林森北路の路地裏人気スポーツバー!みんなでわいわい楽しもう!
こんにちは、台北ナビです。今回ご紹介するのは、2015年8月に中山の林森北路の路地裏にオープンした隠れ家的スポーツ・バー「Rodeo Crown」。日本ではスポーツ・バーは至るところにありますが、台北にはこのタイプのバーが少ないと感じた日本人オーナーがオープンさせたバーです。このお店は、観光で訪れるお客さんがほとんど。台北にある行きつけの場所にするにはもってこいなんです。では、その魅力を探ります!
一度覚えたら便利でわかりやすい場所
MRT「中山」駅より歩いて7分ほど、台北一の飲屋街、林森北路の一角にあります。
中山駅2番出口より出て南京東路沿に沿って進み、大通りの中山北路を渡ってさらにそのまま進むと、南北に走る林森北路と交差します。角に台北国際ホテルがあるので右折、2本目の麺太郎居酒屋を右折しその道を入っていくと左側に「Rodeo Crown」の看板が見えてきます。
重厚な鉄の扉から中へ。入口は狭めですが、階段を降りるとカウンター席が並んだ広い店内になります。中山駅界隈ということで交通の便も良く、夜遅くまで飲んだとしてもお店からすぐの大通り・林森北路に出ればタクシーもばっちり捕まえられますよ。
アメリカンを意識したカジュアルな空間
サッカーゲーム
店内にはたくさんのアメリカンな車のプレートや看板、ライトなどが飾られています。オーナーの頭の中でお店はこんな雰囲気にしたいと先にイメージができていたため、アメリカンなプレートや看板を探すのにかなり苦労したそうです。
入口にサッカーゲームがあったり、中央には卓球台やWii、UNOなどのゲーム、台湾のガイドブックも置いてあり、遊び心満載!みんなで盛り上がれます!
画像提供:RodeoCrown
オーナーはこんな方~♪
こちらのオーナー、大木さんはなんと台湾在住歴17年。日本は岡山県のご出身で、現在岡山の魅力を海外に伝える“岡山国際観光親善大使”もしています。
大木さんはもともと日本でホテルマンをしていたそうで、高雄出身の台湾人の友達ができたことがきっかけで高雄のホテルで働くことになります。その後、英語を学ぶためにオーストラリアへの留学を経て、また台湾に戻り今度は台中へ。そして台北へとやってきました。
台北で長く暮らす日本人はたくさんいますが、南部も中部も駐在歴がある方はなかなかお見かけしません。ホテルマンをしている傍ら、各地に住んだことで、台湾のことも熟知していったそうです。その経験を活かし、現在台湾の人気テレビ番組にもレギュラー出演しています。謝哲青さんと鴨子のニックネームで親しまれている高伊玲さんが司会進行する八大綜合台の「WTO姐妹會」(毎週月~木曜日の23:00~24:00)。台湾在住の外国人が自国と台湾についての文化や習慣の違いなどを赤裸々に語り合うトーク番組で、その語学力とユーモアを発揮し、人気者になっています。
人と話すことが大好きで、日本のいいところを台湾へ、台湾のいいところを日本へ紹介し、日台の架け橋になりたいと話してくれた大木さん。
その一環として基本的にお店には顔を出し、台湾へフリー観光で来たお客さんの旅行プランを一緒に考えてくれたり、オススメの場所や美味しいものを紹介したりしているそうです。時には本人自ら運転して台湾のローカル娯楽のエビ釣りに連れて行ったりもしているのだとか。
お話を聞いていてまるで親切な台湾人のような日本人だなぁ~と思ってしまいました。
お酒が進むフードと、カラフルなドリンク
フードメニューは軽くつまめるスナック類からアペタイザー、パスタやピザ。ドリンクは、ビールやワイン、ウイスキー、焼酎、カクテル、ノンアルコールまで揃います。グラスは1杯180元~300元と良心的な価格です。
* 德國香腸披薩(ソーセージピザ) 300元
歯ごたえのいいクリスピータイプのピザに、玉ねぎと弾力のあるドイツソーセージ、チーズがたっぷり。
* 鮪魚香辣茄義大利麵(ツナアラビアータ) 310元
トマトソースがよーく麺に絡み合ってツナが入ったピリ辛のパスタ。ボリュームもあるので分け合って食べるのもいいかも。
* 炸薯條(フレンチフライポテト) 190元
サクサクに揚げられたフレンチポテトは手が止まらなくなる美味しさ。こちらもかなりたっぷりの量なのが嬉しいです。ケチャップかマスタードとどうぞ。
* 鮮やかな色のカクテル
* キリリと冷えたビール、女子人気ナンバーワンのりんご酒など
高粱酒サービス
中華圏は紹興酒のイメージが強いですが、台湾でポピュラーに飲まれるのは紹興酒ではなく高粱酒。高梁という穀物の蒸留酒で、金門島で生産されている“金門高粱酒”が有名です。
台湾を知ってもらうために、初めて台湾に来る方や高粱酒を知らない方などに試飲させてくれるそうです。アルコール度が58%もあるため、たいていのお客さんの反応は「キツ~イ!」。
差し出されたら是非試してみてください!
壁の1ドル札
モエやドンペリなど、5000元以上の高級シャンパンを入れた場合に、記念として本物の1ドル札にサインをしてもらい飾るそうです。そして鐘を鳴らしてスタッフ全員でお礼も忘れません。本物の1ドル札を使っているところがユニークですよね。
ダーツ勝負に買ったらドリンク1杯サービス!
店長の塚本さんはダーツのプロ。その昔、台湾でダーツ勝負をする機会があり、負けたことが悔しくてそれがバネになりプロを目指しました。「誰でも気軽にできるし、ダーツを通して輪が広がること。僕の中国語はダーツを通して学んだんです」と目をキラキラにしてダーツの魅力を語ってくれた塚本さん。以前50人ほどの大会でダーツ歴1年にもかかわらず上位3位に入るほどの好成績を収めたそうで、毎月1回士林の近くで開催される大会に出場し、どんどん腕を磨いているそうです。マイダーツも見せてくれましたよ。通常は3本で2千元ほどですが、羽など各パーツを自分用に組み合わせているので5千元もかかっているのだとか。
そこでオーナー大木さんによる提案が。
「店長にダーツ勝負で買ったらドリンク1杯サービスしますよ!」とのことなので、興味のある方はトライしてみてください!
ちなみに塚本さんが教えてくれたダーツのコツは「ダーツの的に向かって直線的に立ち、投げたと同時に腕をまっすぐ伸ばしきること」だそうです。
300元のカードを購入してダーツマシーンで得点を記録していきます
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左・店長の塚本さん。右・オーナー大木さん
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三次会として使われることが多く、盛り上がってくるのは夜中の12時以降。お客さん同士が仲良くなって次の日一緒に来店することも多々あるのだとか。異国の地で出会う同郷の仲間。そんなのもいいですね。
以上台北ナビでした。