★ミシュラン・ビブグルマン店★ 行列必至の朝ごはん屋さん。台北の1日の活力はこのおいしさにあり!
早安(おはようございます)、台北ナビです!
本日やってきたのは、言わずと知れた人気朝食店、「阜杭豆漿」です。ガイドブックの常連店でもあり、「チェック済み!」「トライしたよ!」「リピートしてる!」なんて方も多いのでは?もちろん、台北ナビだってご紹介済みです。しかーし、「最近の様子はどうなの?」ということで再び訪れてみることに。
それでは、おなかを空かせて行ってきまーす!
駅近ビルの2階にあり!
駅から徒歩1分のビル内に
MRT「善道寺」駅出口5脇に建つビル内にあるのが、本日の目的地、「阜杭豆漿」です。
ビルは台北市中正区の区役所で、低層階には「華山市場」があります。市場と言えば、生鮮食料品や生活雑貨類を販売するだけにあらず、たいてい食堂街も備わっているものですが、こちらもその例にもれず。2階はフードコートとなっていて、その一画にあるのが「阜杭豆漿」というわけです。
ウワサの行列はコレか!?
行列の目印はコレ!脇には伸びる列が
皆さんももちろんご存じのことでしょう…「並ぶよ~!」という事実。そう、「阜杭豆漿」は行列のできる朝食店なのです!当然ナビも心して参りました。でも朝は苦手……なので、出勤ピークを過ぎたであろう平日の9時20分に到着。「少しは列も短くなっているかしらん?」と駅の階段を上がると……。
「
おぉぉ!行列じゃーーー!」
きっとこれが「阜杭豆漿」の行列に違いない!でも列が長すぎて店は見えず(だってここはまだ1階ですぞ)、これが目的の行列なのかどうか……。それと示すような看板には店名はなし。並んだ先に目的じゃない店があったら超悲しい……。心配性のナビは最後尾の人に尋ねてみました。答えは当然のように「阜杭豆漿の列」とのこと。「よし、並ぶぞ~!」
※11時台には別店舗の行列もあるのでご注意を!
試食配布ももはや名物!?
階段へも続く列
ナビのスタート地点は、市場1階のメインゲート近く。それからビルの角を折れ、10分くらいで階段下の入り口へ。スマホいじってたり、おしゃべりしてたらあっという間!
階段辺りに差し掛かると、叫び声を上げるオジサンの姿が。「阜杭豆漿」の人かと思いきや、2階で中華菓子を売る「福記餅店(満福堂)」の店主でした~。列に並ぶ人々を労うかのように試食を配り始め、ちゃっかり(!?)宣伝。おなか空きすきのナビ、このひと口がやけに心に染みました……Win-Winってとこ?
席取り合戦も心しておくべし!
フードコートも大混雑
階段下から10分ほどでしょうか、ついに2階へ。並び開始から20分経過~!
フードコートはそれなりの広さがありますが、見渡す限りどのテーブルも埋まっています。その9割方は「阜杭豆漿」のお客さんが独占している感じ。そう、みなさんもうすうすお気付きのはず。もし店内(フードコート)で食べるのなら、席取り合戦がまた一苦労。
席は一般のフードコート同様早い者順です。トレーを持ってうろうろするのがイヤだったら、2階に上がった時点で判断を→①グループで来店したならば、席取り班と注文班に分かれましょう。②1人で来店したならば、「外帯(ワイダイ=持ち帰り)」仕様にするのがおすすめ。 写真映えしないカップ入りになっちゃうのが残念だけど、購入した時点で席があれば座って食べればいいわけです。サクッと食べる人も多いので、座席の回転率は悪くない方。最悪、近くの華山文創園区まで歩いて行ってピクニック気分を味わうのも手です。
出来立てアツアツのまま胃袋へ!
オーダーカウンターが近付いてきました。左にはガラスの向こうでせっせと作業をする店員さんの姿も。ものすごい数の油條(揚げパン)を揚げていたり、焼餅(中華風パイ)を窯で焼いていたり……ネギを挟んで成形したパンみたいなのは何になるんだろう?ワクワクしてきます!
こうして手作りされて、出来上がった物はすぐさまテーブルへ。回転率もめちゃくちゃいいから、いつだって出来立てアツアツ!これがおいしさの決め手かもしれません。
やっと注文できるぞ!
オバチャンも大忙し!
そうこうしているうちに、いよいよ注文の順番に。並んでいる間にオーダーを考えておくのがベターです。抜かりないのは、下記を見て食べたい品を定めたら、漢字で大きくメモしておくこと。注文時はそれを見せてもよし。新しく写真付き&番号付き&英語付きのメニューもできたから、以前よりスムーズに注文できそうです。
ところで注文スタイルはちょっとだけ独特。内用(店内で食事)または外帯(持ち帰り)を告げ……
<1>飲料区で飲み物をオーダーすべし
<2>焼餅区でメインをオーダーすべし
※焼餅=台湾風のパイ
ファストフードみたくレジ後ろにメニューが
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流れに沿って行くとそれぞれのエリアに
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<3>会計を済ますべし
最後に全てまとめてお会計を。クレジットカードは使えないので、小銭や100元札を用意しておくとよいかも。箸やスプーン、ソースはレジ前のテーブルにあるので、セルフでどうぞ!
箸や調味料はここで
カウンターは左から右へ
<1><2><3>と並んでいて、ドライブスルーならぬウォークスルー方式で自ら移動していきます。
長い列を少しでも早くさばくこうと、オバチャンたちはテキパキとオーダーを取っていくので、時には大声で叫んでいることもあるかもしれません。でもまあ、これって台湾でよくある風景。慣れてないと、せかされるような圧を感じるかもしれませんが、オバチャンたちは別に怒ってるわけではなさそう。むしろカタコトの日本語で聞いてくれることも。活気あふれる台湾の朝ごはん屋さんを楽しんじゃいましょう!
実食――!
2階へ上がってからオーダーを済ませて席に着くまでさらに10分、本日の合計待ち時間は30分ほどでした。さぁ、待ちに待った朝食タイムです!おなかペコペコ~いっただきま~す♪
体に染み入る優しい味
①豆漿(熱)あっさりとした優しい味の豆乳は、クセがないので誰からも愛されそう。砂糖入りなので、よーくかき混ぜて飲みましょう。
③鹹豆漿
しょっぱい豆乳は、おぼろ豆腐のスープのよう。切干大根や油條(揚げパン)、ネギなども入って具だくさんだから、これだけでも満腹感。小エビなどのダシが効いていて、しっかり味ながら酸味が少なく食べやす~い♪
具だくさんスープ感覚で召し上がれ!
⑭厚蛋夾油條
こちらの焼餅(台湾風パイ)は2種あって、1つが厚さのある厚餅です。その厚餅に卵と揚げパンを挟んだのがこれ。もっちりとした厚餅は、それ自体にほどよい塩気があって美味。あごが疲れちゃうほどのボリュームです。
㉒薄餅夾蛋もう1つの焼餅は薄い薄餅。厚餅と比べると、外皮がさっくりと焼き上げられていて軽め。はさんだ卵焼きの塩気がアクセントに。
㉛焦糖甜餅
小餅とは何層にも重ねた生地に具を詰めて焼き上げたもの。これは中に水あめのような蜂蜜のような甘いソースが入って、ほんのりと甘くお菓子のよう。
お好みでとろっとした醤油をかけよう
㊶蛋餅台湾朝ごはんの定番卵クレープです。どこでも食べられますが、ここのはもちもち~♪卵に塩が効いているので醤油がなくてもおいしい。
ミシュラングルメなのであ~る!
2018年から発行されている台北版のミシュラン。「阜杭豆漿」は、なんと2年連続ミシュランビブグルマンに名を連ねています。そんな「阜杭豆漿」は行列必至ですが、1日の活力となるおいしさがあります。台湾を代表するお手軽グルメを味わってみませんか?
以上、台北ナビでした。
食器類もセルフで片付けましょう
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ナビが帰路に着いた11時過ぎでも階段の外まで行列が
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