台湾の玄関口である「桃園」の人気観光スポットのひとつ「大溪老街」。桃園で最も早くに栄えた場所で、その頃流行ったバロック建築や閩南の伝統的な装飾の保存状態が良いと、建築が注目されがちですが、やっぱり観光に来たらおいしいものを食べた~い!
「大溪老街」が誇る美食といえば「豆干」です。「豆干」とは豆腐の水分を少なくし、圧力をかけて硬くしたもの。豆腐のうまみがぎゅっと詰まっていて、歯ごたえも味わえる、台湾の小吃の定番のひとつです。多くのお店がありますが、いつも行列ができている大人気店があります。それこそが本日ご紹介する「老阿伯現滷豆干」。1966年(民国55年)にガジュマルの樹の小さな屋台からスタートしました。一家総出で商いを営み、子供はカゴを手に提げて販売していたとか。その頃から毎日豆干を煮込むことを今まで守り続けています。快適な環境を顧客に提供したいという思いから、中正路と登龍路の交差点へ引っ越し、ゆっくり座って食べられるようになっています。
単品でも注文することも可能ですが、ほとんどの人が予めセットになっているものを注文します。2~3人だとお店の人気商品だという豆干、素肚、素雞、百頁豆腐、素腸が一度に楽しめる「招牌」を、4~6人くらいだと「全套」というお店のメニュー13種類が全部楽しめるもの選んでみてください。滷味とは醤油ベースのスープで煮込んだいわゆる「ごった煮」みたいなもの。こちらのものは、黒い色からは想像できないほどあっさり味でありながら、うまみが味わえます。濃い味が好きな人は醬油膏を多めにかけてもらうのもいいと思います。ナビは薄味が好きなので醬油膏は少なめにしてもらいました。辛いものが好きな人は辣醬をつけてみてください。かなり辛いので、まずは少しずつ試してくださいね。ちなみにナビは黃金蛋(煮込みタマゴ)がお気に入り~!黄身がドロっとしていて、秘伝のスープとよく合います。
行列を見て、列に並ぶのをためらってしまいそうになりますが、店員さんの手際がいいのと、テイクアウトをしていく人が多いので、すぐに順番が巡ってきます。なので、ためらわず列に並んでみてくださいね。もしどうしても席が見つからない時は、地元民に習ってテイクアウトをして近くの公園で食べたり、食べながら大溪老街を歩くのも楽しいと思います。
基本情報
住所 | 桃園市大溪区中正路37号 |
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住所(中国語) | 桃園市大溪區中正路37號 |
電話番号 | (03)388-3422 |
営業時間 | 8:00~19:00(土‣日曜日は7:30~) |
休業日 | 無休(お休みや営業時間短縮時はfacebookにて告知) |
クレジットカード | 現金の身 |
日本語 | 不か |
ホームページ | https://www.facebook.com/大溪老街-老阿伯現滷豆干-226364234099971/ (中国語) |
行き方 | ①MRT「頂埔」から桃園客運または台北客運バス9103で終点の「大渓バスターミナル」下車。徒歩約10分 ②高鉄「桃園」駅から台湾好行バス大渓快線501で「新街尾(和平老街)」下車 ③台鉄「桃園」駅から徒歩3分の桃園客運桃園バスターミナルより台湾好行バス小烏来線502で「和平老街」バス停下車(休日のみ運行) |
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スポット登録日:2021-03-03