台湾中南部の人気チェーンピザ店! 彰化員林店は建物も必見♪
こんにちは、台北ナビです。
彰化県の員林市に来ています。員林は観光客の方にはあまりなじみのない都市ですが、南彰化地区の経済と文化の中心を担っています。員林の玄関口となる員林駅には自強号も止まり、利用者も多い町。中都市らしいゆったりとした雰囲気が流れているものの、原付の量がかなり多いのも驚きます。
ナビも初めて訪れた町「員林」に、今若者が集う人気ピザ屋さんがあると聞いて早速行ってきました。
この建物に出会えたのはご縁だったかなと語ってくれたのはオーナー婦人のAKIKOさん。女優さん?と思うほどの美貌の持ち主ですが、元キャビンアテンダントなんだとか
台鉄「員林」駅から徒歩5分。「台灣省合作金庫」というロゴとPIZZAの文字が目印の「Pizza factory 披薩工廠-彰化員林店」にやってきました。周りもなかなか年季の入った建物なのでうっかりと見逃さないようにしてくださいね。
見るからに歴史がある建物は1930年に建てられ、ピザ屋さんは2014年にオープンしました。元々古い建物が好きだというオーナーが気に入って、賃借契約をしたといいます。ピザファクトリーは中南部に展開するピザチェーン店ですが、内装はインダストリアル(工業系)デザインに統一しているのだとか。ちょっと廃墟感も漂うインダストリアルデザインはこの建物にぴったり!
いつ頃、どれくらい「台灣省合作金庫」として使われていたかはわからないそうですが、銀行の建物を使うということで、デザイナーさんが遊び心を発揮し、レジカウンターは銀行の窓口風、テーブルに置かれているメニューは小切手をイメージして作られています。他の店舗では見られないココだけのデザインですよ!
1階の厨房は元々金庫として使われていた場所。だから壁がとても厚い!
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銀行を彷彿とさせますよね!
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オススメは2階! 明るい雰囲気とちょっとレトロな雰囲気がグ~♪
お店は2階建て。ナビは断然2階でのお食事をオススメします。
それは…大きな窓から太陽の光が燦燦と入るということもありますが、昔のままの様子をできるだけ留めているからなんです。といっても、ピザファクトリーが入る前にも色んなお店がこちらの建物を利用し営業していたのに、なぜ以前のままの状態を留めることができたのでしょうか?それは、台湾のリフォーム方法が関係あるのです。台湾では元々ある壁を壊すのではなく、その上から新しい壁を作るという手法をとっていたため、以前のお店が作った壁をはがすと以前の赤レンガの壁が出てきたというわけなんです。
そんな建物を古い建築が好きなオーナーは立て直すのではなく、修繕することで出来る限り以前の状態を留めた内装にしました。
赤レンガの壁をちょっと見えるようにデザインしています
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これらのタイルは台湾の浴室でよく見られます!これは以前のお店の内装が残っていたので、今のお店にも使っているのだとか
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元々ピザは貧しい家庭が、余ったものを載せて食べられていたものだといわれています。だから上に載せるトッピングは自由でいいという考えのもと、多くの創作ピザを作り出しているピザファクトリー。
トッピングは台湾らしいものを使っているものも多いので、台湾にまで来てピザ?と思わずに、台湾らしいピザを試してみてほしいなぁと思います。
波隆那肉醬酸奶派大星 210元「パトリック」と呼ばれている星型のピザ。形のかわいらしさももちろんですが、持ちやすいのもいいですね。とがったところにはクリームチーズが入っていて、最後までチーズが味わえるのも◎。
チーズ、ミートソース、ブロッコリーというよくある組み合わせかなぁと思って食べたのですが、ローズマリーの味がきいていてびっくり!