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ここで米糕桂圓粥を食べたら、もう他でも食べられないかも。

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1965年、阿猜さんは6人の子供たちを養うため、華西街夜市の外れで「阿猜嬤甜湯」を始めました。日本時代、この一帯は遊郭エリアに指定され、検番事務所が芸子や芸者を管理していました。店内には「萬華花街」と書かれた当時のエリア図なども貼ってあるので、ぜひ見てみてくださいね。「阿猜嬤甜湯」がある場所は、「友鶴」という名前の店でした。近所には新高や次高、高砂など当時をしのばせる店名が並び、カフエオトメ(エが大文字になってる)という店名もあります。1975年環河南路に華西街公娼区が設けられましたが、2001年3月、台湾の公娼制度は完全に廃止となりました。ここは淡水河の第一水門の近くに位置しているので、当時は芸子さんたちが集う屋形船が行き来するのも見えたそうです。「阿猜嬤甜湯」の向かいの家は昔のままの建物なので、こちらもご注目。

さて、50年以上続く老舗店なので、混んでいるときは番号札が配られる時もあります。現オーナーの柯さんは阿猜さんの次男で、阿猜さんもたまにお店に座っていることもあります。アズキや落花生、桂圓や湯圓など心惹かれるものは多いのですが、ナビがぜひ!と声を上げておすすめしたいのは、米糕桂圓粥!あったかスイーツになりますが、米糕と桂圓の魅力にとりつかれます。また、これをいただく時のポイントは米酒。少し垂らしてみてください。味が格段よくなり、米糕と桂圓がもっと活き活きしてきます。ナビ、今まで食わず嫌いでいたことを後悔しました、これからは冬場のスイーツはこれに限る、と思いました。

もう一つのおすすめは、花生湯。お好みで油條と一緒に食べてみてください。阿猜嬤が守り続けてきた台湾伝統スイーツの味。素朴な店先で、じっくり味わってみてくださいね。今度行ったら…ナビはお鍋が目の前にある席に勇気を出して座ってみようと思っています。

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スポット登録日:2017-04-25

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