BUCKSKIN BEERHOUSE(南京店)

ウイスキーの次はドイツスタイルビール！

金車(KING CAR)グループといえば……KAVALAN(カバラン)ウイスキー！2008年に台湾初のウイスキーとして誕生して以来、世界の名だたるウイスキー品評会で数々の賞を獲得しており、愛好家にはちょっと知られた存在です。

なんでもオーナーは大のビール好きだそうで、2018年にドイツスタイルのビール「BUCKSKIN柏克金啤酒」の販売も始めました。ビールの本場であるドイツのブルワリーから顧問を招き、原材料や製造機械も同じくドイツから仕入れるなど超本格的！今回訪れた「Buckskin Beerhouse 柏克金啤酒餐廳」では、タップから注がれるとびきりフレッシュなドイツスタイルのビールがいただけます。

ウイスキーの次はビール「BUCKSKIN柏克金啤酒」

コンビニやスーパーで缶ビールも絶賛販売中！(画像提供：Buckskin 柏克金啤酒)

全130席の広～いビアレストラン！

林森公園のお向かいで南京東路と新生北路の交差点に立つビルです。大きな看板があるので一目瞭然！

曲線カーブがステキなカウンターバー。ビアレストランの雰囲気ムンムン

今回ナビが訪れた「Buckskin Beerhouse 柏克金啤酒餐廳」の南京店は、信義店に続く2店舗目。2019年8月にオープンしました。MRT「松江南京」駅から徒歩6分で、MRT「中山」駅から歩くと10分ほど。中山エリアからもアクセスしやすい立地です。

オフィスビルのような外観とは一転、店内は北欧風のウォーミングな雰囲気。木目調でまとめた広々空間にあたたかな照明が施されていて居心地抜群です。中央にはこの店のシンボルとも言える大きなU字のカウンターバーが鎮座していて、お目当のビールタップも発見！ビールラバーのテンションが上がる～♡

通路が広くてベビーカーも楽々

広々とした空間にテーブル席やソファ席などイロイロ

ビジネスにもデートにも家族団欒にも使えそう

開放的だけど程よいプライバシー感もあり

個室

本格的なドイツスタイルビールをゴクリ！

2002年の台湾WHO加盟以降、台湾の民間企業でもビールの製造が可能になり、今やかなりのブルワリーでビールが作られています。台湾のビールブームが落ち着いてからの参入となった「BUCKSKIN柏克金啤酒」ですが、さすが金車グループ……その意気込みとスケールが段違いです！

彼らが手を組んだのは、ビールの本場であるドイツのバイエルンで600年に渡ってブルワリーを運営する一族のGeorg Rittmayer氏。材料はドイツビールの基本である麦芽、ホップ、水、酵母のみで、麦とホップは100％ドイツ産を使用しています。

さらに、酒造設備もドイツからすべて輸入するというこだわりぶりで、誕生からわずか1年少しで世界の名だたるビールコンテストで数多くの賞を獲得している『実力派』！カバランウイスキーのように、世界に名をはせるビールになる日もそう遠くないかも……！？

このレストランでいただけるビールは、ドイツ伝統スタイルの12種類。ナビはオススメの「科隆啤酒 KÖLSCH」と「德式黑啤酒 SCHWARZBIER」をいただいてみました。

黄金色に輝く「KÖLSCH」はナシとパッションフルーツの香りが特徴的でフルーティーな味わい。苦味が少ない軽い飲み心地なので女性好みです。2019年ワールド・ビア・アワードで台湾地区チャンピオン、2019年ロンドンインターナショナルビアチャレンジで金賞、2019年ニューヨークインターナショナルビアコンペティションで金賞……などなど輝かしい受賞歴！

もう一つの「SCHWARZBIER」は麦の香りとホップの苦味が絶妙に混じり合う大人の味わい。ヘーゼルナッツの香りがほんわかして、ブラックコーヒーのような後味もします。こちらも2019年ワールド・ビア・アワードで台湾地区銀賞、2019年ベルリンインターナショナルビアコンペティションで金賞……など世界レベル〜。

ビールメニューにはスタイルと苦味、味の特徴が書いてあります。 イロイロ試してみたいという方には、全12種類から好きな3種類を選んで飲める「三小福(200ml×3杯、340元)」が断然オススメ！

ビールがススム！フレンチ出身のシェフが腕をふるう創作料理

ビールがメインテーマのレストランですが、料理も大充実しています。葉銘賢エグゼクティブシェフが考案した創作料理からおすすめメニューをご紹介！

葉エグゼクティブシェフは長年フレンチに携わり、途中で焼き鳥も学んだ経験があるという異色の料理人。どんな料理が出てくるのでしょうか…ワクワク♪

獨家鴨肝烤布蕾　440元

前菜としてサーブされたブリュレ。「最初からデザート…？」とかなり疑問に思いつつ食べると、甘しょっぱい味わいでうまっ～！フォアグラが入っているのでとってもまろやか、そして絶妙な塩加減が病みつきになります。カリッと焼き上げたトーストにつけて食べると、最高のおつまみ！

「食べる人をびっくりさせるのが狙いのアパタイザー。スペインのタパスをイメージして作りました」とお茶目な葉エグゼクティブシェフ。本当にびっくりしちゃう、ナビカメラマンおすすめの前菜。

德式黑啤酒油封鴨腿　680元

台湾台東産の「櫻桃鴨」をフランス料理のコンフィスタイルで調理し、先ほど紹介した黒ビール「德式黑啤酒 SCHWARZBIER」で風味付けした一品。低温でじっくり調理した鴨はフォークでするりと肉が取れるほどの柔らかく、言われてはじめて気付く程度の黒ビールのほのかな香りがふわり。これはビールが進む……ナビのおすすめ。

法式嫩煎田雞腿 　360元

さすがフレンチ畑で経験を積んだシェフとあって、見た目もビューティフルな一皿。「田雞腿」とはカエルの足のことで、フランス料理でよく使われる食材なのだとか。ちなみに、ここ台湾でもカエルの足はおなじみの食材で台湾居酒屋でもよく見かけます。

カエルと聞いてちょっと警戒しつつ食べてみると、引き締まった鶏肉の唐揚げのよう。脂身が少なく、ヘルシーなのが気に入りました。ガーリックと牛乳のソースを絡めて召し上がれ。

香煎奶油龍蝦蟹醬寬扁麵　680元

期間限定の豪華なロブスターパスタ。パスタをエビオイルとカラスミ、XO醬で作ったソースで絡めてそこにロブルターをドンッ！ピリ辛＆旨味たっぷりのパスタは食欲をそそります。ロブスターの上に施されたビネガーやバター、マヨネーズなどのお手製ソースがさっぱり系でバランス良し！

2階は焼肉屋とカバランウイスキバー！内容モリモリの新店舗です

Buckskin Beerhouse 燒肉屋

KAVALAN WHISKY BAR

『台湾最大規模のビアレストラン』は、なんと2階にもお店があります。「BUCKSKIN」のビールをジョッキで飲みながら日本スタイルの焼肉がいただける「Buckskin Beerhouse 燒肉屋」と、樽出しウイスキーが並ぶ「KAVALAN WHISKY BAR」で、一箇所にビールにウイスキー、創作料理、日本スタイルの焼肉が集結した内容モリモリの新店舗なのです。(こちらも別途詳しくご紹介するのでお楽しみに♪）

飲んで食べて楽しめる注目スポット「Buckskin Beerhouse 柏克金啤酒餐廳」の南京店へ、ぜひ皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね。

以上、台北ナビでした。

栓抜きやマグネット、ビアグラスも販売！お土産にいかが？