かつてコーヒー戦士として、重いコーヒーの魔法瓶を背負い、歩きながら売っていた陳さん、今はオシャレでゆっくりと過ごせるカフェの店長です!
小さなカフェですがWIFIも使えます!
こんにちは、台北ナビです。
「偷咖啡」の店長は、A-YOUこと陳俊佑さん。今から7年前、25歳の店長は当時30キロもあるコーヒーの魔法瓶を背負い、一人歩きながらアイスコーヒーを売っていました。ある日には一日10時間以上も歩き続け、コーヒーの入れ方のコツをも伝授していたそうです。
歩きながらコーヒーを売り続けるには、忍耐力、勇気とお客さんの支持が必要だといっていた陳俊佑さん。その後も改造した車でコーヒーを販売、このようにコーヒーを売り歩くことで、様々な人や物事にめぐり合い、見識を深められたそうです。当時は、自分でブレンドしたコーヒー豆を適度な濃さに調節、その後冷却して魔法瓶に入れ、観光スポットや市場などで販売。
障害を持つ人たちにコーヒーをご馳走したり、入れ方を教えるなどの奉仕活動を行っていたところ、「コーヒー戦士」として有名になり、テレビや新聞でも報道されました。
「偷咖啡」の成り立ち
ひっそりとした福建街にたたずんでいます
いろいろな人との出会いを大切にする「コーヒー戦士」が開いたカフェが「偷咖啡」。
「偷咖啡」の「偷」には中国語で「こっそり」、「ひそかに」という意味があります。由来は定かではないのですが、ナビが思ったのは「ひそかにコーヒーが楽しめる」それが「偷咖啡」ではないかということ。そんなイメージにピッタリのカフェです。
周りには洋服のお店が立ち並んでいます
周りに洋服のお店が立ち並ぶ屏東市福建路沿いにあり、気がつかないと通り過ぎてしまうような一角に位置しています。ナビが訪れた日は満席。「いっぱいなので、20分以上お待ちいただくことになります」と、店長から申し分けなさそうに言われてしまいました。
しかし、こんなに人気のお店とあっては、待っても是非コーヒーを味わいたい!としばらく店の外で待つナビ。しばらくすると席が空き、やっと店内に入ることができました。
ゆったりとした時間が流れています
店内は1階と2階がありますが、現在は1階のみの営業。小さいカフェなので、お店に入ると中がすべて見渡せます。ナビが座ったのは、外が眺められる窓側の席。窓の外を眺めながら、屏東のゆったりと流れる時間に身を任せつつ、本を一冊読んだりして、ゆっくり空想にふけるのもいいものです。
店内にはWIFIがあるので、ノートパソコンを持ち込み、作業をしている人の姿も見かけました。主に2人か6人掛けの席ですが、カウンター席もあります。客層は近所の学生や近くで働く会社員など、年齢は25歳~30歳くらいの若者が多いです。
カフェのメニューは?
写真は「小偷炭焼」。炭焼きコーヒーで香ばしい香りがただよいます
コーヒーにこだわりのある店長だけあって、メニューは豊富。アメリカン、カフェラテ、エスプレッソなどのスタンダードなメニューは11種類。一杯一杯丁寧に入れたハンドドリップのコーヒーは6種類。この他、紅茶、緑茶、ルイボスティー、ビールなどまであります。そして、ブラックコーヒーやミルクティーをベースにしたお酒もあり、いろいろなドリンクが楽しめます!
ナビがいただいたコーヒーはハンドドリップとミルクティーベースのお酒。どちらもおいしかったです。店長の長年の経験が感じられます。お酒入りのドリンクがあるカフェって南部にはなかなかないんです。お酒が飲める方は是非お酒入りにチャレンジしてみてくださいね~。
ミルクティーベースの「偷偷搖擺」
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お水はセルフサービスです
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サイドメニューもオーダー
手作り感あふれるノートのようなメニュー
サイドメニューは、レモンパイ、チーズケーキ、ブラウニー、ライスケーキ、スコーン、そしてスパイシーチキンもあります。
ナビが訪れた時には午後そんなに遅くはない時間でしたが、すでに残っているのはスコーンのみとなってしまっていました。
でもこのスコーン、コーヒーと相性ピッタリなんです。残っていてよかった!おいしいコーヒーと共にブルーベリージャムをつけたスコーンをいただきました。
いろいろな人との出会いを大切にするカフェ
店長の陳俊佑さん
生活と夢は同じ一冊の本の読み方の違い。順番に読んでいくのが生活、好きなページを開いて読むのが夢、という標語の「偷咖啡」。
いろいろな人の出会いを大切にするカフェを訪れれば、新たな出会いがあるかもしれません。
ゆったりとした屏東の観光に時間を見つけてカフェ巡りを取り入れてみませんか。
以上、台北ナビでした。