大橋頭老牌筒仔米糕(重慶店)

ボリュームたっぷりで美味しい老舗の絶品おこわ

MRT「雙連」駅から民生西路を迪化街方面に歩いて、大通りである承徳路を左に曲がると見えるオレンジ色の看板と、レトロな木製の引き戸の入口が目を引くお店。これが大橋頭老牌筒仔米糕の重慶店です。
本店は延平北路三段にある1973年創業の老舗。重慶店はその支店で、まだまだ新しいのですが、すでに地元の人を中心に愛されていて、ひっきりなしにお客さんが入ってきます。ただ、混雑は本店ほどではなく「穴場」といえるでしょう。
こちらの看板メニューはもち米を円筒形の容器に入れて蒸し上げた「米糕」で、1個35元。基本的には赤身が多い「瘦肉」と脂身の多い「肥肉」が選べます。メニューには「小」と「大」と書かれているのですが、これは「1つ」か「2つ」かということ。大を頼んで、1つ「瘦肉」もう１つを「肥肉」とすることもできますが、1つで十分なボリュームです。はじめは醤油の香りが香ばしいそのままの味を楽しみ、その後で唐辛子や特製ソースをつけて味に変化をつけると飽きがきません。豚肉はしっかりと味がしみこんでいて「脂肉」は特にジューシー。本当においしいです。
豊富なのはスープメニュー。米糕の味がしっかりしているので、さっぱりしたスープでお口直しをしてください。豚肉団子スープの「貢丸湯」、牡蠣スープの「蚵仔湯」、魚肉団子スープの「福州丸子湯」などのほか、レバー、豚の血を固めた「豬血糕」が入ったものもあります。