新しさの中に伝統的な味わい、山東地方の家庭料理を味わえる安くてうまい!餃子専門店♪
こんにちは台北ナビです。
台湾といえば中華、中華といえば餃子抜きでは語れません。今日は、台北で山東の味をお爺さんの時代から伝え続けている「東門餃子館」をご紹介します。
夏場も食べられる鍋!これで650元(小)~ちょっと。2人で来ると、これだけで幸せになれます。食べなきゃ損
餃子と言えば…
餃子…には、3種類の調理法があると言えます。日本では餃子といえば焼き餃子ですが、本場の餃子には、焼き餃子「鍋貼」の他に、ゆでる「水餃」、蒸す「蒸餃」があるのです。台湾では焼き餃子よりも、水餃子のほうが家庭でよく食卓にのぼりますね。1人10個くらいはペロリと平らげることができます。
さて、お店の入口には池があり鯉が泳いでいて、パッと見は高そうですが、全く心配ございません!とても良心的なお値段です。中に入ると中国風の内装ですが、どこか家庭的な感じで、清潔感にあふれています。
テーブルにおかれた調味料、地元の人は、ニンニクもそのままかじって食べます
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右は牛肉やマトン鍋、左は、酸菜白菜鍋とシャブシャブに適した調味料が書かれています
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1Fの店内
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大人数、小人数ともに対応可能
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メニューの豊富さ
ここは「餃子館」とつけるほど、餃子の種類が豊富です。大陸の山東省のお爺ちゃんが屋台から始め、餃子だけを売っていたのが、60年たった今では、150名は入れる大きな店になりました。
餃子以外にも小菜、炒め物、麺類、スープ、鍋と品揃え豊富。中華料理というと、大皿でしかも少人数だと、いろんな種類の料理を食べることができませんよね。こちらは料理の大きさも大、中、小とあるので、少人数でも大丈夫!
3代目オーナー趙懐中さんです
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ここに来たら、中華がすべて網羅できます
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数あるメニューの中からいくつか紹介しましょう!
鮮肉韭菜水餃 (10個60元)
韭菜とはニラのこと。細かく刻んだニラと豚肉がたっぷり入っていて、豚肉の味を残しながらも、ニラの香りや味もちゃんと残っています。皮はモチモチ、中身はヘルシー感たっぷり。これで60元?!感激。
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鮮蝦蒸餃 (10個130元)
中を開けると、大ぶりなエビが、顔を出しました。噛むと口の中にはエビの香りが広がり、何とも言えない美味しさです。こういう餃子もあるのかとビックリ。出汁は鶏ガラから取っています。
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猪肉鍋貼 (10個100元)
細かく刻んだ豚肉には、すりおろした大根が混ぜてあります。餃子の皮にも、隠し味の大根が入っているので、汁で皮がベタベタしないよう、包み終わったらすぐ冷凍するそうです。これは絶品!食べたときに肉がとてもまろやかで口当たりがいいのに驚かされます。餃子は中身はもちろん、皮も重要!手作りだけあって弾力のある程よい厚さの皮!食べたときの感触はなんとも言えません。最高です!
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葱油餅 (35元)
刻みネギが練りこんであるこのお好み焼きのような通称ネギ餅は、人気の小菜と一緒に食べるととても合います、とは老板娘が教えてくれました。鍋に入れて、柔らかくなった時に食べるのももう一つの食べ方だとか。ぜひ試してみてくださいね。
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酸辣湯 (小65元)
ニンジン、タケノコ、豆腐、チキンのササミ、卵、キクラゲなどが入ったトロトロスープです。それほど酸っぱくはなく、味は若干薄めですが、黒胡椒がきいていて、ピリッとしています。
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小菜
小菜は自由にとって、テーブルへ自分でもっていきましょう。日本人は自分で取ることを遠慮しがちですが、台湾では、テーブルに着いたらまず小菜を取るのが、当たり前。ちょっと試してみませんか?
辣椒小魚(60元)小魚の歯ごたえもよく、見た目ほど辛くはありません。この小菜は大人気で、先ほどの葱油餅と一緒に食べると、最高に合う小皿料理なのです。
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牛肉牛筋凍(100元)コラーゲンがたっぷりで、口の中にツルッと入り、フワッと溶けていきます。味のほうもしつこさはなく、食べやすい。今度来たら、また食べたいと思いました。
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牛肉麺 (小110元)
柔らかく煮込まれた牛肉がおいしい、口の中でとろけていきます。一番小さなサイズでもこの大きさ。麺のコシもちょうどいいですね。まさに安くてうまい店を代表するメニューでもあります。
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大滷麺 (小90元)
豚肉、ニンジン、キクラゲ、卵、キノコ類が乗っかっていて、スープはチキンスープ。ナビはあまりなじみがなかったのですが、一回食べると結構やみつきになる人が多いというのがよくわかりました。素朴で懐かしささえ感じる味。台湾在住の日本人にも大人気だそうです。
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牛肉炒麺 (小110元)
見るからにおいしそうでしょ?いろいろ注文したい時には、おすすめ。パクパク食べられてしまいます。牛肉も柔らかく、全体的にバランスがとれている牛肉焼きそばと言えます。
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蝦仁蛋炒麺 (小110元)
大ぶりなエビにビックリ。プリプリ感もあり、新鮮。味付けがあっさりしているので、食べやすく、他の料理にもよく合う、というかよく引き立てるエビチャーハンですね。
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麻婆豆腐 (小100元)
マーボー豆腐ですが、山東出身のおじいちゃん仕込みでしょうか。スパイシーでこれぞ本場という旨さ。白いご飯が無性にほしくなる味です。ここでは外せないメニューの一つですね。
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青椒牛肉 (小160元)
これはナビたちとても気に入りました!細切りのピーマンがシャキシャキしていて、しっかり味がついた牛肉と一緒に口の中に入れると、その味といい、歯ごたえといい、もう止まりません。
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酸菜白肉火鍋 (小650元)
発酵した白菜の酸っぱさにどんどん惹かれていきます。発酵速度が遅い冬場は、暖かい調理場に白菜を置くのだそうです。これも山東省の寒い地方でよく食べられる鍋ですよね。
白肉(五花肉片)250元、酸白菜150元、炸丸子200元、冬粉(ハルサメ)50元、ハマグリ150元、凍豆腐50元などが入っていて、彩りも鮮やか。食欲がそそられます。
鍋の具材は、そのまま食べてもおいしいですが、豆腐などはちょっと調味料につけるだけでもっと味が引き立ちます。こちらの調味ソースは、ネギ、トウガラシ、ショウガ、香菜、韮葱醤+リンゴペースト、蝦油、蒜泥(ニンニクペースト)、紅麹豆乳、芝麻(ゴマ)醤、沙茶醤、黄糖など。単独では塩辛いものもあるので、うまく調合できない人のために総合ソースが準備してあります。よかった~。
一番小さな鍋用に、お玉の両側を曲げたそうです、これで底にある酸っぱい白菜もたくさんすくうことが出来ます!
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総合ソースに、お好みでネギや香菜をどうぞ
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とにかく餃子!
台湾ビールや紹興酒もあります、ビールは60元、80元(金牌)
餃子は、もの凄いスピードで作っているのを見て、いったいいくつ作るのかと聞くと、一人当たり2000個以上は作って、1日で1万個ほど売上があるとか…。餃子だけですごいです!すっかりココの餃子のファンになってしまいました!餃子好きはぜひ訪ねてみてください。
また、餃子やさんには、アルコールはないかと思っていましたが、紹興酒やビールもそろっています。ビールはよく冷えた台湾ビール!どの料理もお酒に合いそうですね。以上、台北ナビでした。
これらは、すべて小皿。人数が多ければ、注文できる品数も多くなるので、うれしい!