夜空の下でロマンティックなひととき!台湾で唯一のプラネタリウムレストラン
こんにちは、台北ナビです。
笹の葉サラサラ~♪今年も七夕の季節が近づいてきました。七夕といえば、夜空にきらめく天の川……。そんな星空を眺めながらのんびりと食事ができるレストランが、ここ台南にあると聞いてやってきました。場所は「台南市議会」のほど近く。ポッコリと飛び出したドーム型の屋根に期待がふくらみます。それでは早速行ってみましょう~。
子どもの頃からの「好き」が形に……
「星球食饌」の店内は、エントランスと客席が大きな二重のカーテンで仕切られています。入り口部分は、ソファーが置かれ小さな待合室のようになっていて、宇宙や星にまつわる雑貨も展示されています。思わず「これこれ~」と親しみを感じてしまったのが、子どもの頃学校で使った星座早見表。これを持って夜な夜な外で宿題をやったな~と思わず懐かしい気持ちになってしまいました。
顔鴻選さん、お若いです!
中学時代のご友人と一緒にこのお店をオープンさせたという、オーナーの顔鴻選さんは、子どもの頃から大の星好きだったそう。星の事ならなんでも知っています。台湾で初となるプラネタリウムレストランを、ご自身が生まれ育った台南にオープンさせるなんて、何ともロマンティックなお話ですね。
オープンして1年ほどとまだ新しいお店ですが、他にはない特色を持つこのレストランの評判は瞬く間に広がり、なかにはいちど来て以来、このお店の虜となったヘビーリピーターもいるのだとか……。
遊園地のアトラクションを体験するような気分で客席へ
直径10mほどの半球ドームの下には、約20席ほどのソファーシートが並んでいます。きれいな星空はやっぱりのんびりと眺めたいもの……。ナビが想像していたよりも、席がだいぶゆったりと並べられているのが印象的でした。
外から見るとそれほど高く見えなかったドームも、内側から見るととても高く感じられ、開放感いっぱいです。客席の中央に鎮座している煙突のような機械が、満天の星空を映し出します。
スクリーンに映し出される星座は、季節によって変わるので、お店を訪れる時期によって違った世界を楽しむことができます。1回の上映時間である15分に、日没から夜明けまでの様子が濃縮されています。上映ターンは、30分に1回。お食事の時間制限が90分なので、一回の来店で3回も楽しめることになります。
それでは幻想的な風景を動画でお楽しみください。天の川もきれいに出ていますよ~。
動画提供:星球食饌
満天の星空にすっかり感動して、ここがレストランであることをすっかり忘れていましたが、上映が終わると今度はお腹が空いてきました。他のレストランで長年修業を積んだという、顔さんのお友達担当の料理は、パスタとリゾットのイタリアンです。
ナビが注文したのは、その名も「尼普頓香料燉飯〈ネプチューンリゾット)」。バイオレットカラーのピリ辛リゾットに添えられているのは、「猴頭菇(ヤマブシタケ)」というフサフサとした珍しいキノコです。全く癖がなくリゾットによく合いました。
土日は予約がおすすめ
定期的に変わる展覧コーナーもあり
席が空いていれば予約なしでも入ることができますが、混み合う土日祝日は、あらかじめ予約してから行くのが確実です。特にバレンタインやクリスマスなど、カップルにとっての一大イベント時は混み合うので、数週間前の予約がおすすめですよ。電話やフェイスブックから英語での予約もOKですが、日本語の話せるスタッフの方が時々いるそうなので、日本語での対応もOKです。
カップルのデート場所として鉄板なのはもちろん、ちいさなお子さんにも喜ばれそうですね。ナビとしては、中央の席よりも端っこ側の席が、全体を見渡せるのでおすすめです。
ぜひ大切なひとと、きらめく夜空の下でおいしい食事を楽しんでくださいね。
以上、台北ナビ(岩田優子)がお伝えしました。