが苦手な人もこれならきっとOKはなず。「パックを切る際にお使いください~」のハサミが各テーブルにある心使いが立派!
--------------------------------------------------
杏仁玉豆腐 <保存期間:冷蔵で3日>
こちらの杏仁豆腐は「玉(ヒスイ)」のように滑らか。ぷるるんとしていて上記↑の杏仁豆腐よりさらにつるるんとした感じ。サイズは小さめですが、そのせいか、杏仁の濃厚さはバッチリ!香りもフワッと鼻をとおり抜けていきます。これぞ杏仁豆腐といった風格。
--------------------------------------------------
杏仁雪花冰(招牌・五福・綜合)
雪花冰はぜひともチャレンジして欲しいアイス。ナビのイチオシでもあります!普通のかき氷と違って、杏仁ミルクを凍らせて削っているからまさに雪の花のようにふわふわ~。この感じ、台湾の人は「綿綿(みぇんみぇん)」って言いますが、ほ~んと綿みたいっ♪口の中で解けていきます。雪を食べたときってこんな感じ!?招牌は豆類、五福は湯圓(白玉みたいなおだんご)、綜合はお豆と湯圓のミックスです。
--------------------------------------------------
<あたたかデザート>
熱杏仁豆腐
冬の新定番、あたたかい杏仁豆腐は2006年10月に店頭に並んだばかり!日本ではあまり見かけませんが、さすがあたたかいデザートも豊富な台湾!杏仁豆腐もあったかくなって登場です。あたたかな杏仁ジュースの中に、うすーく切られた杏仁豆腐が入っています。こちらの豆腐は冷たい杏仁豆腐よりやや固め。それでも食べるとつるんとしたノド越しなんです~。
--------------------------------------------------
紫米杏仁豆腐
紫色したお米と杏仁豆腐のコラボレーション。初めはお米のデザート!?とちょっとビックリしましたが、食べてみれば意外!これは正真正銘スイーツです。甘さ控えめでと~っても食べやすい。あんこ系の甘さが苦手なナビですが、これならイケる!あったかさも相まって、体に優しい・心に優しいスイーツとなりました~。
--------------------------------------------------
熱杏仁汁 45元(珍珠入り50元)
パールミルクティといえば台湾の定番ジュース(ティー?)ですが、それの杏仁ジュースバージョンがこちら。今回は季節柄あたたかいのをいただきましたが、冷たいのももちろんOK!(値段は同じ)温かいものは小さめのどんぶりみたいな器に入って出てきますので、レンゲですくっていただきます。これがなんとも素朴でチャイナなデザートっぽいのです☆
--------------------------------------------------
もちろん、天然の杏仁だけを使っています。他店じゃ寒天など混ぜたりしていることもあるというからご注意を。やっぱ自然のモノでないと杏仁の持つ味と効果はあらわれません!
おみやげに持ち帰りた~いっ!!
杏仁豆腐や杏仁汁はとても繊細な食べ物&飲み物。だから保存は冷蔵で3日間のみとちょっとおみやげとして日本に持ち帰るのには心配な感じ。とりわけ暑い夏の季節にはおすすめできません。が、おみやげに最適なお菓子もありました。それがクッキー類や牛乳キャンディーなど。店内で杏仁豆腐やアイスなどをいただき、その後はおみやげをゲットして行くってのが一番ナイスな「于記杏仁豆腐」的楽しみ方ではないでしょうか?(ちなみに、ナビはうっかり冷蔵庫に入れ忘れて1週間…の杏仁豆腐はすでに食べ物ではなくなっていました…残念!それほどまでにデリケートなのです。「それでもどうしても日本へ!」の方は出発当日にリスクを覚悟で買い求めるのがベター。それもあくまで「冬季限定」と考えた方がよさそうです)
<おみやげデザート>
杏仁牛軋糖
ほんのりあま~いミルクソフトキャンディーの中にはたっぷりのアーモンドが。実はこの牛乳キャンディーは台湾の旧正月によくいただくお菓子。だからとってもポピュラーなのですが、カリカリっと香ばしいアーモンド風味は他では味わえないっ!!こちらはアメリカ産のアーモンドを使用しています。
--------------------------------------------------
杏仁花生糖 (写真左)(写真右)
サクサクっとした歯ざわりのちょっと固めのアーモンドクッキー。表面にたくさんのアーモンドチップがまぶしてあります。小さめサイズ&手ごろな値段もちょっとしたおみやげに持って来い!?
--------------------------------------------------
杏仁丁香魚/杏仁桜花蝦
こちらはお菓子というよりおつまみという方が正しいかも!?小魚アーモンドと桜エビアーモンドです。甘いのが苦手なお父さんへのおみやげにチョイスすれば評判も上々!なはず…(ナビは自分用ビールのおつまみにゲット☆ですけど。)
上記ほかパイや瓦煎餅などもありますが、残念ながらナビが伺った夕方にはすでに売り切れに…お目当てのモノがあれば、早めに行くのが無難かもしれません。
以上、アーモンドづくしをお楽しみください!・・・台北ナビでした。