おひとり様もファミリーも大歓迎!好きなお鍋を手軽にサクッと!新しい一人鍋の楽しみ方「12MINI」
こんにちは、台北ナビです。
台湾にもようやく冬が訪れたようで、湿度の高い骨身に染みる寒さに、暖房設備の無い室内で凍える日が増えてきました。そんな台湾の冬を乗り越えるのにかかせないのが鍋料理。とりあえず寒い日は鍋!と言うほど台湾っ子はお鍋大好き。鍋で煮込めば野菜もたっぷり食べられるのも嬉しいポイントですよね。
台湾は1人鍋屋さんも充実していて、一人でふらりと行けるのもうれしいです。そんな鍋大国台湾の最新鍋は、さらにおひとり様にも優しいシステム!早い、安い、うまいの三拍子が揃った話題のお店「12MINI」をご紹介しますよ~!
台湾の飲食業界を牽引する王品グループが手掛ける新ブランド「12MINI」
王品グループの新しい鍋ブランド「12MINI」
台湾の中では知らぬ人はいないといっても過言ではない、台湾トップクラスの規模を誇る飲食店グループ「王品集團」(Wowprime Group)は、国内外に約20ものレストランブランドを展開しており、それらのトータル店舗数はなんと200店舗近くに及ぶとか。
そんな王品グループのレストランは、おいしさはもちろんのこと、新しいアイデアをふんだんに取り入れた最先端なシステムお店が多いのも人気のポイントです。
ステーキや鉄板焼きレストランのイメージが強い王品グループですが、「石二鍋」という一人用の石頭火鍋店がヒットし、ブランド立ち上げから8年ほど経った今でもまだまだ行列が絶えぬ人気店です。そんな石二鍋で培った一人鍋店のノウハウをさらに進化させたのが「12MINI」!
「12MINI」という店名の由来は「石二鍋」(シーアルグォ)と12(シーアル)の中国語の発音が似ているので、そこに1人用のミニ鍋のMINIをかけて生まれた名前だそうです。
「白SOGO」のすぐお隣!駅近で東區エリアの中心地!
忠孝復興駅のSOGO忠孝館のすぐ近く!
12MINI は、2018年の1月にスタートしたばかりの新しいブランドで、現在店舗は台北市内に2店舗、台中に1店舗と、まだ全台湾にも3店舗しかありません。(2018年12月時点)
しかし目標は2019年にさらに30店舗増と、王品グループの中でもイチオシのブランドだということが分かりますね!
ブルーグレーの建物が目印
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平日の食事時を外しても店内はほぼ満席!
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今回訪れた「捷運忠孝復興店」はMRT忠孝復興駅直結のSOGO忠孝館(外壁が白いので通称「白SOGO」)の裏の道を挟んだ数軒隣に位置しています。MRTの駅からも徒歩2分ほどと便利な立地です。このエリアはショッピングに訪れる人はもちろん、オフィスで働く人も多く、お昼や退勤後の時間には店先にずらりと行列ができるほど!
台北のもう1店舗もMRT南京復興駅すぐお隣の複合型施設「慶城街1號」の地下1階にあり、こちらも駅からすぐという立地でアクセスも便利です。
まるでカフェのようだけどお鍋屋さん!お子様連れにも優しい店内
一人でも利用しやすいカウンター席
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明るく木目調が優しい雰囲気の店内
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オレンジとブルーグレーのイメージカラーを基調に、白と木目調を合わせた優しくおしゃれな雰囲気の店内。1階、2階ともにテーブル席とカウンター席があり、グループでの利用から1人でも利用しやすいです。ベビーチェアもあり、お子様連れにも安心。お鍋という老若男女問わず人気のメニューということもあり、平日のお昼過ぎの時間でもファミリーも多くみられました。
台湾の美術専攻の学生さんたちが施したという店内のアート
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ナビの目が釘付けになった鍋王子!台湾イケメンココにあり!
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至る所に遊び心も取り入れて、2階にあるお手洗いの表示は「帥哥(イケメン)専用」と「美女専用」!ここを利用する勇気のある人はどなたですか?(笑)
すぐ食べられる!一人鍋店の常識を覆すシステム
「12MINI」の1番の特徴は、1人前のポーションですでに煮込まれた状態のお鍋が出てくること。今までの一人鍋というと生の具材を自分で煮込んで食べていくというシステムが一般的でしたが、12MINIはまるで「お鍋のファーストフード店」のようで、オーダーするとすでに煮込まれて出来上がった鍋が出てきます。
これからの目標は、「オーダーから提供まで8分以内にこなす」というところだそう。1時間という短いオフィスのランチタイムでも、気軽に鍋を楽しんでほしいという思いです。
さらにテイクアウトもOKで、入口の横にはテイクアウト専用のカウンターもあります。持ち帰ってオフィスやお家でゆっくり鍋を楽しむというのもいいですね。
テイクアウトはこちらのカウンターでオーダー。
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テイクアウトはこんな感じで提供されます。
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全て煮込まれた状態で出てきたら、食べている途中に冷めてきてしまうのでは……?と思いますよね。ここが12MINIのポイント!特注の厚めにできたポットを使用しているので、食べ終わる頃まで温かい状態が続くようにできています。さらにポットはサーブ直前まで保温期に入れているので、ポット自体も温かく、アツアツの状態が保たれています。
テーブルでグツグツと煮るスタイルではないので、店内は熱気がこもることなく、夏でも涼しげに鍋を堪能出来ちゃいます。さらに、テーブルに火がないのでお子様にも安心ですね。
メニューとオーダー方法
現在、9種のスープの鍋があります。基本は豚骨と野菜、果物を煮込んだベースとなるダシに、それぞれの味付け用にスパイスや食材を入れていますが、お肉不使用ベジタリアンもOKな野菜鍋もあります。
お店に入ったらまず席を探しましょう。オーダーはテーブルに置いてある専用のメニューシートに書き込みます。テイクアウトの場合は、メニュー表に書き込んでそのままレジで注文可能。まずベースとなるスープを9種の中から選び、それから中に入れるお肉を豚、牛、鶏からセレクトします。(ベジタリアン鍋はお肉なし、酸菜鍋は豚肉のみです)
もしお肉多めを希望の場合にはプラス29元でお肉の量が倍になるサービスも!「肉加倍」の方のマスにチェックを入れると、お肉が倍になります。豚肉と鶏肉は基本5枚、肉増しにすると2倍の10枚、牛肉は4枚、肉増しで8枚になります。お肉好きな人は29元でお肉をプラスするのもいいですね!
12MINIではセルフサービスを取り入れているので、料理は自分でカウンターまで取りに行きます。鍋が出来上がったらレシートに書いてある番号で呼ばれるので、店内にある番号掲示で確認してくださいね。
箸やスプーンも自分で取りに行きます。辛いのが好きな人は唐辛子もお好みで。セルフコーナーには醤油と酢が用意してありますが、12MINIのお鍋はどれもソース不要で食べられるような味付けになっています。どうしても味が薄いなと感じる時だけ利用するのがよさそうです。
食べ終わったら食器の返却もセルフで。返却コーナーがあるのでそちらに片づけてくださいね。
少しスパイシーな味わいが好きな人におすすめなのはアクセントにクミンを使用している「孜然鍋」です。モンゴル風養生鍋をイメージし、花椒をきかせてスパイシーさと甘みのあるスープに仕上がっています。今回はこちらの鍋に鶏肉をチョイスしました。台湾産鶏肉は一口サイズにカットして、厚みを残し、プリプリの触感とジューシーさが存分に感じられます。辛い物好きなナビはこちらがお気に入り!
中の具材はどのお鍋も基本的は同じで、キャベツ、きくらげ、エノキ、ブロッコリー、豆腐、かにかま、魚肉団子、蛋餃(薄焼き卵で包んだ餃子)、あさりなどなど14種もの食材がたっぷりです。
エスニックテイストがお好みの方はグリーンカレー風味のお鍋はいかが?レモングラスなどのハーブが入った本格的な味わいのグリーンカレースープをご飯にかけて食べるのもいいですね!結構辛みが強いので、辛いのが苦手な人はさけておいたほうがベターです。牛肉はほどよく脂身があって、ジューシー!
まるでカボチャのポタージュスープのようなカボチャチーズ鍋は、チーズのまろやかさとカボチャの優しい甘みが具材をうまく包み込んでいます。ニンニクをアクセントにきかせているので、ちゃんとおかずとしてご飯もすすみます。ナビスケ先輩は、こちらのカボチャ鍋がお気に入りだそうです!
豚肉は厚めにカットされているので食べ応え満点。台湾っ子は豚肉好きが多いので、豚肉が一番人気だとか。
*小紅番茄豬肉鍋(トマト鍋) 155元
老若男女に受けそうなトマト鍋。
この冬新登場したというトマト鍋は、ミートソース風の味わいで具材とも相性抜群のトマトスープ。酸味をおさえた、食べやすい甘めのトマトスープは、お子様も好きそうな味わいです。オプションで麺を追加して合わせてもおいしいですよ!
*泡麵(インスタントラーメン)/烏龍麵(うどん) 各15元
もちもちうどんはぜひ食べてほしい!
1鍋につき、主食として白ご飯1杯がついてきます。今のところ白ご飯が固定ですが、今後麺も選べるようにする予定とか。白ご飯1杯だけでは物足りないという人は、白ご飯、拉麺、うどんを追加できます。
ミニマムチャージは設定していないので、2人で1つの鍋をシェアすることもできるそう。お鍋をオーダーして、ご飯や麺を追加すれば2人で仲良く食べることもできますね。お子様連れにもうれしいシステムです。
ラーメンは韓国から取り寄せているインスタント麺を使用。弾力のあるぷりぷりの触感がたまりません。うどんは同系列の「石二鍋」で好評のうどんと同じもので、もっちりとした歯ごたえがおいしい!これはぜひ追加でオーダーしたくなります!
*洛神桑椹紅顏飲(ローゼルとマルベリージュース) 40元
メインはお鍋ですが、ドリンクも充実しているのが12MINIのさらなるポイント。店先のカウンターはドリンクスタンド風にも利用でき、ドリンクだけの購入もできます。紅茶やミルクティー、冬瓜茶やフルーツティーと8種もドリンクのセレクトがありますよ。
赤い色合いがきれいなローゼルとマルベリーのジュースは、甘酸っぱい味わいがアツアツの鍋を楽しんだ後にぴったり。すっきりとした気分にさせてくれます。
*正直檸檬冬瓜冰沙(檸檬冬瓜茶スムージー) 40元
系列店の「石二鍋」で人気の檸檬冬瓜茶スムージーの配合を少し変えて12MINIオリジナルにアレンジ。黒糖風味の冬瓜茶と檸檬の酸味のバランスがばっちりです。レモン果汁は毎日お店で絞ったフレッシュジュースを使用しています。
*陽光金桔檸檬汁(キンカンと檸檬のジュース) 40元
甘酸っぱいキンカンとお店で絞ったレモンジュースを配合したさわやかな柑橘ジュース。ビタミンたっぷりで、疲れた体もリフレッシュさせてくれる味わいです。
平日の食事時を過ぎていた時間ですが、席を待つ人が絶えないほど込み合っていた店内。ボリューム満点のお鍋が130元~楽しめるとあって、地元っ子たちに人気なのもうなずけますね。リーズナブルなだけではなく味もしっかりおいしいのが嬉しいポイント!さすが様々な飲食店を手掛けてきた王品グループのノウハウが凝縮されています。
選べるお鍋の種類は9種類もあって、毎日食べても1週間では全制覇できないほどバリエーションも豊富!ナビはお鍋大好き人間なので、ぜひこれから店舗展開を進めて、ナビの家の近くにもオープンしてほしいと切実に願っています!(笑)そしたら毎日通ってしまいそう……。「石二鍋」の1人前と比べると分量は少ないらしいのですが、ナビが実際に食べた感想としては、全く「少ない」と感じさせないボリュームで、大満足でした。
そして帰りにMRTに乗りながら気が付いたのです!私お鍋臭くない!
台湾でお鍋屋さんに行くと、髪や服ににおいが付いてしまって、しばらくどこに行くのにも、お鍋屋さんから来たことがまわりの皆さんにばれてしまって、なんだか恐縮な気分に……。しか~し!テーブルで煮込むスタイルじゃない12MINIは髪や服ににおいが付きづらいみたいです!これは嬉しい♪デートやパーティーの前に食べても大丈夫(笑)!
台湾を訪れたら、新しい1人鍋の形、「12MINI」でお鍋をたらふく楽しんじゃいましょう~!
以上、台北ナビでした。