龍泉深海鮮魚湯

ドラマ「路～台湾エクスプレス～」のロケ地で大注目！人情味あふれる店主たちの笑顔とローカル飯に癒されます

MRT「台電大樓」駅から歩いてすぐのところにある「龍泉市場」。このこぢんまりとした市場に、地元民から愛される屋台「龍泉深海鮮魚湯」があります。ドラマ「路～台湾エクスプレス～」のロケ地となって、在台日本人のお客さんが激増中とのことですが、「出演者のふたりはここに座ったよ」「自由に写真を撮ってもらって構いませんからね」と店主やスタッフたちが親切で優しい言葉をかけてくれます。
劇中で映っていた「魯肉飯25元」は魚鬆(魚田麩)が乗っている、台北ではあまり見かけないタイプ。甘くて濃い味付けで、日本人好みです。なかなか強気の値段だなと思ったのですが、看板商品なので注文したのが「鮮魚清湯70元」。澄んだスープは生姜がよく効いていて、台湾らしいお味。これでもかと入れてくれる魚は、魚臭さは一切なく、新鮮な魚を使っているのだと感じられます。
聞くと、ここで鮮魚を売る屋台として始まったといい、その後鶏肉を売り、30～40年前に今のような屋台として営業しているのだとか。なるほど、だから食材選びに絶対の自信があるのですね！ナビが訪れた際、両横に座った地元人はふたりとも鶏肉がどんぶりにど～んと乗った料理を食べていて、次回はこれにも挑戦してみたいと思いました。
そして何より、ナビはここのゆる～い雰囲気が気に入りました。店主夫婦が店を切り盛りしているのですが、スタッフも和気あいあい。通りを通る多くの地元民とあいさつしある姿を見ていると、昔からここで根を張り、愛されているお店なんだなと感じます。また、風が吹き抜けるのを感じながらローカル飯を食べ、古風公園に強く生きる木々を見ていると、ゆっくりとパワーがみなぎってきます。食べ物と人の温かさに癒される名店、是非訪れてみてくださいね。