無為草堂 (台中市)

無為草堂

閉店・移転、情報の修正などの報告

老子の「無為」精神がお手本の茶藝館。心が落ち着く畳でゆったりくつろげます

理に合い、無理に求めず、自然に従うのは「無為」に似ているが、それは常に「有為」を完成する。よって「無為」は何もすることではなく、強制せぬ「有為」である…

こんにちは、台北ナビです。冒頭からお店の案内書をパクッてしまいました。
本日のナビ、ちょっと気を引き締めて無我の境地で、取材に取り組みました。

400坪あまりの敷地の中に建てられた茶芸館。外観は、古い日本式と中国式を融合したもので、心を落ち着かせてくれます。杉林渓高山烏龍茶などがオススメ。お茶うけも各種あります。食事は、五穀米を使用した健康志向。土曜と水曜の夜には、琴の演奏が行われます。台中在住の日本人も集まる人気店です。

日本式 家屋と中国式庭園?

「無為草堂」は400坪あまりの敷地の中に建てられた日本のような家屋、と思いきや、中央の池を囲む雰囲気は中国風です。日本式と中国式の古い様式の美しいところが上手に合わさって、心を落ち着かせてくれます。木造家屋の1階の周囲は畳の部屋。皆座布団で足を伸ばしたりしてくつろいでいます。木目の濃い座卓の上方にはほのかな明かり。遠目に見ると、部屋全体が暖かさと柔らかに包まれているよう。気のおけない人たちとついつ い時がたつのも忘れて話しこみ、長居をしてしまいそうなところです。
尼の日は緑も濃く見えます 尼の日は緑も濃く見えます

尼の日は緑も濃く見えます

お茶は台湾茶、食事は五穀飯

スタッフの林さんはお茶を入れてくれながらお店のこと、お茶のこと、いろいろ話してくださいました。スタッフの方は皆ニコニコと、とても感じがいいです。オーナーのトウ(冫余)さんもしかり。

お茶は杉林渓高山烏龍茶をいただきました。烏龍茶のちょっと甘いような香り の高さに、なんともいえず和やかな気分になります(1人ごとに茶水代が必要)。他に阿里山烏龍茶、凍頂烏龍茶、瑞里金宣茶などがあります。
お茶うけのお菓子は瓜子、茶梅、豆干、点心類など多数。台湾なつかしのお菓子もあって、お茶にとってもあいます。
お茶は自分たちでゆっくり煎れてみました お茶は自分たちでゆっくり煎れてみました

お茶は自分たちでゆっくり煎れてみました

食事は健康食で、ご飯類はすべて五穀飯。日式照焼鶏、香芹醤沙拉猪排など、定食にはすべてスープや小菜、果物がついています。お味は…うまい!!健康食におなかがもたれることなく、食後のお茶もお茶菓子もほんとにスッと入ってきて、シアワセなひとときが過ごせます。
野菜鍋はボリューム満点 野菜鍋はボリューム満点 野菜鍋はボリューム満点

野菜鍋はボリューム満点

台中在住の日本人も集まるならここ「無為草堂」

この日、案内された席は窓際の特等席。池のそばで、水曜と土曜の夜は美しい音色の琴の演奏が窓から望めます。ナビ同行のS女は 「月亮代表我的心」、ナビは「何日君再來」と、なぜか2人ともテレサテンをリクエストしたら琴で優雅に弾いてくれました! 素敵な夜になぜか女2人。
窓の外の芋葉には、あっ、カタツムリ!元気よくぐんぐん茎を這い上がっています。池にエサを投げると、わあ、競争しながらバシャバシャ音をたてて、たくさんの錦鯉が近寄ってきました。この特等席に座ると、鯉のエサが入った紙コップをくれるんです。注文をとるときにスタッフの方がもってきて、テーブルにちょこんと置かれるので、エ、なあに?と小さなサプライズ。

2階は教室や会合などに使用される大部屋があります。台中に住んでいる日本人たちの集合場所としてもよく使われ るそう。階下を望んだところ、巨大な芋の葉にビックリ。大きな根っこで葉っぱは2階の屋根をももうすぐ越えそう。この部分だけさながら熱帯雨林のようですが、全体的には桃源郷な趣き。
都会の中に2階建ての木造家屋、周囲は草林。「無為草堂」は周囲のレストラン群とはちょっと違った風をかもし出しています。
そういえば、夜にここで待ち合わせた友人は、お店とわからず、いったん通り過ぎたのでした。
入口入った左

入口入った左

右側

右側

奥には、テーブル椅子もあります

奥には、テーブル椅子もあります

お店では、茶器やお茶も販売しています。
あなたも「無為草堂」でステキな時間をお過ごしください。

以上、台北ナビでした。  
 

記事更新日:2009-03-27

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2003-10-08

スポット更新日:2008-03-27

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供