家庭的、安くておいしい小籠包の店、餃子の形をした小籠包は、注文したい一品!
こんにちは、台北ナビです。
着いて早々、ナビたちを出迎えてくれたのはエビシューマイのイイ香り。
この取材のために、お昼をまだ食べていないナビのオナカは、我慢の限界なのですが、お昼時間をずらしての到着に関わらず、続々とお客さんが入っていくのでオーナーの呉さんは大忙し。作った点心を次々とセイロで蒸しあげていきます。
お昼時はフル回転
ここ「冠京華」は南京東路四段のコンビニを入るとすぐのところ。台北アリーナが向こうに見え、アリーナからだと歩いて5分くらいでしょうか。コンサート前などに、お腹を満たしておきたい時など、ここはちょうどいい場所かもしれません。
お店は、店員さん、オーナーと奥さんを含めて5人ほど、なので、お昼の時間、オーナーは厨房でフル回転。そんなオーナーのテキパキとした仕事っぷりに見とれていると、店員さんが席へと案内してくれ、なんと日本語メニューを見せてくれました。こんなローカルそうな店なのに日本語メニューがあるなんて、感動♪
庶民的なお店で、穴場の小籠包やさん、台北ナビもおすすめ!
生姜とお茶はお好きなだけ
女性一人でも来やすいんです
このお店、先ほども書いたように店員さんが少人数のため、刻みショウガとお茶はセルフサービスになっています。
いつも刻みショウガを数回もおかわりするナビとしては、ありがたい限り。
ここは気兼ねなく、もらいに行っちゃいましょう。
小菜も自由に取ってください。いつも7種類ほどそろえています。
お茶は暖かい麦茶でした
|
|
生姜もどっさり
|
小菜はどれも甲乙つけがたいです
|
|
2時半になって、やっとお昼の騒動が終わった感じ
|
さてお待ちかねの点心をご紹介!
ジャーン!どうですか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小籠湯包 (10個150元)
なんとも嬉しい低価格、しかも味は文句なし。他店より大ぶりなのもうれしいですね。濃厚な肉汁もタップリだし、皮もほどよい厚さ。これはお得です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
蟹黄小包 (10個280元)
こちらは通常の小籠包の中に、カニの卵を混ぜて作ったカニ小籠包。赤い卵が結構入ってるみたい。カニのスープはコクがありますが、その汁がタップリで、旨味もジューシー感もたっぷり。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
菜肉餃 (10個180元)
チンゲンサイがいっぱい詰まった餃子。隠し味の豚肉が、旨味を加えています。中の野菜は、パサパサじゃなくてしっかりジューシー。ヘルシーだし、野菜をまとめて食べているような、幸せな気分になれる魅力的な餃子。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小籠蒸餃 (10個150元)
これは、食べなきゃいけません。最初小籠湯包の文字を見たとき、はて、じゃあ、小籠蒸餃って何?と思って注文したら、その形は餃子そのもの。中身はブタ肉がメインなのですが、小籠湯包と違って、ネギが少し加えられているため、肉だけのものよりも味が濃いというか、メリハリが利いているというか、旨味がグンと増してるようです。これは止まりません。「冠京華」に来たら、ぜひ注文してみたい一品です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
蝦仁蛋炒飯 (120元)
日本人に大人気のエビチャーハン。味はあっさりで、家庭的な味。あまり主張がないので、他の料理をも引き立て、何にでもピッタリ合います。素朴で懐かしいような、更に温かみがある・・・このお店のようないい味なんです。
シンプルで、どんどん食べられます
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
酸辣湯 (70元)
酸っぱくて胡椒の辛さがバシッと利いてるのが、これぞ酸辣湯だとナビは思っていましたが、「冠京華」のは全体的に控えめなのに、いけます!小籠包などの点心類が割りと濃いめの味付けなので、一緒に食べるとよく合っています。何杯も小さなお碗におかわりしてしまいました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
麺、長~い
擔擔麺 (80元)
日本語でタンタンメンと書かれていたのが可愛くて、注文してしまいました。
四川風の辛いものかと思っていたら、ぜんぜんそうではなく、どちらかというと麻醤麺。
ゴマダレ味が濃厚で、あっさりしています。
写真を撮っていたので、少し時間をあけてからかき混ぜましたが、きれいにまんべんなく味が絡まりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
豆沙小包 (150元)
日本人女性なら目がない、小籠包を食した後のデザートであるあんこ包。「冠京華」のは、かなり大ぶりで、あんこがぎっしり詰まっていました。アズキのいい香りとほのかな甘味。パーフェクトですね。もしかして蜂蜜か黒砂糖が隠し味で入ってるのかと思ってオーナーの奥さんに聞いたら、アズキを蒸した後に、油と砂糖を加えて混ぜているだけとのこと。それにしてもおいしい。
====================================================
ビールは缶ビールではなく、瓶。台湾の人は瓶の方がおいしいと言いますが、ヒヤッと冷えたビールに餃子。この組み合わせ、たまりませんね。
メニューの種類は豊富で、他にも人気のエビシューマイ、チキンスープやワンタンメン、野菜炒め・・・などなど。牛肉麺は、スープがあっさり味か紅焼のピリ辛のどちらかが選べます。
ビールは一番下にあります!
|
|
呉さんの息子、いつも店内で遊んでいます、以前ナビの取材の時は赤ちゃんだったのに、こ~んなに大きくなりました!
|
朝9時オープン!
こちらのお店は毎週月曜日の定休日以外、朝9時から開いています。さらに、呉さんは皮の発酵に時間がかかるためと、毎朝5時からお店で下ごしらえをしているそうです。
呉さんのフルネームは呉新掌。彼のこの『掌』からおいしい点心たちが創り出されていくんですね。ちょっと、感動です。
この時間でオーダー可能なのは小籠包、肉まん類。朝から小籠包が食べられるお店というのも、非常に少ないと思うので、もしも「帰国日の午前中、どうしてももう一度食べたい!」という方がいらっしゃったら、駆けつけてみてはいかがでしょう?
オーナーも奥さんもとても気さくで優しい方なので、いい思い出ができるかもしれませんね♪
以上、台北ナビでした。