クタクタの体に元気の源?食べる!をタイ料理で征しましょう。辛すぎないのも魅力!
こんにちは台北ナビです。
台北の蒸し暑い夏を過ごしていると、食欲も削ぎとられ、からだもクタクタで力もでなくなりがちですが、そういう時こそ!気持のいい空間で体力のつくものを取りたいものですね。
さて、今回やってきたのは、台北の郊外、在留外国人、邦人が多く住む天母にあるデパート、高島屋の12階にあるタイ料理の店「CRTSTAL spoon & Thai Food」です。コックのウデは確か、一度行ってみる価値ありです。
ラウンジバー???
レストランは外からみると、全面ガラス張りにちょっと優雅な感じのカーテン、照明はほどよく暗めで大人の雰囲気なので、ナビはちょっと緊張ぎみ。店に一歩はいると、外とは全く違う空間がありました。台湾ではよくありがちなエスニックレストラン特有のゴチャゴチャさが全くなく、中はとてもシンプル。そのシンプルな中にもセンスを感じさせる内装は、まるでラウンジバーの様。インテリアの一部として飲み物が長テーブルにズラーッと並べてあったり、ビートルズの写真が大きく壁に使われていたりと、シックさにポップさが混じっていて今までのタイ料理店にはない雰囲気です。
お客さんも平日のまっ昼間っからデートらしき、カップルがいたり、マダムの集まり?みたいなグループがいたりとちょっとポッシュな雰囲気。
奥には個室が設けられていて、グループにも最適。10人位はゆうに入れそうなスペースはちょっとしたパーティーもOKかな。ここはバー?と思わせる仕切りの取り方でプライバシーも十分に確保。外の喧騒を忘れて、ゆったりと落ち着いて食事ができる空間です。
高島屋関係者も常連!?
今回ナビは高島屋の関係者の方達に囲まれて食事をすることになり、みなさん正装でビシッとされていて正直ドキドキだったのですが、みなさんフレンドリーで、思わず取材もそっちのけで話に夢中。ナビはもちろん、食べることも忘れず、パクパクと、ホントは食べられないエビも、おいしい、おいしいと食べてしまいました。聞けば、なんでも高島屋さんの何人かは常連さんらしく、「ココのは味が辛すぎなくてちょうどイイのよねっ」とか「お店の雰囲気もよければ味も悪くない」と好評。
それから、SPOONのスタッフのみなさんも親切で、ナビが何度も料理のことをアレコレ質問しても教えてくれて、分からないとキチンとシェフに聞いてきてくれて。しかもこと細かく、詳しく。さすが高島屋さんが厳選したお店ですよね。ちゃんと従業員教育がされているなあと思いました。
20年越えのプロ、タイ人シェフによるタイ料理
タイ人の料理長、林さんの料理歴は20年以上。台北のタイ料理の草分け的存在の「泰国小館」での料理長や、名店「瓦城」で数年に及ぶ料理長など、とっても経験が豊富。これがSPOONの味となって生かされているのだな、とナビは納得。酸味、甘味、辛味、それと独特の香りは、何種類もの食材と香辛料を混ぜ合わせることで生まれ、その絶妙な加減はこの林さんのウデのなす技。全体的に味はマイルドで、エスニック料理は辛すぎて苦手だ、という方にも安心しておすすめできます。
それでは、数ある料理の中からトライしたものをご紹介します。
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蝦醤空心菜
中華でもよく使われる空心菜ですが、ここは、タイ料理店。蝦入りの醤油でまた一味ちがった炒め物。
月亮蝦餅
タイ料理の前菜としては、定番!ここのは大きめ。外はカリカリ、中はサクサク。熱いうちが最高。
綠咖哩鶏肉
これも定番のひとつ。ココナッツミルクが入っていて味もマイルド。辛いのがダメな方にピッタリ。
香芽辣鶏肉
大きいアスパラガスが入っていると思って食べたナビでしたが、じつは茹でたレモングラスでした。味はあっさりでもほんの少しだけ辛い。
涼拌花枝
タイ風サラダ。茹でたイカのプリプリとした歯ごたえがGOOD。ビールといっしょだとなお最高。
酸辣海鮮湯
辛いの大好き!ていう人にはちょっとものたりないかもしれませんが、名物のトムヤムクン。
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その他、獲れたての大きなカニを2匹も使った咖哩紅蟳ボリュームもあってグループ向けです。また、あまーい紅茶、泰式奶茶(冰/熱)はしっかりと時間をかけていれた紅茶でおいしい!ヘーゼルナッツが隠し味に入っていたり、とおもしろいのもついつい試してみたくなる一因ですね。
今までにない新しいタイ料理レストランの雰囲気を味わうだけでも面白いかもしれません。異国の地、台湾でまた一味違った落ち着いた空間でいただくタイ料理というのも、悪くないでしょう。
以上、台北ナビでした。