La Giara

ラジャーラ

閉店・移転、情報の修正などの報告

とってもお洒落なイタリアン・リストランテ。シシリー出身のシェフが作る本格派料理。

おいしいイタリアンに行き着いた!

こんにちは、台北ナビです。

パリパリッとした薄焼きピザ、歯ごたえのあるアルデンテ、あ~ん、今日はおいしいイタリアンが食べたい!しかし・・・台北のイタリアンといえば、麺はうどんのようにのびきって柔らかく、食材使いもちょ~っと…いえ、かなりちがーう!大いに問題アリでした。台北ではイタリアンは本当に難しい。台北ツウのみなさんはどう思われていましたか?本場の味に近づくことよりも、基本的になっちゃない!たまには美味しいイタリアンしたいな~と思っても、まずまともに口にできない悲しい現状です。

しかしこの近年、少しずつではありますが台北にもようやくぽちぽちと美味しいお店が出現。そんな中でも、今日は台北一の味を誇るお店を今日はナビがご案内しましょう。こちらは台北一どころか、本場の味を忠実に再現できたかのような本格的なイタリアンがいただけます。

イタリアン好きの間ではすでに有名店。

中華が本場の台湾では、悲しや旅行ガイドや情報誌にもイタリアンは殆ど登場することもなく、在台日本人にとっても情報薄。台北チャンネルや中国語の情報雑誌をくまなくチェックしていれば問題もないのですが…そんなヒマや労力や、堪能な中国語力がない人にとっては情報入手はなかなか困難。

La Giaraは2002年、福華飯店(ハワードプラザホテル)やSOGOからも程近い地にオープン。実はナビ自身も友達から「ハワードプラザホテルの裏手においしいイタリアンがあるらしい」とのウワサを入手していたのですが、来店は今回が初めて。ずいぶんと前からいつも多くのイタリアン好きで賑わう、イタリアン好きの間ではすっかり立派な有名店なのです。

ナビがお邪魔したのは1時半、ランチも終わりの時間です。が!殆ど満席状態で!食に貪欲な台湾人の皆さん、お勤めのせいもありますが、お昼はきっちり12時から。1分たりとも遅れてはなりません(だって早く食べたいじゃないですか!)。そして、おいしいものを大量に、すばやくたいらげ、1時にはとっくに店を出ている…と言うのがここ台湾スタイル。しかしこの時間でも客足は減ることもなく、かろうじて奥の8人ほど入るかと思われる個室が空いていたのみ。フル稼働していました。

ナビの取材も気にもとめず…店員さんたちもテキパキとどんどんサーブしていきます。

賑やかに大人数で。しっとりと記念日にも。



店内はダークなブラウンをベースにした、シックなインテリア。白いカーテンからはやわらかな日差しが差し込み、誕生日やちょっとした記念日にも使えそうな大人の空間です。しかし、ここは台湾。そしてイタリアンらしく、店内は気取らずわいわいがやがやと賑やか。コースだったり大人数でシェアしたり、みんなとっても楽しそう。イタリアンにマストなワインもあちらこちらにスタンバイされています。


オーナーのサルバトーレ・ジェンコ氏。イタリア人らしい名前ですね。シシリー出身で、リストランテを経営されるご両親のもとに生まれ、その姿を見て育った大のイタリアン好き。伊達男ならではの陽気さと、やっぱりイタリア人ならでは、女性が大好き(?!)。気軽に話しかけてみて!


こちらはメインシェフのアントニオ・ガビーノ氏。パレルモ出身で、イギリス・ドイツ・バミューダ・香港を経て現在のラジャーラに。ぬっと現れたその姿に、一見プロレスラーにしか見えなかったナビですが(汗)、オープン当初からオーナーの絶大な味の信頼を受け続けています。

この方の織り成す絶妙なイタリアンと、オーナー目利きの自慢の空輸食材が本場イタリアンを忠実に再現してくれます。その再現ぶりは是非来店して確かめてみて!
店名の「La Giara」とは、サルバトーレ・ジェンコ氏出身のシシリーで、オリーブの実や油、野菜やお酒なども入れる、いわゆる土製の瓶(つぼ)のこと。これはかの地の生活に欠かせないもので、有名なイタリア喜劇の題にもなってるそう。そういえばこの瓶、店内でおしゃれでシックなインテリアとしてあちこちに使われてます。趣味のいい感じ、アンティークのようですね♪


オーナー、サルバトーレのお父さんの写真も飾られていました。
シシリーにて。

自慢の空輸食材でこだわりのイタリアンを。


La Giaraのコースは5種類
(全てコーヒー、デザート付)

スープ、パスタもしくはリゾット 550元。
前菜、スープ、パスタもしくはリゾット 650元。
スープ、パスタもしくはリゾット、お肉料理またはお魚料理 790元
前菜、スープ、パスタもしくはリゾット、お肉料理またはお魚料理 790元
スープ、サラダ 550元。

今日はこちらのコース以外の、お店のオススメ単品をご紹介です。

CARPACCIO DI POLIPO  カルパッチョ 480元


イタリアンは食材をいかし、シンプルイズベストが最もおいしい。と、うなずかせるお料理が続きますよ!こちらはやわらかいタコ薄くスライスし、タコの甘味も生かした酸味と塩味だけのさっぱりカルパッチョ。
POLENTA GORGONZOLA  コーンブレッド・ゴルゴンゾーラあえ500元


四角いパンのようなものは、コーンなんですって!さくさくしていてパンのような歯ざわりです。こってりコクのあるゴルゴンゾーラソースがしっかりと絡んで、チーズの豊かな風味が口いっぱいに広がります。
RISOTTO 4MAGGI 4種のチーズのリゾット 510元


4種類のチーズが、まろやか~なめらか~まったり~♪アタマのてっぺんまでチーズいっぱいになりそうな、チーズ好きには是非オススメしたいリゾット。ブルーチーズ好きのナビには嬉しい、ほんのりブルーチーズ味です。かといって臭みが強いわけではありません。小さなお子さんでも食べられますよ。
La Giaraのチーズは全てこだわりの空輸です。
IN SALATA DI  ALICI グリーンサラダ 480元


この丸いのはなんとパン!でもパンと言えど想像しているパンとは全然違います!あえて例えるならば、某お菓子メーカーの魚の形にチョコが中に入った「プッ○」?カリッ・サクッと、パンとしてはなんとも不思議な歯ごたえ。しかも不思議な事にドレッシングをかけてもしなっとしないでサクサクなんです!フシギ~。おやつみたいで楽しいひとしなです。(サラダの野菜がメインでしたっけ…)
SPAGHETTI NERO DI SEPPIA  イカスミのパスタ 480元

墨の味ってこうなんだ、とわかるほど墨の味がしっかり。新鮮なイカスミを、すばやく調理できているからでしょう、台北でこんなおいしいイカスミに出会えるとは…。
ちなみにイカスミって体力が落ちた時などに食べるといいんですよ。イカスミは服に付いたりすると落ちにくいので注意しましょうね、ナビはみっともないくらいお歯黒になりながらパクパク頂きました!La Giaraのパスタ麺もこれまたこだわりの空輸品です。
GNOCCHI POMODORO ニョッキ・トマトソース520元


バッファローチーズがなめらかさをかもし出します。自家製ニョッキもまさにお餅のごとくモチモチっとやわらか。さすが手作り、とってもクリーミーな食感です。
FILETTO AL GORGOZOLA  ニュージーランド産フィレステーキ 980元
どうです!この厚さ!しかもこの厚さでも箸で切れそうな(お箸はないけど)やわらかさ!台湾は、デパートの地下で高い値段を払ってもおいしい、やわらかいフィレがないんです(何故?)。厚みのお陰でボリューム感たっぷり!しかも、ソースはのゴルゴンゾーラと赤ワインで意外な組み合わせですが、くどいか?!と思いきや、コクがあり且つさっぱりしておいしい。お肉の味もしっかり生きています。う~~~っこんなにおいしいお肉を口に出来たのは何年ぶりかしら…やわらか~♪
添えられたポテトも、ローズマリーで香ばしく焼き上げています。脇役じゃもったいないみたい。
CANNOLI シシリーのデザート 380元


ソフトクリームのようでソフトクリームでない。アイスとクリームチーズを混ぜたような濃厚さです。オレンジピールの風味がアクセントに。
SFORMATINO DI CREMA チョコレートとパスタリークリームの焼き菓子 260元

ドカっとした焼き菓子に、キャラメルソースとパウダーシュガー。一見「ああ~なんてくどそうな…」と思いきや、これが非常に後ひくおいしさじゃありませんか!デザートなのでもちろん甘いですが、こってりしつこいという感じはありません(一個全部食べたらかなり太りそうだけど)。しかもサクサク~。なかはほどよい量のチョコレートが練りこまれています。後ひきまくったナビでした。

ん~満足満足♪

久しぶりにおいしいイタリアンをすっかり堪能してきました。
イタリア出身のタッグにすっかりやられたナビでした。

以上、台北ナビがお伝えしました。

記事更新日:2009-05-21

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2003-07-02

スポット更新日:2011-08-30

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