新鮮な果物がたっぷり! 台湾で人気のフルーツティーがついに日本にも上陸
こんにちは、台北ナビです。
2016年に台中に第1号店をオープンし、あっという間に大人気となった一芳台湾水果茶。次々に支店を増やし、現在ではなんと台湾に約150店舗、中国、ベトナム、アメリカ、カナダ、イギリスなど世界各国に500店舗以上ものお店を展開する一大チェーンとなっています。
その一芳がいよいよ日本にもやってきました! 2018年2月に日本第1号店を浅草にオープン。そして4月には新宿駅近に2号店を出すなど、快進撃を続けています。その人気の秘密を探るべく、さっそくナビも浅草店にお邪魔してきました。
下町風情漂う浅草にマッチした昭和風の店構え
浅草寺に程近い伝法院通りは、昔ながらの職人の店が軒を連ねる、江戸情緒たっぷりの観光スポットです。そこから少し横道に入ったところに、一芳水果茶の看板を発見! 白木の窓と紺の暖簾が昔懐かしい雰囲気を醸し出しています。
タイムスリップしたような街並みにワクワク!
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店頭に並んだ新鮮な果物が人目を惹きます
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日本支店代表の黄さんに、浅草に第1号店を出した理由を伺ってみると…
「浅草の昔ながらの街並みや江戸情緒あふれる雰囲気が、一芳のイメージにぴったりだったんです。それにたくさんの観光客が集まってきて、気軽に食べ歩きしていますよね。だから台湾のテイクアウトドリンク文化もなじみやすいだろう、と」
実は黄さんは台湾に一芳がオープンした2016年当時、日本に語学留学していて、その存在を知らなかったそう。一時帰国したときに初めて一芳のフルーツティーを飲んで、「こんなにおいしいフルーツティーは初めて!このおいしさをぜひ日本の人たちとシェアしたい」と思ったのが、日本に支店を出すきっかけだったんだそうです。
新鮮さが命! 看板メニューはフルーツティー
2月16日のオープン初日には台湾人モデルのU(ユー)さんも駆けつけました!一芳の制服で店頭に立ち、かわいい笑顔で呼び込みをしたり、自身の美肌の秘訣を披露したりと大活躍。
「美容のために、新鮮なフルーツを毎日食べています。日本のリンゴは特においしくて、大好き!」というユーさん。一芳の看板メニューであるフルーツティーを実際に作ってみてくれました。
カットしたリンゴやオレンジをたっぷりとカップに入れ、台湾から仕入れたパッションフルーツやパイナップルのジャムを加えます。甘みはフルーツのおいしさを損なわないよう、自然な甘さのきび砂糖を使用。そこに台湾産の青茶(部分発酵茶)を注げば、人気ドリンクの出来上がり!
「
特に素材にはこだわっています。茶葉やパイナップルなどは台湾産ですが、リンゴは日本のふじリンゴというように、一番おいしいものを仕入れるようにしています。また、お茶やタピオカは時間がたつと風味が損なわれるので、一定時間を過ぎたものは廃棄します」と黄さん。
そのこだわりがおいしさの秘訣なんですね。
◆一芳フルーツティー(600円/税抜・以下同)
鮮やかなオレンジ色とたっぷりのフルーツで、インスタ映えもバッチリ!
一口飲むと、フルーツの爽やかな甘みが口いっぱいに広がります。台湾産の茶葉でしっかりと淹れた青茶の風味も生きていて、ジュースのようなベタついた甘さはありません。後味がすっきりしているので、ジメジメした日本の暑い夏にもぴったりですね。
「おばあちゃんの味」を再現
メニューを見ると「日月潭紅茶」「鹿谷産烏龍茶」「埔里産パッションフルーツ緑茶」「南投県産青梅緑茶」など、それぞれに産地が記されていて、徹底した素材へのこだわりが感じられます。普段はあまり目にしない地名もあるので、台湾マニアは思わずニヤリとしてしまうかも!?
◆金鑽パイナップル緑茶(480円)
台湾産のパイナップルがたっぷりと入ったこちらの緑茶は、黄さんのイチオシだそう。
パイナップルの甘みとお茶の爽やかな風味がマッチして、たしかにおいしい!太めのストローから角切りのパイナップルが口に入ってきて、スイーツ感覚も楽しめちゃいます。
「緑茶にパイナップル!?」という日本人感覚を覆してくれること間違いなし!
◆沖縄黒糖タピオカ茶ラテ(550円)
こちらのタピオカは、通常のタピオカミルクティーのものより小さめで、もっちりとした食べ応えが魅力です。黒糖で煮込んであるのでタピオカ自体が甘く、スイーツ感たっぷり!
北海道産の新鮮な牛乳との相性も抜群で、満足度の高い一品です。
◆龍眼ナツメ茶(450円/冬季限定)
リラックス効果のある龍眼と、アンチエイジングやエネルギーアップに効果のあるナツメがたくさん入っています。こういう漢方系のお茶を日本でも飲めるなんて、うれしい!
おいしいだけじゃなく、健康や美容にいいドリンクを提供するというのも、一芳のこだわりなんだそう。 甘くて温かいこのお茶を飲めば、冬でも元気になれそうですね。
ホットドリンクは、こちらの素朴な味わいのあるカップでいただけます。
実は「一芳」というのは、台湾の親会社・墨力國際股份有限公司の社長さんの祖母の名前だそう。
「おばあちゃんが作ってくれた水果茶の味を再現したい」という思いが、このドリンクチェーン店の源だったんです。
なるほど、たしかにお店のロゴをよく見ると、小さく「陳家」と描かれていますね。家庭の味を大切に伝えたいという思いが感じられます。 だから、お店の内装や装飾も懐かしさを感じさせるような雰囲気にしてあるんですね。
それを聞いて、ますます一芳のファンになってしまいました。
遊び心が感じられる新宿店も必見!
日本支店代表の黄さん(右)と、新宿店店長の王さん(左)
4月20日にオープンした新宿店は、新宿駅南口から徒歩3分ほどの便利な場所にあります。浅草店はテイクアウトのみですが、新宿店はイートインスペースがあるのもうれしい! 店内は温かみのあるオフホワイトが基調で、ドリンクを受け取るカウンターは白木の窓になっています。昭和っぽい懐かしい雰囲気は浅草店と同じですね。
外でオーダーし、中に入ってドリンクを受け取る仕組みになっているのですが、床に足跡のようにパイナップルが描かれていて、それに沿って進んだ先が受取口になっているのが楽しい!
また、味わい深いイラストが描かれた鏡があったり、壁に箱入りの生フルーツが飾られていたりと、ちょっとした遊び心も感じられます。
「台湾人スタッフもたくさんいますよ。日本の皆さんに台湾人の温かさや人情も伝えたいと思っているんです」と黄さん。
今後は中目黒や東京駅、さらには大阪や福岡などの関西方面にも出店する予定だそう。また、タイガーエアラインとのタイアップ企画も準備中とのことで、今後の展開から目が離せません!
この勢いにのって、一芳のお茶があちこちで気軽に飲めるようになるといいですね。
以上、台北ナビでした。