「滷味」って何?ザル片手に食材を取り、行列をつくる人たちを徹底調査しました!
こんにちは、台北ナビです。夜市の屋台などで店頭に食材がギッシリ並び、みんながザルを抱えて必死になって食材を選んでいる不思議な光景を見た事ありませんか?そして、そのザル片手に行列をつくっているのです。しかもナゼかカップルが多い…?!今回はぜひ試してみたい、そんな台湾料理のひとつ「滷味」についてご紹介したいと思います。
滷味とは?
「滷味」とは?
“滷=丸ごとの鶏やアヒルなどの香料を加えた塩水や醤油”つまり、それで煮込んだ料理が「滷味」ということです。台湾独特の調味料のひとつですね。
(1) ザルを手に好きな食材をチョイス。
ココで野菜や肉類など、バランスよく取るのがポイント。
(2) 選んだ食材のザルをお店の人に渡す。
どんな食材を選んだか覚えておくのがベストです。どれが自分のかわからなくなります。
(3) 野菜など大きな食材は奥でお店の人が食べやすい大きさにカットしてくれます。
(4) 流れ作業のように、ひとザルずつ次から次へと煮込み鍋へ勢いよく放り込まれます。
(5) 煮込まれた具材をお皿に盛られて完成。ネギや特製ソースのほか、お好みで辛いソースなどをかけてくれます。
食材あれこれ約60種
豆腐、厚揚げ、豆干、つみれ、ハンペン、昆布、天ぷら、かまぼこなどの豆腐やネリもの系。鶏の心臓、モツなどのホルモン系。ソーセージ、鶏の足、首、肉団子などの肉系。うずらの卵などの卵系。しいたけ、アスパラ、えのき、ピーマン、大根などの野菜系。この時期は旬の野菜としてタケノコもありました。あとは玉子麺や春雨など。
価格設定は、1品10-50元くらいでほとんどが20元です。2人くらいで食べるのが一般的のようで、ほとんどの人が2人で1カゴ選んでいました。2人だと7種類くらいが妥当でしょうか。平均140元ほど。
いつも行列人気店
このお店は師大夜市でも注目の行列店。雑誌やテレビなどでも紹介されるほどです。多い時は約20人もの行列が続いていますが、煮込み時間も短く、とにかく手際がいいのでアッという間です。基本的に屋台なので、このお店自身に席は設けいてないのですが、2F席もある後ろの喫茶店で食べられるシステムになっています。各階にドリンクカウンターがあり、1人ワンドリンク制になっています。
で、お味はいかに!?
店頭で順番待ちをしていると、サッと煮込んだだけに思うのですが意外に味がしみ込んでいるのです。日本でいうオイスターソース系に近いですが、まったく違います。野菜もたっぷり食べられるので、女性には嬉しいかもしれませんね。また、ちょっと物足りない人には玉子麺がオススメです。
2人くらいで分けて食べるのがちょうどいい量なので、やはりカップル受けがいいのでしょうか。もちろん、家族や友達同士でつつき合って食べる人も多いです。一見、店頭の異様な雰囲気に圧倒されてチャレンジをあきらめていた人も、これを機に、ぜひ試してみてください。
以上、台北ナビでした。
(※上記内容は移転前のものです)