新たなる麻辣鍋との出逢い。スタイリッシュ空間で、さわやかな辛さと香りの激辛鍋を
こんにちは、台北ナビです。
台湾ローカルの大好きなメニュー、それは火鍋。暑い季節はもちろん、ちょっぴり冷え込む冬ともなれば大行列も必至です。そんな人気の鍋屋さんに、本日ナビはおじゃましてきました。2018年1月にオープン以来、いつでも多くの人でにぎわっている「青花驕」をご紹介します。
火鍋界のニューフェイス!
画像提供:青花驕
オープン直後から常に地元で話題となっている「青花驕」は、大手外食チェーン店の「王品」グループが仕掛けた新ラインの鍋レストランです。「王品」といえばステーキや鉄板焼き、創作日本料理…など各種レストラン産業を手がけている一大グループで、鍋料理はこれまでにも、お手頃価格でセットメニューが楽しめる「聚 北海道昆布鍋」やカジュアルおひとり様鍋の 「石二鍋 」などを展開してきました。
今度の「青花驕」はちょっぴり高級ライン。広々とした快適空間で、他とはちょっと異なるマーラー鍋(麻辣鍋)がいただけるんです。
それでは、もう少し詳しく解説していきましょう。
シックなゆったり空間
「青花驕」があるのは、デパートやショップ、日系ホテルも数多く建ち並ぶ中山エリア。そのメインストリートである中山北路と南京東路の交差点付近に位置しています。だからアクセスは抜群。4階建てのビルすべてが「青花驕」で、1~3階が飲食スペースとなっています。
どのフロアもテーブルは大きめで広々。4、6、8人掛けが基本で、全部で170席あります。隣のテーブルとの間もゆとりがあって、例え満席でも他のグループが気にならないゆとり設計です。
デザインは、「新東方」をコンセプトに設計。宋代の雰囲気をしのばせながら現代的なニューオリエンタル風に仕上げてあります。品のある洗練された空間は、青磁のブルーがアクセントとなっていて、オシャレで落ち着けるのが高ポイントです。
帽子をイメージしたライト
|
|
中華クラシックな太師椅
|
|
青磁ブルーがステキ!
|
どれも特注品 |
スマホの充電OKなコンセントとUSBプラグあり。ケーブルは要持参
|
|
引き出し内にはティッシュ・ウェットティッシュ・デンタルピックがあります
|
機能的なテーブル |
また、各フロアに個室の用意もあり、より静かにゆっくりと過ごしたいビジネスマンやグループ旅行者にもおすすめです。一般的に必要な個室料金は不要、お得です。
香り高い痺れる激辛鍋VS酸味と甘味の酸菜鍋
20種余りの香辛料と熟榮したラー油をベースにしたスープ
「青花驕」の鍋の特徴は、なんと言っても麻辣鍋です。「あ、激辛鍋ね!」と思ったアナタ、実はその辛さは奥が深く、とりわけこちらの麻辣鍋は単に辛いだけのものとは異なります。
中国四大花椒の中でも生産量が少なく、最高級と謳われている中国重慶の江津エリアの「九葉青花椒」を使った「青花椒麻辣鍋」は、その鼻を抜けるフルーティーな香りとピリリと痺れる辛さが特徴で、1度食べればヤミツキとなるほど。それでいて、どれだけ食べても胃もたれすることなく、すっきりとした味わいです。言わば香り高く、さわやかな風味の気品ある辛さ。今まで食べてきた麻辣鍋とはひと味もふた味も異なるおいしさです。実は辛いのは苦手なナビなのですが、あの味を思い出しては「もう1度食べたい!」と思っている今日この頃……。まさに後引く旨さです。
ぷりんぷりんとした鴨血糕(鴨の血を固めた豆腐のようなもの)
|
|
旨味スープをたっぷり吸い込んだ油豆腐
|
どちらもおかわりOK! |
とはいえ、「辛いのはどうしてもダメ!」という人には、辛さゼロの「酸菜白肉鍋」をおすすめします。「あ、酸っぱい鍋ね!」と思ったアナタ、この酸っぱさもなかなか奥深いのです。乳酸菌&酵母菌で漬け込んだ大白菜と豚バラ肉のスープは、天然の酸味と甘味を兼ね備えた味わい。絶妙なバランスが楽しめます。
たっぷりの白菜とトマト、クコの実などが入ったヘルシースープ
|
|
2つの味が1度に楽しめる鴛鴦鍋は超おすすめ!
|
「青花驕」で扱うスープは上記の「青花椒麻辣鍋」と「酸菜白肉鍋」の2つのみとなります。どちらも単独でのオーダーの外、2つを1度に試したい場合には「鴛鴦鍋(「青花椒麻辣鍋」+「酸菜白肉鍋」プラス150元/テーブル)のオーダーも可能です。ナビはもちろん欲張りな「鴛鴦鍋」をオーダーしましたよ!
肉も海鮮も野菜もどれも極上!
スープが決まったら、続いて具材をチョイスしていきましょう。
牛三拌盛宴( 雪花牛、 牛小排、、牛梅花)748元
牛肉の盛り合わせプレートは、(中央より)霜降り牛、 牛バラ肉、牛ロースの3種の牛づくしが楽しめます。それぞれの肉の違いを楽しむには、ゆで加減にも注意して。ステーキのように、ロースは五分熟(ミディアムレア)で、まだほんのり赤身が刺すくらいがベター。残りの2つは七分熟(ミディアム)くらいがベストです。なお、鍋よりも巨大な大皿でおよそ4~5人前がサーブされます。少人数の場合は単品でのオーダーがおすすめです。
牡丹松阪豬 358元
松阪豬とは、ホホと首の間のサシが入った部位のブタ肉のこと。弾力があって歯ごたえ抜群。噛みしめるほどに、肉本来の甘味を感じることができるほど!きれいな牡丹の花のような盛り付けにも気分がアガります。鍋の中へそのまま浮かべてもよし、花びら(1枚)ごと投入してもよし。いずれにしても花の形が崩れる前に鍋に入れるのがベターです。
仙氣海宴会 748元旬の高級魚介の盛り合わせ。季節ごとに内容は異なりますが、本日は北海道産のホタテをはじめ、ホワイトエビ、スジアラ、スズキ、広島産カキなど。ホタテは刺身でもOKなほどフレッシュだから、外側に火が通ったくらいが食べ頃だとか。エビもまずは頭を入れてから、身の部分はサッと火が通るくらいがおすすめ。プリッとした歯ごたえとエビ本来の甘さが感じられます。その甘さなんと一般のエビの30倍だとか。ゆで過ぎは禁物ですよ~!
鮮蝦滑 268元
エビたっぷりのつみれです。エビのすり身と新鮮なエビをまずはミックス。よーく混ぜ合わせたところで、スプーンで丸みをつけながら鍋の中へポトン。プリップリの食感とエビの甘味が感じられるフレッシュな味わいです。丸ごとエビを味わえる、エビ好きにはたまらない一品。
溫室手摘菇 268元
温室栽培したエリンギは、なんと石づきのままカゴに入ってサーブされます。一緒にハサミとビニール手袋も付いてくるので、テーブルの上で収穫してから鍋の中へ。なんとも楽しい体験ができます。摘み立てだからもちろん味だってフレッシュです。
彩蔬寶盒 208元季節の野菜がたっぷり詰まった詰め合わせはまるで宝箱のよう!エノキ、シメジ、トウモロコシ、トマト、シイタケの外、台湾らしいタロイモも。全部で10種の盛り合わせです。
つけダレやごはん、追加のスープはセルフサービスとなっています。
タレの黄金比は、「青花椒麻辣鍋」が特製の黒酢1+ニンニク1/4+トウガラシ2+ネギ1+大根おろし1、「酸菜白肉鍋」はゴマダレ1+ネギ1。もちろん、オリジナルで配合していろいろ試してみるのもおすすめです。
温かいお茶
|
|
青花椒を入れます
|
サービスのお茶。冬は温かな包種茶、夏は冷たい四季春茶。どちらも青花椒入りのさわやかな口当たりで、すっきりとします。ビール派なら「臺虎」のクラフトビールをどうぞ!アルコールは他に、金門高梁酒、獺祭、ジョニーウォーカーがあります |
気配りのある温かなおもてなし
「素材の食べ時がわからない?」
そんな場合もご安心を。必要な場合にはスタッフがいろいろとお手伝いしてくれますよ。追加のスープや油豆腐などはテーブルを回って尋ねてくれるので、遠慮なくお願いしましょう。みなさん、きめ細かなサービスで気持ちよく対応してくれます。
新しい麻辣鍋をお探しなら、この希少な「九葉青花椒」を使った「青花椒麻辣鍋」を試してみませんか?現在、店舗はこちら中山北店のみ。トライするならココだけです(近々、新北市の新店区にもオープン予定!)さあ、アナタも「青花驕」で新たなおいしさの発見をしてみてください。
以上、台北ナビでした。