1ランク上のお食事を!クラシック&モダンな空間でいただくエレガントな広東料理
こんにちは、台北ナビです!
今回は、松山空港からスグの五つ星ホテル「マンダリンオリエンタル台北」内にある「雅閣」におじゃましました。こちらはラグジュアリーな空間で広東料理がいただけるレストラン。味よし!雰囲気よし!のレストランは、旅のプランにぜひとも組み込みたい、そんな場所でした。それでは、さっそくご紹介します。
マンダリンオリエンタル台北のメインダイニングの一、「雅閣」
世界各国で格式あるホテルを展開するマンダリンオリエンタルグループが、8年もの歳月を費やして2014年オープンさせたのが、この「マンダリンオリエンタル台北」です。ヨーロピアン調の外観は、台北に来たのにまるでヨーロッパの街角に迷い込んでしまったかのよう。否応なしに気分は高まります。
各種ショップやブティックが並ぶホテル内のアーケードを抜けてエレベーターで3階へ向かうと、そこに「雅閣」はありました。ホテル内のフレンチレストラン「CAFE UN DEUX TROIS」、イタリアンの「BENCOTTO」などと並ぶ人気のダイニングで、特に中華料理がいただけることから日本人に好評だとか。なお、ホテル内には他にも、アフタヌーンティーの「青隅」、カクテルが楽しめる「M.O.BAR」、ケーキとパンがいただけるベーカリー「The Mandarin Cake Shop」もあります。
クラシック・モダンな店内
ここは入口の最初の部分
エントランスから店内をのぞくと…「ここはレストラン?」といった雰囲気。長い廊下が続き、そこには様々なコレクションがギャラリーのごとく飾られています。店内へ一歩一歩足を踏み入れるたびに、さらに高まる期待。そしてその先にはこぢんまりとした上品な空間が広がりました。モダンとクラシックが融合した店内は温かみのあるライトが照らされ、窓の外には敦化北路の街路樹、とても落ち着きます。
小さな丸テーブルと、それを囲むように半オープンの個室風スペース。さらに奥には個室が9つもあって全て合わせれば100席ほどもあるそうですが、本日もほぼ満席。実はナビは予約をせずにふらりと訪れたことがありましたが、すでにいっぱいで入れませんでした。ランチ・ディナーとも確実にいただくにためはあらかじめ予約をするのがベターといえそうです。ちなみに、宿泊ゲストは客室直通のエレベーターを利用して入店できるとか。
店内デザインは台湾人デザイナー季祐棠氏
ヘルシー志向の広東料理
メインはもちろん広東料理ですが、メニューの中には台湾らしさを感じることのできる台湾料理も並んでいるのもこちらの特色です。またランチ限定で点心(飲茶)も。これらはすべて広東省出身の黃天武 シェフが総括、季節ごとに異なる味を提供しています。
また、シェフの得意料理は東洋医学の考えを取り入れた健康養生スープ。ヘルシー志向の現代人のニーズに合わせたあっさりとした味付けが特徴のスープで、日本人にも人気だといいます。さらにメニューには「大豆・トウモロコシの遺伝子組み換えのある・なし」の記載も。レストランでこのような記載があるのはとても珍しく、健康に対しての姿勢が伺えます。
コースセットメニューと単品、選べるお食事
お茶はウーロン茶・プーアル茶・ジャスミン茶…など各種あり。今回は新鮮菊花茶を!
食事はお好みで、コース仕立てのセットメニューまたは単品メニューから選べるようになっています。コースはランチ限定の点心セット(1250元)、ベジタリアンセット(3000元)の外、2500元・3500元・4500元の3コースがあり、前菜・スープ・メイン・デザートなど7種がいただける充実の内容となっています。
それでは、さっそく2500元のコース(2016年夏メニュー)からご紹介します。
<SET MENU> 2500元
西班牙伊比利豬沙拉
スペイン産のイベリコ豚とサラダのプレート。西洋料理を中華風にアレンジした一皿。サクッと揚げられたイベリコ豚がとても柔らかく、レモンの酸味がアクセントに。ポテトとニンジンのサラダはマヨ風味ですがあっさり。
蒜蓉蒸龍蝦
見るからにゴージャスなロブスターのガーリックソースです。しっかりと蒸し焼きにされたニンニクは甘みがあって大根おろしのような食感も。伝統的な広東料理をシンプルに仕上げた一品で、プリッとした大振りのロブスターがなんとも贅沢です。
蟹肉瑤柱冬茸羹
蟹肉とホタテの貝柱がたっぷり入ったとろみスープ。蟹肉とホタテ、それに冬キノコのダシもしっかりと出ていて、あっさりとした上品なスープです。
菜膽花膠扒冬菇
広東料理ではよく使われる花膠という食材は魚の浮袋のこと。くにゅっとした歯ごたえが独特です。この花膠にはコラーゲンがたっぷり!なんとフカヒレの2倍ともいわれて、美容効果が期待できそう。そんな花膠にふっくらとした肉厚の台湾産冬菇とあっさり味の白菜を添えて。
川味麻婆豆腐四川風を取り入れたマーボードーフは花サンショウの香りがよい上品さです。口に入れた瞬間、その香りがフワッと広がりますが、後味にはしっかりとした辛味。パンチが効いています。
鮑汁炆意麵香港でよく食べられるという伝統的な麺です。コシのある麺にアワビのソースがしっかりと絡んで美味。エノキがシャキシャキとしているのも楽しい食感です。
桂花露連子百合糖水
ナツメ・ハスの実・ユリネなどが入ったデザートスープ。ほくっとしたハスの実やシャキシャキのユリネ、異なる食感が楽しいだけでなく、甘さ控えめなので、食後のシメにピッタリです。なんとナツメは種なしなのでスマートに食べられるのもイイですね。
<おすすめ単品メニュー>
燒鵝拼盤 680元
(燒鵝&蜜汁叉燒)
鴨のローストはよくありますが、こちらでは珍しいガチョウのローストがいただけます。この2種盛りはガチョウの外に、ハニー風味またはスパイシーなポークローストかスパイシーチキンローストから1つ選べます。本日はハニーポークを。
ガチョウは肉がふっくらなのに、皮はパリパリ。ハニーポークは甘しょっぱくて、かむほどに肉の風味がしみだすおいしさ!たれなしでも十分においしいのですが、ガチョウだれはガチョウ肉に、スイートサワーソースはハニーポークにぴったり、一味変わります!
椰貝杏仁瑤柱雪耳燉湯 650元
シェフお得意の健康養生スープの1つ。こちらはシーココナッツやアンニン、ホタテの貝柱、白キクラゲなどが入っていて、気管と肺、また免疫力アップに効果があるとか。長時間じっくりと煮込んでいるので肉はホロホロとしていますが、旨味は全てスープに溶けだしているとのこと。そのため、現地では具は食べずにスープだけを食すのが一般的なのだとか。なんども贅沢~!他に美肌スープなどもあり。
草苺百花乳豬脆鍋巴 250元皮・脂身・赤身のそれぞれ違う食感が楽しめる豚バラ肉は、ほんのりと甘いイチゴソースが添えられています。一番下にはパリパリのおこげ。フルーティーに豚がいただける女子好みの一皿です。ナビおすすめ!
季節時蔬 360元季節の野菜。調理法も選べるようになっていて、チキンブイヨン仕立て・ニンニク風味炒め・オイスターソース炒めなどからお好きなものをどうぞ。本日はアスパラガスをあっさりと素材の風味を生かした塩味で炒めてもらいました!
松露蛋白蟹肉餃 300元/3入透き通るようなモチモチの皮、そこに包まれたお肉はトリュフや蟹肉といった高級食材もしっかりと練り込まれ、ギュと旨味が詰め込まれていました。濃い目の味付けなのでタレなしでも十分おいしくいただけます!
蟹黃明蝦燒賣 300元/3入
蝦の塊も残しつつミンチにされているので、食べた時にプリプリとした食感が味わえます。アツアツをぜひどうぞ~!