著名人も足繁く通う創業44年の老舗広東料理レストラン、安定した美味しさの中に、“新しさ”と“驚き”もあり!大切な人を連れてぜひ訪れたいお店です
こんにちは、台北ナビです。
今回は、グロリアプリンスホテル(華泰王子大飯店)の中にある、老舗の広東料理のレストラン「九華樓」に行ってきました。このお店は創業44年の歴史があり、なんと台湾の元総統も定期的に訪れるお店だとか!ナビ、お食事をいただく前からかなり期待が高まります。さてさて、どんな素敵なお料理に出会えるのか、楽しみです。
こちらのレストランは、グロリアプリンスホテルが創業を開始した1970年に同時オープンしました。
お店に一歩足を踏み入れると、中央のゴージャスなシャンデリアがまず目に飛び込んできます。そして、真っ白なテーブルクロスに落ち着いたえんじ色の椅子がとってもマッチしていて、高級感もた~っぷり。 整然とテーブルセッティングされた様は見ていてとても気持ちがよく、きらびやかだけど全体的に落ち着いた雰囲気はご年配の方にも好まれそうです。
自然光が気持ちいい半個室を予約してみては?
半個室は明るくて、プライバシーもしっかり確保できてオススメですよ~
中央のテーブル席をメインに、個室と半個室がその周囲に配置されています。
ナビのオススメは、林森北路に面した半個室。自然光が差し込んでとっても明るくて、窓からは木々も見えます。個室の方は最低消費1万5千元が必要ですが、半個室のほうなら最低消費がないので気軽に利用できますよ。予約をする際に「緑が見える席をお願いします」と言えばいいそうです!
元総統も足繁く通う名店
こちらのお店は、台湾を代表する名シェフの伍洪成氏が取りまとめています。台湾の李登輝・元総統もその腕に惚れ込み、現在でも月に2、3度は来店されるとか。お客様は台湾、日本を問わずリピーターが多いそうで、その味の確かさが伺えます。
メニューはコースや創作料理も含めると、なんと150種類以上にものぼるそう。そのすべては化学調味料を使わず、素材と調理法にこだわっています。
九華樓シェフ、イチ押しメニュー
グロリアプリンスホテル広報の白さん(右)にオススメメニューを伺いました!
グロリアプリンスホテル広報の白宇恒さんが、九華樓のシェフイチ押しメニューを8品紹介してくれました。
さっそくどんなお味がいただきます!
ごはん系
福建炒飯(福建風チャーハン/280元)
パラパラの卵チャーハンの上に、具沢山のあんかけがたっぷりかかった一品。具は、ホタテ、エビ、豚ロース、シイタケ、エンドウ豆の豪華な顔ぶれで、ご飯と具の量がなんと半分半分くらいという太っ腹さ。あんかけが日本人好みの味付けで、特にエンドウ豆のシャキシャキ食感が堪りません。ナビイチ押しのお料理です!
妙製活龍蝦(ロブスター蒸し・XOソース炒め/780元)
続いては、美しく盛りつけされた高級食材のロブスター登場!頭の部分は蒸してニンニク添え、身体の部分はXO醬炒め、という2つの調理法がほどこされていて、ロブスターを2倍楽しめちゃいます。プリップリのロブスター炒めは、ショウガとアスパラが絶妙マッチ。
松茸美白菊花盅(松茸風味の豆腐スープ/180元)
蓋が取られた瞬間、「きれい!!でもこれ何ですか?」と目を丸くしたお料理。ぱっと見は麺のようですが、近づいてよーく見ると卵豆腐が細く切られています。なんと豆腐を縦14回、横14回切ったそうで、その太さはおよそ1~2ミリ。シェフの技に脱帽です。
そしてスープは、金華ハムと老母鶏、ロースを8時間煮込んだもの。あっさりしているのにコクがありました。美味しいだけではなくて、驚きと感動のあるスープでした!
乳豬焼蠟三拼(ローストダッグ&子豚のバーベキュー&広東風バーベキュー/3種類780元)
ローストダッグ(鴨)とチャーシュー、子豚のバーベキューの3つが楽しめる盛り合わせ。広東料理の定番で、ナビも広東料理を食べにいった際にはよくオーダーします。
でもこのお店はスペシャルですよ~!!「何が?」というと、「子豚のバーベキュー」が最高に美味しいんです。見た目は普通ですが、口に入れてそのパリパリさに驚きです。噛む度にパリパリというか、むしろバリバリと音がして、とっても香ばしいお味。
作り方はオーブンで2時間焼いた後、炭火で20~30分ほどさらに加熱するという、時間はかかるけれどシンプルな方法。その際に、秘伝のソースを塗っているので、このような特別な食感が生まれるのだとか。 中国語でのお料理名は「化皮乳豬」で、確かに皮が化けてます~。こちらは食感を最大限に味わうために、ぜひ熱々のうちに食べましょう! ナビイチ押しのビールのつまみです。
松茸小籠包(松茸入り小籠包/6個280元)
台湾と言えばやっぱり小籠包!こちらのお店でも楽しめますよ。松茸入りで、一つずつレンゲに載せられているのが珍しいですね。薄皮で、松茸の香りがほんわ~り。しっかりした味付けのスープがたっぶり入っていました。
デザート系
玉桂頻果酥(中華風アップルパイ/3個140元)
ハート形のアップルパイ、キュートで女子の心をつかみます♪
メニューでは「アップルパイ」となっていますが、実際に食べてみた感じはしっとりしたクッキーのよう。生地の間にリンゴとカスタードが挟んであり、想像通りグッドコンビネーション!注文を受けてから作るので25分ほどかかるそうです。
鴛鴦流沙包(中華風クリームとごままんじゅう/2個100元)
一つの蒸篭でクリームとごまの2つの味を楽しめます。
こちらも広東料理で日本人に人気のある一品。チェックしておきたいデザートですね。
ナビ、少し時間が経ってから頂いたのでとろ〜っと感があまり伝わらなくてすみません!!皆さんはすぐに召し上がってくださいね~。
クリームまんじゅうは、2つに割るととろ~りとしたクリームが中から流れ出てきます。急いでほおばると、甘くて濃厚。
期待を裏切らない美味しさです。皮はしっかりした生地でしっとりとしていました。
ごままんじゅうは外の皮にもごまが練り込んであり、中にもごまペーストがたっぷり。ごまを思う存分感じられます!(けれど、しつこくはないです)どちらもちょっと小さめの一口サイズなので、食後のデザート向き。
木瓜杏仁露(アーモンドのペーストスープパパイヤ詰め/200元)
メニューの写真を見て、かなり興味津々だったデザート。せっかくなのでいただきました!
まずは食べ方からご説明を。揚げパンをアーモンドのペーストスープ(これ、イメージしやすいように言うと杏仁豆腐の飲み物です)に付けてしみ込ませ、ひたひたでいただきます。
そしてスープがなくなったら、パパイヤをスープンですくって食べていきます。台湾で揚げパンと言えば、豆乳につけて食べるというイメージがありますが、杏仁豆腐とも好相性!しかもこの杏仁豆腐は温かいので女性はかなりうれしいのではないでしょうか。杏仁豆腐がしみ込んだパパイヤも一層甘さを増して美味でした。
このデザート、李元総統が来られた際には必ずオーダーされるとか。その美味しさからも納得です。
スープとフカヒレの種類を自分で選べる「フカヒレ料理」
台湾に来たからにはぜひ食べたい高級料理の一つはフカヒレではないでしょうか?
こちらのフカヒレスープは、なんとスープとフカヒレの種類を自分でチョイスできます。スープは招牌紅焼翅(ブラウンソース煮)、濃湯鶏煲翅(とろみスープ)、極品頂湯翅(特製スープ)の3種類。フカヒレは金山勾特大排翅(フカヒレ特大262g/3800元)、水沙勾大排翅(フカヒレ大112g/1600元)、中鰭大勾翅(フカヒレ中75g/1180元)の3つのランクが用意されています。
自分の味の好みと予算に合わせて、フカヒレ料理を楽しめるのが魅力的ですね。こちらのフカヒレ料理は3日前までの電話予約が必要です。
外さない!だから大切な人を連れてきたいお店
接客も丁寧で気持ちよくお食事を頂けます。
今回いただいたお料理、本当にどれも美味しかったです。期待を裏切らない、老舗の安定した味というのでしょうか?でも、ただ美味しいだけでなく、卵豆腐の千切りやパパイヤのアーモンドミルク入れ、子豚のバーベキューなど斬新であっと驚くようなものもあって、伝統的な中にも「驚き」や「新しさ」のあるレストランでした。味、サービス、お店の雰囲気のどれもが素晴らしく、大切な人が台北を訪れた際にはぜひ連れていきたいお店だな、と思いました。
今回ご紹介した料理のほかにも、名物のローストチキンやアワビ、お手軽な飲茶などもあります。
皆さんもぜひ訪れてみてくださいね。きっと満足いくお料理を味わえますよ~。
以上、台北ナビでした。