「孤独のグルメSeason5」台湾出張編で五郎が訪れたお店へ侵入~!
こんにちは、台北ナビです。
「これは無傷では帰れんなぁ…」の捨て台詞が印象的だった、テレビ東京で2015年10月30日に放映された「孤独のグルメSeason5・台湾台北市永楽市場の鶏肉飯と乾麺」。ドラマの中で松重豊さん扮する井之頭五郎が「あの店気になるなぁ~」と台北で2軒目に選んだお店「原味魯肉飯」のご紹介です。
お店は迪化街・永樂市場の脇道・永昌街19号に佇んでいます。一見雑多な雰囲気なのですが、グリーンとオレンジの配色の店内は意外と(!?)スッキリとしていました。
松重豊さんとのツーショット写真も☆撮影秘話を楽しそうに話してくれました。
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こちらが五郎'sセレクトです。
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同じく下水湯を!
眼鏡がトレードマークの可愛らしいお母さん・張文香さん。日本語が少しわかるので、話しかけてみて下さい♪
ナビも、五郎が劇中で「とんでもないものは出てこないだろう」ということでオーダーした「乾麺30元」と、「え!下水!?ものすごい名前だ」と大勝負にでた「下水湯 35元」を注文。日本人に人気の高い乾麺は、お椀の底の甘辛ダレをしっかり混ぜて頂きます。期待を裏切らない味付けでした。
そして生姜がアクセントの下水湯。こちらのお店は砂肝のみでしたが、下水とは台湾では鶏や豚の内臓を指しており、それらが入ったスープを下水湯と称します。味は蛤スープのようなやさしい味で、日本人が想像する下水のイメージとおおよそかけ離れたおいしさです。
一つ注意点ですが、ドラマの中で五郎は一緒に出てきたタレをスープに入れていましたが、本来の用途は砂肝用。ドラマを見て食べにくる日本人のお客さんが、皆スープにタレを入れているのを見かねたお母さんの張文香さんが常連客の日本語の先生にお願いして、食べ方を書いて頂いたという簡単な手書きのマニュアルがあるので、そちらをご参照下さい。皆さん、下水湯を頂く時はスープにタレを入れず、砂肝をタレに付けて頂きましょう~(笑)。
その他、お母さんがぜひ日本の皆さんに食べていってもらいたいと話していたのが台湾の伝統料理のひとつと言える肉焿。「焿」とは、とろみのあるスープや麺に使われる名称です。こちらのお店では豚肉の入ったとろみスープ「肉焿湯 40元」と、それに麺が加わった「肉焿麵 45元」がありました。文香さんのご主人が2階で全て手作りをしている、真心こもった肉焿、ぜひお試し下さい。ちなみにナビは肉焿麵に辣醬と黒酢を入れて食べるスタイルが好きです。
お店を始めて19年!雰囲気の似たこちらのご夫婦が二人三脚でお店を切り盛りしていらっしゃいました。
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こちらがとろみ中華スープの肉焿湯。
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麺は米粉(ビーフン)か冬粉(はるさめ)への変更も可能です。
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原作者の久住さんが絶賛していた「紫菜蛋花湯(のりたまスープ)25元」。小皿料理(小菜)のお値段もお手頃!豬腳(豚足)は50元です。
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お弁当セットもどうぞ
こちらはテイクアウト用で魚骨飯のお弁当 70元。
日本で番組が放映されてからというもの、毎日日本人のお客さんが訪れるようになり、時にはお客さんが全員日本人!ということもあるというこのお店。お客さん同士の語らいが始まることもしばしばだそう。招牌(看板メニュー)は店名の通り「魯肉飯」なのですが、現地の人にはお弁当シリーズが人気!7種類ある飯類の中からメインディッシュを選び、4~6種類ある付け合せの中から好きなものを3種類チョイスします。付け合せは、店頭に並んでいるものからチョイスしお母さんへ伝えればOKです。この日はメンマ、昆布、キュウリ、レタス、豆腐、たまごがありました。飯類では豚の角煮がのったご飯「焢肉飯」が日本人に人気だそうです。
鶏肉は腿を煮込んだ「雞腿飯80元」と揚げた「雞排飯 65元」の2種類ありました。
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ご飯の上にメインディッシュをのせたら完成です。
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原作者の久住昌之氏も自身のバンドメンバーとプライベートで再訪しているそうで、このお店の味に惚れ込んでいるようす。味もさることながら、明るくてお喋り好きのお母さんの気さくな人柄も、再訪したくなる理由の一つかもしれません。台北ローカルのファストフード、ぜひお試しあれ。
以上、台北ナビでした。
優しいお母さんがサービスしてくれた、温かいミルクティーと鳳眼糕を記念にパシャリ!
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器もレトロで可愛かったです。
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