お洒落でおいしい 地元産の茶葉を使ったミルクティーかき氷が自慢
こんにちは、台北ナビです。
台北市の南に位置する文山区は、多くの有名大学や進学校が点在することや自然の多い環境のよさなども相まって、台北でも有数の文教地区として知られています。猫空や台北市立動物園などを除いてこれまであまりガイドブックでは紹介されることのなかった地域なのですが、近年は個性的で素敵なお店が続々と増えてきているんですよ。
今回は、そんな文山区にあるちょっとお洒落でおいしいかき氷店「三角冰 冰品專賣店」にお邪魔してきました!
15人も座れば満員になってしまう小さなお店 ピーク時には行列覚悟
三角冰があるのはMRT「萬隆」駅から徒歩3分の場所。大通りから路地に少し入った閑静な住宅街の中にあります。富士山のようなロゴマークが描かれた白い看板が目印です。
店内はこぢんまりとしていて、15席ほどのイートインスペースがありますが、混雑時はかなりギチギチの状態に。荷物は膝の上において譲り合って座りましょう。
メニューに日本語は書いてありませんが、英語と写真入りで一目瞭然。注文は一度外に出てします。家族経営の少数陣営で切り盛りしていて、一つ一つ丁寧に作るので、出てくるまでちょっとだけ時間がかかるのですが、気長に待ちます。
切り盛りしているのは、ここで生まれ育ったという黨純安さん(姉)と黨侑萱さんの姉妹が中心。とってもお若いのですが、学生時代から切り盛りを始めて2019年の時点でオープンから5年というから驚き。入れ替わりの激しい台湾の飲食業界で、これだけ長く続けられるというのは簡単なことではありません。
ちなみに、シロップや20種類近くあるトッピングも全てお店で手作り。お客さんにおいしいものを食べてほしいというこだわりが伝わってきますし、なによりオーナーが確実においしいと思うものだけが出されているので、間違いないおいしさが味わえます。
若くてもしっかり切り盛りしているオーナー姉妹
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手作りのトッピングは20種類近く
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平日の昼下がりには学生さんの姿が目立ちます。ナビの隣の席で賑やかにかき氷をつついていたのも学生グループ。てっきり直ぐ近くにある師範大学公館キャンパスの学生かと思ったら、ここから少し離れた台湾大学のサークル友達だそうで、昼食後にわざわざバスに乗ってやってきたんだとか。
その後も続々とカップルや学生たちがやってきて賑やか。店員さんと仲良くおしゃべりを楽しむ人もいて、常連さんも多いのかなという印象です。地域に溶け込んでいる素敵な雰囲気は郊外ならではかも知れませんね。
しかもお値段はとてもリーズナブル。観光客の多い繁華街ではなく、あえて文山区で開いているお店だからできる手頃さですね。
シンプルだけどこだわりが光るかき氷 それが人気の秘密
【黑糖刨冰】(50元)かき氷に黒糖シロップをかけた超シンプルなかき氷。お好みで4種類のトッピングを加えられます。優しい味で台湾で昔から食べられていたもの。根強い人気商品なんだそうです。
トッピングでナビがチョイスしたのはお店のお薦めだという小豆、リョクトウ、黒糖粉粿、芋圓(タロイモ団子)。さらに10元プラスしてキャッサバ粉を水に溶いてひも状に形成した毛毛蟲粉條(毛虫ヌードルゼリー)。モチモチ食感がたまりません。
【雙拼奶奶冰】(110元)
文山区にある猫空産鉄観音茶と台湾産紅茶で作った2種類のミルクティーの味が楽しめるかき氷。ふわふわでしっとり食感が楽しいだけでなく、優しい甘さと豊かなお茶の香りがしておいしいです。2種類のお茶の違いもしっかりと味わえるのがグッド。タピオカもトッピングできるので、タピリストにも満足していただけること請け合い!
猫空産の茶葉にこだわっているのも文山区にあるお店ならではという感じがしていいですね~。
このほかにも、ドリンクメニューに期間限定のかき氷があるほか、冬に楽しみたいリョクトウスープなどホットスイーツのメニューもあります。いずれもかなり力を入れているようなので新商品の情報はfacebookページなどをチェックしてみてくださいね。
MRTやバスに乗って台湾大学や景美夜市、台北市立動物園から簡単にアクセスできるので、郊外に足を伸ばしたついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?地元民に混じって絶品かき氷を楽しんでくださいね。
以上、台北ナビがお伝えしました!