カバランウイスキーの直営バーが登場!樽出しウイスキーでしっとり大人の時間を
こんにちは、台北ナビです。
ウイスキー好きの方に朗報です!台湾が世界に誇るKAVALAN(カバラン)ウイスキー初の直営バーがこのほど、中山エリアにオープンしました。しっとりとした大人な雰囲気の店内で樽出しウイスキーが愉しめる「KAVALAN WHISKY BAR」をご紹介します。
扉の向こうに大人の隠れ家!
KAVALAN WHISKY
ウイスキー愛好家なら知らない人はいないほど世界中で愛される台湾産ウイスキー「KAVALAN WHISKY」。現在約60数カ国で販売されており、世界の名だたるウイスキー品評会でも数々の賞を受賞しています。
台湾で直営店をよく見かけるのでてっきり直営のバーもあるとナビは勘違いしていたのですが……ここが初のバーなんだとか!これは楽しみです。
ウイスキーの樽がバーの扉
大人の隠れ家的に場所がちょっとわかりにくいのですが、それもまたよし。「Buckskin Beerhouse 柏克金啤酒餐廳」の南京店内にあります。バーへ直接行く場合はビルに入ってすぐの階段を登ってください。一度「Buckskin Beerhouse 柏克金啤酒餐廳」に入店してから2階へ上がり、「柏克金 Buckskin 燒肉屋」を通り抜けても行くことができます。
大きなウイスキーの樽がバーの入り口です。樽の前に立っても開かず…あれ?
スタッフに促されて「KAVALAN WHISKY BAR」の看板下にある台湾の形をしたボタンを押すと、扉がオープンしました。中国語の「按台灣(“台湾”を押す)」は台湾語の「愛台灣」と韻を踏んでいて、台湾への愛を表現しているそうです♪
重厚な扉の向こうにはウイスキーの樽が並ぶムーディーな空間が出現!なかなか素敵な演出で入店から気分が上がる~♪
ウイスキーの樽が並ぶしっとりと落ち着いた店内は約20席ほど。こぢんまりとしていて、親しい友人たちとゆっくりとウイスキーを愉しむのにぴったりです。
KAVALAN WHISKYのボトルがズラリ!
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壁に施されているのは宜蘭県の雪山。カバランウイスキーに欠かせない天然水はここ由来です
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樽出しウイスキーで一期一会の出合いを!
まずは入店から気になっていた樽出しウイスキーをいただいてみます。全6種類で、いずれも「シングルカスクストレングス」。ブレンドも樽替えもしていないウイスキーで、樽ごとに香りと味わいが異なります。一期一会のウイスキーを贅沢に楽しんじゃいましょう〜。
オーダー後に樽から直接注いでもらえます
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樽出しウイスキーなんてそうそう飲む機会がないのでワクワク
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カバランウイスキー3杯セット/1100元
※1杯600元以上のウイスキーは除外
ナビは「カバランウイスキー3杯セット」で、バーテンダーのオススメ3種類を飲み比べ。カバランウイスキー最高峰ラインの「カバラン ソリスト」シリーズで、写真左から「ヴィーニョ バリック」、「オロロソ シェリー」、「ex.バーボン カスク」です。ナビはウイスキーに疎いので、バーテンダーさんに解説してもらいながらいただいてみました。
「ヴィーニョ バリック」は世界トップレベルのワイン樽を使用。カバラン蒸留所独自の熱処理技術で樽内部の香味成分を生成させているそうで、まろやかで芳醇な味わいが特徴です。続いての「オロロソ シェリー」はスペイン産のオロロソシェリー樽を使い、熟成後されたウイスキーはラテンの情熱的味わいへと変身。アーモンドやドライフルーツの香りが加わって、とても心地良い口当たりにうっとり……。最後はアメリカ産バーボン樽を使用した「ex.バーボンカスク」。芳醇な木や爽やかなバニラ、トロピカルフルーツの香りなどが混ざり合うバランスの取れた風味で、まろやかで滑らかな口当たりです。冷却ろ過をしていないので、ウイスキー本来の味を楽しめます。
「ウイスキーなんて飲み慣れてないし、味が分かるかな…?」と思っていたのですが、飲み比べてみるとそれぞれの特徴が際立ち、ウイスキーの奥深さを実感!そして何と言っても樽出しってボトルとは違う特別感があってステキです。
ウイスキーを使ったカクテルも魅力的
カバランウイスキーを使用したオリジナルカクテルが多彩なのもこのバーの魅力です。そして、バーのフードメニューは、ビアレストラン「Buckskin Beerhouse 柏克金啤酒餐廳」の葉銘賢エグゼクティブシェフが考案していてかなり本格的。代表的なカクテルには相性ぴったりのおつまみやデザートを提案してくれるフードペアリングもあって演出満点です。
初心 550元
ウイスキー「カバランクラッシック」を使ったカクテル。カバラン初のシングルモルトウイスキーで、スタンダードなそれをブドウや梅、チョコレートでアレンジしています。
サーブ直前までグラスとお酒が冷凍されているのが特徴で、冷たいせいかアルコール度数をそれほど感じません。芳醇かつまろやかな口当たりでやや甘さもあって、ついつい飲み過ぎちゃいそうな魅惑のウイスキーカクテル……!
そしてフードベアリングで出された「杏仁茶」は見た目も味わいもまたまたスペシャル!台南名産の「椪餅」を使ったデザートで、中には急速冷凍したアーモンドティとバニラアイス、黒糖で煮込んだ西米露が入っています。底に黒糖も忍ばせてあって、昔懐かしの味わい。ちょっと甘めのウイスキーカクテルによく合います。
フードベアリングでオススメの杏仁茶を!
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単品オーダーした場合は100元、初心とセットの場合は合わせて600元
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新製品のジンを使ったオリジナルカクテル
バーテンダーが蒸留所限定モルトの「ピーティカスク カスクストレングス シングルモルトウイスキー」と、新作のジン「extra dry vermonth」を使ったカクテルをお披露目してくれました!ドライベルモットも少し加えあってスッキリとした味わいです。
三杯雞軟骨(240元)は、『揚げた』チキンに三杯雞のソースを絡めた一品。本来は炒める料理ですが、味はそのままに調理法を変更していてユニーク!
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甘梅地瓜薯(240元)。ヤムフライに梅パウダーとシソをトッピング。甘いしょっぱくて手が止まらない~!マヨネーズソースは「苦茶油」入りで、フードメニューには台湾の概念が散りばめられています
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新製品の、製造途中で樽替えしたウイスキー「Sherry cask FINISH」。ここでは定番から新製品までカバランウイスキーのボトルラインが思う存分に楽しめます
「KAVALAN WHISKY BAR」には、樽出しウイスキーとカクテル以外にも、カラバンシリーズとソリストシリーズのウイスキーが揃っています。ボトル買いとなるとかなり慎重になりますが、ここなら1杯からオーダーできるのでいろいろなウイスキーを試してみたい人にもぴったりです。
スペシャル感溢れる大人の隠れ家バー、台湾旅行の記念にぜひ訪れてみてくださいね。
以上、台北ナビでした。