高雄で人気の観光地・駁二藝術特區や鹽埕埔から徒歩でアクセス可能!土曜日限定で、ローカルな雰囲気満点。人気グルメも雑貨もゲームも楽しめる地域密着型の夜市です!
こんにちは、台北ナビです。
高雄の夜市と聞いて、多くの人が思い浮かべるのは「六合夜市」だったり「瑞豐夜市」だったりすると思いますが、今日やってきたのは土曜日限定のローカルな夜市。近くに住む人たちに人気の夜市なのですが、土曜日の一日開催ということもあって、高雄市民でも行ったことがない人もいるディープな夜市です。
でも、多くの人から親しまれる地域密着型の夜市と言ってもいいほど素敵な夜市なんですよ。ここを知っていたら高雄通間違いなし!
鹽埕埔駅の出口1を出て歩いて行きましょう~
地図を確認して外に出ましょう
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ここを出て、左に進みます
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建國夜市は、駁二藝術特區に近く、「駁二夜市」とも言われていますが、夜市の場所は駁二藝術特區の中ではなく、建國四路沿いにあり、少し離れています。高雄MRT「鹽埕埔」駅出口1を出て、五福四路を歩いて行きましょう。
七賢三路を渡ってまだまっすぐ進みます
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ドリンクスタンド「大力果汁」を左に曲がります
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文房具屋さん「
SKB」を左にまっすぐ進むと左側に旧堀江、右側には地元のグルメが並ぶ細い通り大仁路151巷(大溝頂)があります。七賢三路の大通りに突き当たっても、まだまっすぐです。左側に「高雄港」の立派な中華風の入り口、右側に鴨肉珍を見ながら更に進みます。周りは次第に暗くなっていくので、ちょっと不安になりますが、そのまま進んで、建國四路に出たら左折します。「大力果汁」のドリンクスタンドが角にある、その手前の道が建國四路です。左側にカトリック教会などがあって、このまま行って本当に夜市があるの?と思ってしまいますが、ご心配なく。右側に公園が見えてくるとその先に夜市が出ています。
こんな閑散とした場所に本当に夜市があるの?と思ってしまいますが、ご心配なく!
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左右に公園が見えてくると、公園の前の通りにお店が並んでいるのが目に入ります
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お祭りのよう!?な夜市
まっすぐ歩いていくと、だんたん夜市が見えてきます
建國夜市は、公園の先の道が土曜日のみ歩行者天国のようになる、まるでお祭りのような夜市です。範囲は公園の前から突き当たりの「
新豐代天府」までの一本の道にだいたい三列で屋台が並んでいます。
23:00頃の遅い時間になると、バイクで乗りつける人もいますが、にぎわっている時間帯には、ほとんどの人がバイクを公園附近に置いて歩いてまわっているので、安心して歩いてまわれます。夜市が賑わうのは、夕方17:30頃から午後23:30頃までですが、23:00を過ぎると次第にお店が少なくなりますのでご注意ください。
土曜日だけ開催なので、行列ができる屋台も多いです
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時間が遅くなると人も屋台も少なくなります
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こちらの屋台では、まず座る場所を見つけてから、お店の方に注文を伝えましょう
屋台は食べ物、ドリンク、スイーツ、洋服、日用品などなど……いろいろな屋台が出ていてテンションが上がりますが、まずはお腹を満たしてからゆっくり見てまわろうと思ったナビは、少し歩くと人がひっきりなしに訪れている、おいしそうな「麵線」の屋台を発見。建國夜市は、普段は道なので、独立した店舗のお店はありませんが、座席のある屋台もあって、歩きながら食べるだけではなく、座って食事できるのが嬉しいです。
席を確保してから、「大腸麵線(小45元)」と「炸黑輪(40元)」をオーダー。「麵線」は定番のやさしい味でおいしいです。そして、「炸黑輪」は練り物を揚げて胡椒をかけたもので、スパイシーな味。スナックにもおつまみにもピッタリですよ~。揚げたてがサクサクでおいしいので、ここでオーダーしてその場で食べてください!
やさしい味です
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胡椒がきいていて、結構しょっぱいので、麵線と一緒に味わってください
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なんと八百屋さんも!!日用品、洋服、ゲームもありますよ~
夜市で野菜も買えるのに驚き!
お腹がいっぱいになったところで、お店をチェックしながら歩いていくと、途中で有機栽培の野菜を売る屋台を発見!一般的な夜市では野菜は売っていないのですが、さすが地域密着の夜市だけあって、住民の利便性も考えられている!と感心したナビ。
すでにビニール袋に分けられているものもありますが、ビニール袋をもらって自分で好きな量を入れて量り売りしてもらうことも可能です。そのまま食べられるミニトマトは観光で来た方にもおススメ。甘くておいしいですよ♪
おススメはミニトマト!
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野菜は好きな量を買えるのも嬉しいです
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野菜はその日によって並ぶものが違います
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トマトもおいしいですよ!
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いろいろなゲームがあって楽しめます
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懐かしい砂絵もあります
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お店より安くていいものを探すのが楽しい!
隣の日用品雑貨がずらりと並ぶお店や洋服のお店もチェックして、洋服100元などその安さに驚き、「これルームウェアにもいいかもね!」とナビ友と話しながら次の屋台に足を運ぶと、長蛇の列を発見。人気の「
大廟口鹽水雞」のお店でした。それほど人気とあれば食べてみないわけにはいきません。
このケースに入っている中から選びます
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いつも人がいっぱいの人気の屋台です
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人込みをかき分け前へ進んでみたものの、注文方法が全く分からず、とりあえず「雞胸肉」と言ってみたのですが、「雞胸肉」は終わってしまったので、ほかの物を自分でビニールに入れるように指示されたナビ。左の隅にあるケースの中から野菜や肉をビニール袋に入れ、お店の人に渡すと、置いてあるメモ用紙にお店の人が指定する番号を書くように指示されます。
メモには電話番号や「不要辣(辛くしないでほしい)」などのリクエストも書いておくといいみたい。メモ用紙をビニール袋に入れて渡すと、右側の隅に順番に並べられます。味付けは番号順にされるので、しばらくは別の屋台などを見て待っていましょう。
こんな風に端に並べられています
待つこと約30分、やっと順番がまわってきました。生タマネギとその場で叩きつぶしたニンニク、ネギが入れられ、ゴマ油やお店特製の調味料をかけて完成。味はかなり濃いめで、生タマネギの辛さがアクセントになっています。
それにしてもみなさん、注文方法を聞かなくても慣れた感じでオーダーしているので、地元の常連さんが集まっているものと思われます。確かにほかでは味わえない独特な味付けなので、行列になるのもうなづけます。2時間待ちのこともあるとか!ぜひ一度お試しを~♪
味付けに使う材料です
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にんにくはその場でたたいてつぶします
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味付けは濃い目なので、あまりしょっぱくしたくない方は「不要太鹹」とメモに書いてくださいね
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少しだけ買ったつもりでしたが、最後にタマネギが入るので、結構ボリュームがあります
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時間がかかる場合は「先に注文をして、後で取りに来て」と言われます
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切ってもらえるので、食べやすいです
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次の屋台はB級グルメの定番「蔥油餅」。ちょっとお腹がすいたときや午後のおやつにもいいんですよね~。こちらの屋台はその場で生地をひいて焼き上げています。油が多めでちょっと揚げ気味の「蔥油餅」は、こんがり加減が絶妙で、香ばしくサクサク。一度買ったらまた食べたくなる味です。
ナビは「原味(プレーン)」が好きなんですが、ナビ友のおススメの味は「咖哩(カレー)」。カレー味を食べてみたところ、スパイシーでご飯のおかずになりそうな味でした。すでに焼かれたものがなく、その場で焼くときはちょっと並んで待つこともありますが、香ばしい焼きたてをいただけるので待つ価値があります!
焼きたてをぜひ!
こちらの小さな屋台です
そして、まだいろいろ味わってみたいナビが向かったのは、手作り感あふれる焼き物「
南洋沙嗲烤肉」の屋台。選挙の看板などをリメイクして屋台を作っています。前に並んでいるものの中から焼いてもらいたいものを選んで渡すだけです。いくらかその場で計算してくれるので、先に払います。焼くスピードが速いので、それほど待たずに焼きあがります。
南洋サテソースというだけあって、ちょっと異国な味付けですが、見た目よりもしょっぱすぎず、台湾ビールに合いそうな味です。ナビは「雞腿肉(40元)」、「黑輪(10元)」、「青椒(30元)」を買いました。
焼き物の後は揚げ物にチャレンジ!「李記香酥雞」で鶏肉の揚げ物を買いました。揚げたてなくても柔らかくておいしいです。「薯條(フライドポテト)」もあります。一口サイズなので歩きながら食べられるのもいいです。
ぶらぶら歩いていると、近くに「烤鳥蛋(ウズラのたまご焼き)」を発見。これも歩きながら食べるのにちょうどいいので、また購入。
こちらも焼きたてをいただきました~
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胡椒などの味付けは自分で。好きなものをトッピングしてください!
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すでにかなり食べている気がするんですが………、それでも甘いものがほしくなってきてしまいますよね~。そしてまだ飲み物も買っていないと思い、ドリンクの屋台へ向かうのでした(笑)。
最後にドリンク&スイーツを♪
大行列のドリンクの屋台を発見!
ドリンクの屋台を探していると、「茶」という文字と人が並んでいる屋台が目に飛び込んできました。人が並んでいると並ばずにはいられないナビ。早速、この屋台「
大虎茶堂」に並びました。
こちらでは「黒糖珍珠撞奶茶(黒糖タピオカパールミルクティー)」のほか、手作り「豆花」もあります。
「豆花」+「黒糖珍珠」もおススメ。しかもどちらもSサイズ35元!ミルクティーはフレッシュミルクたっぷり、「豆花」は手作りなのに、この値段で本当にいいの?と思うほど安いです。モチモチのタピオカパールは、黒糖の味がしっかりしてかなり甘めですが、一度飲んだらまた飲みたくなるおいしさです。並んで買っても損はありませんよ~♪
メニューはこちら
日本語が書かれた屋台
ドリンクを飲みながら歩き始めると、「
もち」という日本語の文字が見えてきました。「もち」ってどんなのだろう、と買ってみることに。確かに日本のお餅のような長方形の形をしています。
ナビは「花生(ピーナッツ)」と「芝麻(ゴマ)」の味を選んでみました。日本のお餅ほど伸びませんが、おいしかったです。
日本のお餅のように見えます
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スイーツ感覚でいただけます
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最後は…これは外せない!大人気スイーツ
この行列は一体…?
かなりいろいろな屋台を回ってお腹も心も大満足で、そろそろ駅へ向かおうかと思っていたところ、入り口近くに「
QQ蛋」の大行列を発見!
そうだ、編集部スタッフから言われていたのでした……。「この夜市の看板商品だから!」と。
二種類の場合、数は決まっていませんので、どちらかが多く入ることもあります
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やっと買えました!
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横からのぞくと、大きくてカラフルな二色の丸い球状のものが見えます。屋台ではずっと揚げていますが、ひっきりなしにお客さんが来るので、ほぼ揚げたて。この大きさで一袋30元。二袋買うと50元になります。
サツマイモと紫イモの二種類あるので、両方食べたい方は「綜合」と伝えてくださいね。イモの味がしっかりしていてモチモチで本当においしいです。子供も大人も大好きなスイーツ、見逃さずに立ち寄ってくださいね!
イモの味がしっかり感じられて、おいしいです。そして、カラフルできれいです!ぜひお試しください~
夜市にいるとすぐに時間が経ってしまいます。ナビたちは、食べたり飲んだり、ぶらぶらしながら約2時間夜市で過ごしました。土曜日の午後、駁二藝術特區や鹽埕區散策に行かれる方は、その後立ち寄ってみると楽しいですよ。地元の人に混ざってローカルな雰囲気を味わってみてください!
人が多い時は、先に別の屋台を見てから戻ってみてください!すぐに買えることもありますよ~
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遅くなるとほぼ売り切れになってしまう屋台もあるので、お早めに!
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以上、台北ナビ(湯山千里)がお届けしました。