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台北で1、2位を争う人気店!気取らない、庶民的な雰囲気とサービスが台湾人はもちろん、日本人の心も惹きつけます


こんにちは、台北ナビです。
すっかり人気も定着している小籠包。もともとは上海料理の一種ですが、いまや「台湾に来たら何はなくとも小籠包!」と思うファンも少なくないはず。そんな人たちの期待に応えるかのように、台北市内には味自慢の小籠包があふれかえっています。今日はそんな中から常に人気上位の「京鼎小館」をご紹介しましょう。

ランチには行列のできる店

お昼時にこのお店を訪ねると必ずや行列ができています。その大半は地元の人たちですが、この一帯は日系企業も多く集まっているため、背広姿の日本人駐在員を見かけることもしばしば。店内に入ると、どのテーブルの上にもセイロが何個も積み重なっており、みんな思い思いに箸を伸ばしています。いずれもできたてなので、店内のいたるところで湯気がたちこめています。店内は決して広いとはいえませんが、庶民的な雰囲気が広がり、どこかホッとします。スタッフもテキパキと対応しており、その働きぶりも小籠包のおいしさをひき立てています。

仲良し3兄弟!

左が次男の陳章旗さん、右が一時帰国中だった三男の陳章雄さん 

左が次男の陳章旗さん、右が一時帰国中だった三男の陳章雄さん 

もちろん雑誌にも取り上げられています

もちろん雑誌にも取り上げられています


元々、あの「鼎泰豊」で共に20年以上も!修行を積んでいた陳3兄弟。その頃から「いつか兄弟3人で自分たちの店を持ちたいね。」と語り合っていたのだそう。そんな夢を実現させたのが1998年のこと。「京鼎小館」をオープンさせるやいなや、口コミであっという間に評判が広がっていったのだとか。その後、ナビプラザ近くにもう一つの店舗「京鼎楼」を、そしてさらには東京・恵比寿にまでも「京鼎楼・東京支店」を開店させました。その後、日本でも確かな基盤を作った「京鼎楼」は、そごう横浜店、そごう千葉店をはじめ、今では首都圏を中心に数店舗の支店を抱えるまでに成長!すごいですね~!
3人でスタートさせたこの店舗ですが、拡大と共に、兄弟はそれぞれの店を守るようになり、ここ「京鼎小館」は次男の陳章旗さんを中心に切り盛りされています。ちなみに、1番上のお兄さんは「京鼎楼」で、三男さんは東京支店で腕をふるっているそうです。また、一部商品はこちらで作り、「京鼎楼」へ送ったり…ということもしているそう。兄弟仲よしなのは昔と変わらず…です!

早速試食!話題の変わりダネ、ウーロン茶小龍包も…


オススメはやっぱり薄皮にジューシーな肉汁がギュッとつまった小籠包(10個)ですが、せっかくだから変り種も食べてみたい!と日本でも話題になったウーロン茶の小籠包を中心に、オーナーにセレクトしていただきました。このウーロン茶小龍包。実は、日本のテレビ番組のコーナー企画により生まれたメニューだったんですって。なんでも、岡江久美子さんのアドバイスも取り入れられたとか。だから日本人の口にピッタリ合うんですね~!
下記はだいたい5~6人前くらい。特に日本人に人気の品を中心に選んでいただきました!

■ 小籠包 (10個)
やっぱりをこれを食べなくては始りません!油が多過ぎず、しつこくありません。具のお肉がきめ細かくて上品な感じ。旨みもGOODでしたよ◎
湯気が見えますか?

湯気が見えますか?


■ 烏龍茶小籠包 ウーロン茶小籠包 (10個)
「みどりだ~!」…通常のものよりかなり緑色。一口でほおばると、口の中ではじけた肉汁はちょっと苦味があり、お茶の香りが結構します。これも茶葉料理の一種といっていいですよね。 皮には緑茶粉が、具にはウーロン茶粉が含まれているんですって!ココに来たらこれは絶対食べたい一品!

■ 蝦仁絲瓜小包 エビとヘチマの小籠包 (10個)
皮が透けてうっすら緑が見えるのがヘチマの緑。「ヘチマ!?」と思うかもしれませんが、まだの方はぜひトライしてみてください!さっぱりとしているし、中は汁もいっぱいでジューシー。台湾の人はよくヘチマを食すんですよ。

■ 蟹粉小包 カニミソ小籠包 (10個)
小龍包の絞ってある部分がなんとなく黄色いですね。中の汁まで黄色かったですよ。カニのうまみがおいしくって、ナビこれは毎回食べたくなるのです。

■ 蝦仁焼売 エビシューマイ (10個)
これも食べたい一品ですよね。こうして比べてみると、小龍包の皮よりシューマイの皮の方が厚くてモチモチしています。シューマイとはいえ、中に汁が入っているのも感激ポイント!
エビも大きいですよ

エビも大きいですよ


■小龍湯包 スープ小籠包 (20個)
小ぶりでカワイイのは、スープ小龍包~!どうやって食べるかといえば…小龍包をポトンとスープに落として食します。これは上海の人の朝ごはんのメニューなんだそう。どうりで、さっぱりとスープ感覚でいただけました。

◇厨房に潜入!
ちょうど厨房では、スープ小龍包を作っていたので、特別に覗かせてもらいました。普通の小龍包とスープ小龍包では皮も違うんだそう。皮には、香りがいいこともありゴマ油をつけて手で押しのばします。ここも違うところで、小龍包の場合は棒を使ってのばすそう。4人で工程を分担して作り上げます。ナビも皮を触らせてもらいましたが、これぞ”耳たぶの柔らかさ”といった感じで、キモチい~い感触でした。


■ 蝦仁炒飯 エビチャーハン 
見てください!この黄金に輝くチャーハンを!こちらのチャーハンは塩味で比較的うす味。「エビ」チャーハンらしく、エビの味もしっかりします。パラパラごはんがおいしいな~、と素直に思える一品。

■ 酸辣湯 酸味と辛みの利いたスープ 
辛すぎず、ほとんど酸っぱくないような…絶妙なバランスが「ちゃんとした味」という印象。具も豊富に入っているので、「飲んだ」というより「食べた」という気持ちにさせてくれる、まさに「食べるスープ」です!とろみがすごいですよ。

■ 炒空心菜 空心菜の炒めもの 
キャベツ、小白菜など炒め野菜は数種類ありますが、せっかくですから、中国野菜をチョイスしてみましょう。今回はみんな大好き空心菜。ガーリックと塩であっさりと炒めてあります。シンプルながら、毎回頼んでしまうんですよね…

■ 豆沙小包 こしあん小籠包 (10個)
ナビの大好物がコレ。今や小籠包やさんの定番デザート的存在にありますが、やっぱりこれなしではしめくくれない~!小籠包と同じ薄皮でこしあんを包んだ、ホッとしちゃうデザート。モッタリとしたあんがたっぷり入っていました。温かいのはもちろんのこと、ナビは食べきれずいくつかお持ち帰りしたのですが、冷めてもおいしくいただけましたよ。冷めても皮が固くなり過ぎないのがすごいところ。 

そのほかにも、ちょっとつまみに食べたい小菜もあります。その日によって若干異なることも。今日は6種類も並んでいました。

そういえば、みなさんは小龍包を食べる際は調味料はどうしてますか?黒酢?それともしょうゆのみ?ナビはしょうがを刻んだものが大好きなので、それをたっぷりと黒酢のみで食していたのですが…お店の人のオススメがありました!それは…しょうがはもちろん、それに黒酢多め+しょうゆ少なめ+ゴマ油を少したらす、というもの。また、今まで小龍包が布にくっついちゃって、取り上げた時皮が破れて汁が流出…なんてもったいないことありませんでしたか?それを防ぐには!上がやや冷めた頃に裏返しておくのがポイント!なんでーす。こうすれば、くっつくことがないんだそう。裏技ですね!

地元で愛されています!

台北アリーナやショッピングモール近くの裏路地に面するこちら。決して華やかな雰囲気がある店構えではありません。逆に言えば、台湾らしい気取らない、庶民的な雰囲気が味わえるお店です。地元の人はこうした飾り気のない店によく行き、食事をするものです。今やどのガイドブックでも取り上げられるまでの人気店へと成長し、それに伴い、日本人観光客の姿も多くみかけるようになりました。が、やはりまだまだ地元の人に支持されています。「京鼎楼」は日本人客率80%以上なのに対し、「京鼎小館」はなんと逆に台湾人客率80%以上!それはなぜか……?
きっと、一口小籠包をほおばれば、自然と笑顔がこぼれてしまう、そんな味を提供し続けているせいではないかとナビは思います。デザートの豆沙小包を食べればまた笑顔。そして、仲良し3兄弟同様にアットホームな雰囲気の店員さんたち…この空間にいるだけで、自然とこちらまで笑顔になれてしまう、そんな店なのです。
以上、台北ナビでした。




記事更新日:2010-03-10

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2002-08-05

スポット更新日:2014-11-17

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宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

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