優に200軒を越えるという台南の牛肉湯店の中で、今のところナビの中ではここが一番です!
こんにちは、台北ナビです。台湾の美食は奥が深い…。今日また久しぶりの感動の食と出会いました!さすが台南!とも思ったし、台南の牛肉の美味しさを改めて感じ入りました。
さて、お店ができたのは1987年。2003年に牛肉市場がある善化で、「牛肉湯節」を開催し、当日5000碗の牛肉湯をサービスしたというのが、ここ「阿裕牛肉涮涮鍋-牛肉湯」店のオーナー阿裕さん。牛肉フェスは年々盛んになり、今では「台南清燙牛肉節」として定着し、50店舗ほどが参加するようになっています。
ちなみに台湾人が牛肉を食べる習慣は日本人がもたらしました。農耕社会の台湾では、牛は家族だったので食用とすることはなかったのですが(今でもこの観念で食べない家庭も多いです)、当時日本国内でも洋食が入り始めていた時代、台湾人はまず牛乳から飲み始めたそうです。
着きました
「阿裕牛肉湯」店は電話予約ができず、当日店で予約し、満席だった場合は席が空いた時に店から携帯へ電話をかけてくれる、という仕組みになっています。平均30分、長い時は1時間以上待つこともあるそうです。この日ナビたちは大人数の2卓だったので、先発隊が予約してくれていました。聞くところによると、周辺にはあまり店もなく、ほとんどの人が近くのコンビニで電話を待つのだとか。
店に入ると阿裕さんが、中央で肉を切っています。
包丁をシャカシャカとパフォーマンス(?)をしたかと思うと、渋い表情で肉をどんどん切っていきます。切れ具合も最高ですが、ここで切られているのは、特優頂級鮮牛肉という後ほど鍋に入れて食べる一番おいしい部分でした。毎朝市場で屠殺された牛肉が直送されてきています。きれいな赤身肉ですね。実は一番新鮮なのは6時間以内とのこと。だから台南人は早朝に牛肉湯を食べる習慣があるのです。
口から出てくるのは「旨~い!」「美味すぎる!」「最高!」「こんな旨いの初めて食べた!」など絶賛の言葉ばかり。あとは皆が我も我もと会話をするのも惜しむように鍋をつつき始めます。
火鍋材料もセルフサービスで一皿50元。冷蔵庫から各自が取ります。白菜などの野菜類や豆腐類、エノキダケやエビ団子、シイタケ団子、肉団子など。冷蔵庫には飲み物も入っていますよ。
満腹になったナビたち、また来たい!絶対来る!という声が各所から聞こえてきます。
そして、皆は牛肉干(ビーフジャーキー)もお土産に買って帰りました。