裏庭にたたずむ小さなカフェ、季節の草花が咲きみだれ、とっても落ち着く空間です
こんにちは、台北ナビです。
嘉義の市内にも隠れ家&リノベ&おしゃれカフェが増えましたが、今日は2015年にオープンした「老院子1951」をご紹介します。嘉義市内には「老・系列」という古い家屋をリノベーションして新しい息吹を吹き込み、レストランやカフェに生まれ変わったところがいくつかあります。最初にできたのは「老房子1955」、その後が「老洋房1931」、そして、「老鄰居1971」(雲林)、4軒目が「老院子1951」。どこも個性を打ち出していますが、共通するのは「温かさ」。帰ってきたと心が安らぐようなアットホームな雰囲気です。
カフェが多い成仁街界隈
「老院子1951」は、台鉄「嘉義」駅から歩くと中山路をずっとまっすぐ。ロータリーも越えて、中山路20号に店の正門があるのですが、カフェ自体はこの家の裏庭と建物のみを利用しているので、成仁街を左に曲がると2軒目に「老院子1951」の入り口が有ります。大家さんは医者とのことで坪数はかなりあり、空き家になってから数年がたったところをリノベしました。中山路と成仁路の角には全く関係がない家があるので、この家自体の間取りをもし空中から見ると、L型がさかさまになった形というわけです。
入りやすい、入りたくなる
裏庭とはいえ、風情たっぷり。季節の草花に彩られ、ただいま~と言って入りたくなる入り口です。庭には3個の椅子とテーブル、店内も4個だけという小さな間取りです。庭に入って建物の右の奥の方には、現在のオーナー2人の陳尹論さんとSophieさんが引き継いでから作った、レトロで可愛い閲覧室があります。
ここのお客さんはテイクアウトの人たちも多いそうで、ナビが行った平日の午後は地元の人たちが、ひっきりなしにバイクでつけて、数十個を持って帰っていました。固定客も多く、週末になると観光客でにぎわいます。そのため、座る場所がない人は、建物や草花を愛でながら、立ったままでもおしゃべりできるようにと、各所に飽きない工夫が凝らされているとのこと。
小さな庭には昔の自転車や駅の長椅子、小学校の机や椅子が置かれ、懐かしい記憶が呼び起されます。建物の中に入ると、天井には老木のしっかりした構造が見て取れ、カウンターや椅子も様々な家屋の木材や一部をうまく再利用した様子が見てとれます。
店内に入ったら、電灯や壁、テーブル、椅子にもご注目ください。
オーダーしま~す
陳尹論さんとSophieさんのオーナー2人はいつもニコニコしています。
さて、注文しようかなとテイクアウトメニューの方を見たところ、人気の秘密が理解できました。や、安いのです!ジャスミン緑茶が25元から。アッサムティーは40元。アメリカンは50元~。市内のジューススタンドと同じくらいの値段でとっても丁寧に作ってくれるとなると、それは来ますよね!
こちらはテイクアウト用のメニュー
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バイクで来る地元民多し
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くつろぎました~
この日は2月とはいえ、暖かく晴れた日だったので、屋外のテーブルに座りました。老院子手工コーヒー120元。テイクアウトではなく、この場所でいただくのは、持ち帰り用の倍近くの料金になっていますが、それでも妥当かと思われました。
メニューにはフライドチキンや各種揚げ物、サイドイッチなどもあり、セットメニューにしても100元ちょっととかなりお得。ナビはこの時お腹がいっぱいだったので、コーヒーのみいただきましたが、軽食も人気だそうで、スイーツを買って帰る方も何人かいました。
週末は混むので1時間半までしかとどまれません。また、1人最低1杯の消費が必要です。
以上、台北ナビでした。