台湾人がオススメする台北郊外の基隆名物・廟口夜市グルメ!ここならではの「栄養三明治」や「泡泡冰」、「雞捲」「鼎邊銼」……さらには台湾一おいしいと噂の魯肉飯(ルーロー飯)まで、何を食べてもおいしい♡
こんにちは、台北ナビです。
台北から車で約40分のところにある基隆。台北からはとっても近いのでチャンスはいつでもある!とついつい来そびれていました。
今回は廟口夜市グルメを食べるべく、夕食後駆けつけたのですが、正直、夕食を抜いてここで食べまくれば良かった!!と後悔したほど……。
台湾人のおすすめリストをご紹介!これを食べれば間違いなし!
さて、今回ナビは幸運にも台湾人のお友達と一緒にやって参りました。この基隆廟口夜市取材のために、宿題してきたよ~とナビに一枚の紙を見せてくれました!これには友達からのオススメ、ネットで紹介している記事でほとんどみんながおいしい!と書いてあるものをピックアップ!!すんごい意気込みです。
でも、聞いているとみんな○○番の○○を売っているお店がおいしい!と言っているんです。実はここ基隆廟口夜市では屋台に番号が振られているんです(廟の前の通り「仁三路」)。これなら中国語がわからなくても数字を探せばOK~!
ちょっと笑っちゃう日本語も書いていて親切です~。それでは早速基隆廟口夜市へと繰り出しましょう♪
提灯に囲まれている夜市
黄色い提灯が灯るのは週末!
台湾に数多く夜市はあれど、黄色い提灯に囲まれている夜市をナビ、初めて見ました!雰囲気バッチリです。
台湾の夜市は基本的に廟の周りに形成されることが多く、基隆廟口夜市は名前からして必ず廟があると思わされますよね。基隆廟口夜市が指す廟は「奠濟宮」。ここを中心として「仁三路」が栄えていきました。廟の中にも老舗屋台があるので、是非チェックしてみてくださいね!
【16】「天婦羅」 30元/持ち帰り 小60元・大120元
【16】「天婦羅」 30元/持ち帰り 小60元・大120元
何十年も続く老舗店。廟口夜市と言えば「天婦羅」というほどで台湾某人気ガイドブックにも1番手で登場しています。
「天婦羅(テンプラと読む)」は日本語からきていますが、日本のとは、と違う食べ物。でも日本にもあるんですよ、似たような食べ物が。それは薩摩揚げ。その昔、薩摩(鹿児島)の人が薩摩揚げをテンプラと伝えたことからこの名前が定着した模様。
関西でも薩摩揚げのことをテンプラって言いますよねっ!
台北ナビスタッフが絶対食べるという16番の「天婦羅」
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揚がったばかりの天婦羅
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けれど姿は同じでも、すでに台湾オリジナルの食べ物に……。
魚はなんと鮫のすり身を使用(鮫の味?というか魚の味がしっかりします)そして、食べ方も台湾式にキュウリと甘いタレでいただく、つまみ風。油で揚げているのにさっぱりしていてパクパクいけちゃいます。
ナビ一行はみんなで歩きながら食べたのですが、5分くらいで完食!みんなの食べる勢いに負けじとナビもパクパク食べてしまいました。
食べ歩き用に箱に入れてもらうこともできます
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椅子に座って食べるのも趣きがあります
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【37】「沈記泡泡冰」 45元
グ~マークが印象的!
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ここの人気は遠くからでも目につくはず!
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柔らかアイスの泡泡冰(パオパオピンと読む。かわいいでしょっ?)も外せないシロモノ。ちょうど天婦羅を食べてのどが渇いていた時だったので、思い切って1人1つ注文してしまいました!
一番人気は花生(ピーナッツ)。でもさっぱりとフルーティさも味わいたいなら「情人果(青いマンゴー)」もオススメ。ほのかな酸味と甘味で病みつきになるのだとか♪
【37】「沈記泡泡冰」45元(ピーナッツ味)
ナビはピーナッツをいただきました。ピーナッツなのに爽やか!こりゃぁ、ピーナッツがオススメだって、お店の人も行列に並んでいる人も言うのがわかります。でも、やっぱり南国台湾だとはいえ、冷たいものを1人1つ食べるとさすがにお腹がいっぱいに…。仲良し同士で行くなら2人1つくらいの気持ちで行った方がいいかもです。
ちなみに2つ隣の41番の陳記泡泡冰も人気のようでした!
圳記紅燒鰻羹 70元
圳記紅燒鰻羹 70元
廟口夜市でオススメを教えてください!と基隆人に聞くと必ず上がるのがこちら「圳記紅燒鰻羹」。提灯が灯っている路から東に折れた愛四路にあります。
最近は値段が上がってしまってね……とみなさんが言うのですが、それでも特色があるのはやっぱりここ~!と声を合わせて言います。期待を胸にいざ~!
この屋台の後ろの細い道にテーブルが並べられています
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フライされた鰻ちゃんが今か今かと出番を待っています
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見た目の油っこさとは違いあっさり味。油で揚げたはずの鰻ちゃんも歯触りよく、お箸が進みます。でも骨がかなりあるので一気には食べず、ひとつひとつゆっくりと噛みしめながら食べてくださいねっ!スープまで飲み乾して、満足!みんながオススメするだけのことはある!一品です。
【58番】「營養三明治」 55元
【58番】「營養三明治」 55元
これを食べなきゃ、基隆廟口夜市に来たとは言えないよ~!と連れられてきたのは、「營養三明治」。
基隆廟口夜市には色々な三明治が売られているのですが、この58番は見た目もインパクト大!細長い揚げパンをはさみで豪快に2等分!たっぷりのマヨネーズにキュウリ・トマト・ハム・黒い玉子を一気に挟みこみ出来上がり~!
これってカロリー大丈夫?と思いながら食べてみると、マヨネーズからヨーグルトのようなお味がして美味~~!ナビ結構好きな味です。このマヨネーズは市販されているものではなくて、自家製!あま~いだけの台湾マヨネーズがこんなにも爽やかだなんて!!お腹がいっぱいであることを忘れてナビは完食~!
【62】『金興蔴米老』
【62】『金興蔴米老』
頭上の看板には「揚さかりんとう」となっています……深くは追求せず、「あ~、かりんとうね…」と納得しましょう。こんなヘンテコ日本語もご愛嬌の台湾です!
さて、このかりんとう、日本のモノとはかなり違ってデカイのです!イメージ的にはおはぎをもう一回り大きく・細長くした感じ。もうひとつの違いはかりかりとはせずネトネトとした食感!ひと口目食べた時は歯にくっついてしまう~!と思ったのですが、食べ進めているうちになぜか歯にはくっついてないという不思議な感じ…。
ナビ一行はミックスを注文し、中にはピーナッツ・白ゴマ・黒ゴマ・もち米が入っていました。味は特別おいしい!ということもなければまずいということもなく…至って普通…。バラマキ土産に良いかもですが、ひとつひとつが大きいのでスーツケースにスペースがあれば台湾お土産に是非~。
【1】『鮮果汁大王』
【1】『鮮果汁大王』
入口付近にある店番号①番のジュース屋さん。夜市内に数多くあれど、この①番のお店が人気なんだとか!
よく見てみるとフレッシュジュースはその場でカットされミキサーへ!並べられている果物も新鮮です。
飲むと笑顔になっちゃうおいしいフレッシュジュース♡
おじさま2人で黙々とジュースを作っているのですが、ひとつひとつ丁寧に作ってくれ、ナビの注文したぶどうジュースでは、ちゃんとざるで濾してくれました。もちろんフレッシュジュースでも砂糖と氷の量はきちんと指定してくださいねっ!ナビはいつも微糖か半糖にします。
夜市のコツとしてジュースなどを持ちながら食べ歩くとノドが渇いた時にすぐ水分補給できて◎です。なので、①番にあるこちらのお店でジュースを購入してぶらぶら歩くことをオススメ。
寡黙に作るおじさまの姿を見ながらジュースが出来上がるのを待つ時間も最高!
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パパイヤミルクと栄養三明治ってなかなか相性いいんです♡
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【31】『天一香』
【31】『天一香』の魯肉飯(ルーロー飯)
台湾には数多く魯肉飯はあるけれど、ここの魯肉飯が美味だ!と基隆人が力説していました。
基隆人の芸能人羅志祥(ショウ・ルオ)もここの魯肉飯(ルーロー飯)を小さい時から食べていて、大好きなのだとか!
地元民、観光客どちらからも人気があるので、いつでも混んでいますよ~!
食べられなかったけど・・・
今回ナビは夕食を食べてから、夜市へ行ってしまうという作戦ミスを犯してしまいましたが、台湾人の友人のオススメショップを紹介していきたいと思います!是非参考にしてみてください。
そして是非口コミにてどうだったか教えてください!
【31】『肉羹大王』
2種類の豚足とエビみぞれスープのお店。みぞれスープとはトロみのついたスープのことのようです。とろみスープは正直夏の暑い時期には…。冬にまた出直したいと思います。また、基隆廟口夜市に行ったら豚足だよ~!食べてないなんて信じられない…とナビスタッフに冷たい言葉をかけられてしまったほどおいしいのだとか……。また出直します……、無念。
『三兄弟』
西門にもある三兄弟。元祖はこちら!
基隆廟口夜市でも外せないマストスイート豆花。このお店のいいところは屋台ではなく、立派なお店であること!暑~い夏、クーラーガンガンの店内はやっぱり天国のよう!
こちらの三兄弟で豆花を食べたことのあるものに聞いてみると、タピオカの中に小豆が入っている「包心豆花」がスタンダードだけどおいしい!とのこと。のど越しがよく、甘さも控え目なんだとか。あぁ…涼めば良かった…。
人混みを避けて一段と明るい黄色の看板を目指しましょう!
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入口はこんな感じ
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『奶油螃蟹』
まさかここに行ってないなんて……。と同情のまなざしを向けられてしまったナビ。
でも、こちらのカニのバターホイル焼きを食べたことがあるナビ友(日本人)曰く、食べづらいの……。とのこと。しかもカニは置いといて、付けられている玉ねぎにカニの味がしみて最高においしいのだとか……(置かれたカニさんの味って一体……)。
200元という値段も屋台にしてはお高めの設定なのに、ナビスタッフ内では好評だったこのカニのバターホイル焼き。日本人と台湾人の味覚は違うのかな……。
気さくにこちらで使っているカニはベトナム産だよ~と言ってくれるオヤっさんの人柄にも魅かれるところ。うぅ~ん、今度は試してみよう!
お腹がいっぱいになったらウォ~キング!
お腹がパ~ンパンだったので、ダイエットも兼ねてぶらぶら歩いてみました。
廟の前の番号が振られている通りは100%食べ物の屋台ですが、L字型に繋がっている愛四路上には食べ物の屋台はもちろん、服や雑貨のお店でにぎわっています。
ナビはこのごちゃごちゃした感じ大好きなんですが、それ以上にせっせと働く方の姿を見ると、なんだか元気をもらえるんですよね~。
若者がいきいき働く姿もいいですね~。しかもおいしそう!!
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何かお探しですか~?
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ナビより夜市めぐりの注意ポイント
●取材日は幸運にもお天気に恵まれましたが、基隆は雨が多いことで有名。雨具を持っていった方が安心です。
●ティッシュが置いてない店もあります。またカニやアイスなどベタつく食べ物も多いので気になる人はウェットティッシュを携帯しましょう。
●トイレは基隆駅、駅バスターミナル、奠齊宮(要:お掃除代10元)、三兄弟(もちろんオーダーしましょう)などを利用しましょう。
●ビールを出すお店は三兄弟付近の通りにありますが大変少ないです。どうしても飲みたい人はコンビニなどで買って持っていく方がベター。
●基隆は九份や野柳への通り道でもあります。昼間はここからバスに乗り、さらに郊外へ出かけ、日暮れと共に夜市に帰ってくるのもいいかもしれません。
食べて遊んで買い物して……。屋台の種類が豊富なのにローカル色が豊かでどこかほのぼのしている夜市、基隆廟口夜市。九份から少し足を伸ばして訪れたい!というよりもこの夜市だけのために来たい!そんな魅力的な夜市でした。
やっぱり台湾人が熱く語るだけあります!
以上、夜市に行く前は、もう絶対に夕食を食べない!と心に強く誓ったナビがおとどけしました。