台湾らしさがあふれるオシャレでかわいい朝食屋さん♡珍しい軟蛋餅は必食!
現在お店は「台北市民權東路二段135巷30弄21號」にあります。
以下の内容は引っ越し前の様子になります。
参考程度にご覧ください。
こんにちは、台北ナビです。
朝食はホテルを飛び出して「お店で食べる派!」という人も多いのでは?そんなアナタにおすすめしたいのが、 新タイプの朝ごはん屋さん「軟食力」です。台北では珍しい手法の蛋餅(卵クレープ)をオシャレ空間で楽しむことのできるお店です。
それでは、さっそく行ってみましょう!
3駅からアクセス可能
「軟食力」はMRT「六張犁」「信義安和」「台北101/世貿」の各駅のちょうど中間辺りにあります。ナビは「信義安和」駅から向かいました。いつもは夜市を楽しむ臨江街には朝市が立っていて、ちょっと不思議な気分。ローカルな雰囲気を味わいながら、目的地を目指します。
カフェ風のステキな佇まい♡
赤い紙に書かれた想いをチェックして!
大通りから路地裏へ進むと、さらにローカルムードが色濃くなってきました。そして古いアパートの1階に現れたかわいらしい佇まい。ここが「軟食力」です。
真っ白なタイルと大きなガラス窓、それに温かみのある木のドア。今風の中に、なんだか懐かしい雰囲気も漂います。ドアの横には「春聯」と呼ばれる春節を祝う詩が貼られていて、上には店名が、両脇には対句で「人生硬著幹」「蛋餅軟著吃」の文字――「人生はハードだけどがんばらなくちゃ!蛋餅はソフトなのを食べなくちゃ!」といったメッセージが込められていました。
新×旧=「軟食力」
若々しく、新しいパワーをひしひしと感じる「軟食力」は、3人の男女が集まって2017年8月にオープンしました。きっかけは、「若い人にもっと台湾伝統のおいしさを知ってもらいたいから」。
食から力をもらおう!
彼らの内1人のご実家は、宜蘭で60年続く朝食店「力丸早餐」 を営んでいるそうです。そこで食べられるのは伝統的な蛋餅(卵クレープ)や飯糰(台湾風おにぎり)。台北で食べるものとはひと味もふた味も異なるおいしさなのに、若者の多くは伝統的な朝食はたまに食べる程度……毎日でも食べてもらうにはどうしたらよいのか――。
伝統が持つ古臭さを打ち破り、若い世代が好むファッショナブルなスタイルをちょこっとプラスしたなら、みんなもきっと気に入ってくれるに違いない――そうして生まれたのが「軟食力」です。伝統の味はそのままに、素材の組み合わせ方や盛り付け、インテリアetc.に新しい風を送り込みました。すると、あっという間にSNSをにぎわす人気店に。ナビが訪れたのは平日の朝9時頃ですが、次から次へと若者がやってくるほど、休日ともなれば行列必至だとか!
「軟食力」の名物、蛋餅のヒミツ
軟蛋餅‐花生猪排80元。台湾伝統の蛋餅と洋風なピーナッツバターをミックス
「軟食力」の名物の1つが蛋餅(卵クレープ)です。
「力丸早餐」の流れを組むこちらでは、粉を水で溶き、クレープのようにその場で焼き上げる「粉漿蛋餅」という伝統の技を採用しています。焼き立てだから、ふっくら&もっちり~♪それでいて外側はカリッとしていて絶妙な食感です。台北の一般的な朝食店で食べられる「脆皮蛋餅」は、すでに成形された皮を焼いたもの。それはそれでおいしいのですが、「軟食力」のを食べてしまうと、きっとその味の虜になってしまうはず!
素材そのものにもこだわり、豊富なタンパク質を含む小麦の中心部分だけを使用。だから小麦本来の香りが楽しめるだけでなく、栄養も満点なんですって。これをほかの材料と黄金比で混ぜ合わせてタネを作り、オーダーが入った後、1枚1枚丁寧にその場で焼き上げます。おいしくないわけがありません!テーブルに届くまで少し時間がかかりますが、辛抱強く待ちましょう。待つほどにおいしさも増していくはずです。
軽めの飯糰で胃もたれ知らず
夯香腸飯糰85元。具材には台湾ソーセージ、切り干し大根、揚げパン、肉でんぶ、目玉焼きとたっぷり!
もう1つの名物が飯糰(台湾風おにぎり)です。
飯糰といえば、一般にもち米100%で握ることが多いのですが、十分な満足感を味わえるものの、朝からはちょっと重たい……。「ちょっと軽めに、ヘルシーに!」という願いをかなえてくれるのが「軟食力」の飯糰です。
もち米以外に蓬莱米もブレンドしているから、もちもちとした食感を残しつつ、べたつかず、あっさりと胃にやさしい仕上がりに。また、通常よりやや少なめのごはんの分量で握っているので胃にもたれず、具のボリューム感をより楽しめます。
台湾食材を使った台湾らしいメニュー
毎日自家製造している豆乳を使用した豆乳紅茶の豆漿紅茶35元。豆乳は非遺伝子組み換えの大豆を使い、おからも一緒に煮詰めているのだとか
ほかにもさまざまな台湾らしいメニューが並びます。メインメニューの1つ饅力堡はマントウをバンズにした台湾ハンバーガーで、黒糖を使った黑饅力かプレーン味の白饅力から選べます。ふわっ&もちっなマントウは、洋風ハンバーガーとは違った味わいが。
また、サイドメニューの點心も要チェックです。甘梅薯條(サツマイモフライの梅粉がけ)、芝麻球(ごま揚げ団子)、炸湯圓(白玉団子フライ)……などなど、どれも台湾らしい味であふれています。
使うソーセージだって台湾ソーセージ、バジルも台湾バジル……と、どれをとっても台湾味!ここには、台湾らしい食材を使った、オシャレで絵になるメニューがいっぱいです。
メニューいろいろサイドメニュー
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地瓜球はカラフルでかわいい♪ひと口かじると中から……!!!
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欲張り派ならセットメニューをチョイスして
蛋餅や飯糰などのメインメニューは、+65元でセットメニューへアップグレードも可能で、45元の點心+30元飲料をそれぞれ1つずつ選ぶことができますよ(超過分は差額として支払えば選択可能)!ナビはサツマイモのもちもち団子、地瓜球と黒ゴマの豆乳、黑芝麻豆漿をチョイスしました~!よりボリューミーで大満足!!
軟蛋餅‐花生猪排80元 に+65元でセットメニュー(地瓜球45元+黑芝麻豆漿55元)へ。この場合 ドリンクの差額分+25元が必要
台湾文化あふれる「軟食力」へ行こう!
ガラス窓の向こうのキッチンからおいしさが生まれます
台湾の伝統の味を若者に知ってもらいたいと始めた「軟食力」ですが、今では日本人をはじめとした多くの国の人たちもやってくるそうです。若者に伝えたかった想いは、予期せぬところで形を変え、外国の人々の心をもつかみました。これは「うれしい誤算だった!」とオーナーの1人は言います。「この店だけでなく、台湾をもっと多くの人に知ってもらいたい!」とそう語る彼ら。言葉の端々から台湾を愛してやまない3人の想いがあふれてくるようです。
台湾らしさに包まれた「軟食力」で、台湾を感じながらおいしい朝食を味わいませんか?きっとパワーアップ!そして台湾がもっと好きになるはずです。
以上、台北ナビでした。