全席個室のステキな茶藝館でゆるりと中国茶。茶葉を使ったご自慢の料理もいただけます
こんにちは、台北ナビです。
台北市内からMRTと猫空ロープウェイを乗り継いで1時間ほどで行ける自然豊かな猫空は、言わずと知れた鉄観音茶の名産地。今回は忙しい日常を離れてゆるりお茶をいただきに、猫空ロープウェイを降りてすぐの茶藝館「四爺 Sih Ye」へお邪魔してきました。
その外観からは想像できないくらいステキな世界が広がる茶藝館、それではご紹介します!
アクセス抜群!ロープウェイ場から徒歩1分
ロープウェイに乗って猫空へ。やはり空気がきれい!
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駅から少し下るとお店があります
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駐車場完備。パーキングスペースを見つけるのに一苦労する猫空では重宝
たくさんの茶藝館が点在する猫空。どこへ行こうかな…と考える時、重要なポイントは交通の便。エリア内を路線バスが行き来しているのですが、時刻表とにらめっこしてせかせかとお茶をするのもなんだか残念すぎ…です。
今回訪れた「四爺 Sih Ye」は猫空のロープウェイを降りて徒歩約1分足らずで、好アクセス。公共交通機関を利用していく観光客にとってはうれしい好立地です。
中国蘇州の庭園を模した内装にうっとり
ここかな…と不安になりつつ入店すると、あら素敵!
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店の中に鯉の泳ぐ池が。橋を通ってお部屋へどうぞ
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広間を囲むように配置された13の個室
入り口こそ中華風ですが、建物自体は拍子抜けしてしまうくらいにごく普通。でも中に足を踏み入れると、ステキ!!!中国蘇州の庭園を模した内装で、非現実的な空間が広がります。
ここ「四爺 Sih Ye」の最大ポイントは、全席個室であること!広間を囲むように13の個室と東屋風の座席が配置され、訪れた人は皆個室に案内されます。
中でも、北側のお部屋は台北市内が一望できて最高のロケーション。ただ、週末ともなれば行列必至の人気店なので、早めに予約をするか、平日に訪れることをオススメします。
エントランス
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床がアクリル板になっていて、目を凝らせば下に鯉が見えます!
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人気茶藝館「四哥の店」と同系列でお茶のエキスパート
二代目オーナーの張凱勝さん
ここまでをご覧になって、「あれ、どこかで見たことがある店のような…?」「オープンして間もないのに歴史を感じるのはなぜ…?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そう、こちら以前は別の方が茶藝館を営まれていて、店をたたまれたところを猫空の人気茶藝館「四哥の店」のオーナーが借り上げてリフォーム。2018年8月に新たな茶藝館としてスタートを切ったのです。
お店の設立自体は最近ですが、創業1987年の「四哥の店」での経験もあるお茶のエキスパート集団。ここでは、猫空にある昔馴染みの契約茶園から仕入れた選りすぐりの茶を堪能することができます。
猫空名産の鉄観音茶をいただきます!
台湾式功夫茶のセット
「四爺 Sih Ye」のお茶メニューは大きく分けて、中国茶器で本格的にお茶を嗜む功夫茶(10種類、茶葉350元~+お湯代1人120元)、ポットで気軽に楽しむ中国茶(8種類、250元)、高山烏龍などの冷茶(4種類、120元)があります。予算や滞在時間、嗜好に合わせていろいろな選択肢が用意されているので使い勝手がよし!
今回はせっかく茶藝館に来てこんなに雰囲気がいいので、台湾式功夫茶を試してみることにしました。二代目オーナーの張凱勝さんが選んでくれた茶葉は新作の「桂花鉄観音茶(450元)」。作法がよく分からないので、1煎目はスタッフの方にお手本を兼ねて淹れていただきました。
桂花鉄観音茶450元を購入し、それにお湯代として1人120元を加算。余った茶葉は持ち帰れます。
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二代目オーナーの妹さん張語恩さんにお願いしました。家族で経営されていてアットホームな茶藝館なんですよ
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スッキリとした味わいの鉄観音茶に、華やかなモクセイの花の香りが加わっています
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金萱茶で作った鉄観音茶、モクセイの花ともにこの土地のもの。ご当地でいただくお茶は格別の味わい!
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鉄観音茶は8度もお湯を足して楽しめるそう。淹れ方をイラストで書いたガイドライン(中国語)があるので2煎目からは自分で淹れてみるとまたいい体験になると思います。
※茶葉の持ち込みも可。その場合はお湯代1人200元となります。
お食事メニューも充実
茶藝館ですが、料理のメニューも充実しているのでご飯時に訪れるならこちらもぜひ試してみてください。二代目オーナーのお母様が作られたご自慢の料理揃いです。
金字塔茶炒飯 280元
ピラミッド型のチャーハンは、エビややとびこ、野菜入り。見た目には分からないのですが、隠し味としてジャスミン茶が忍ばせてあり、食べた後にその香りをほのかに感じられるのがポイントです。