閉店・移転、情報の修正などの報告

台湾限定メニューもあり!こだわり豚骨ラーメンのお店がこのたびリニューアル

こんにちは、台北ナビです。
今や日本の国民食となったラーメン。突然無性に食べたくなる時があるのは、ナビだけでしょうか…?台湾でも人気のラーメンですが、最近特に豚骨ラーメンが熱い…そんな気がします!という訳で、台湾に2店舗を展開する「山小屋」にやってきました。ひとえに豚骨ラーメンと言ってもバリエーションがいろいろで、人によって好みが分かれるところですよね。ここではどんな味が楽しめるのでしょうか。早速入ってみましょう。

何もかも手作りから始まった「山小屋」

福岡生まれの山小屋。

当時トラック運転手であった創業者の緒方正年さんは、仕事で全国各地をまわりラーメンを食べ歩くうちに、他にはない納得のいく味を自分でつくりだそう!と考えるようになり、独学で今の味を作り上げたんだそうです。そしてお店も、学校の廃材などを集めた手作り!

アットホームな雰囲気とこだわりの味が、日本だけでなく海外にも店舗を構えるラーメン屋さんへと成長させたのですね。

台湾1号店の台南店が、この度お引越し


マカオやインドネシア、ベトナムにも店舗を展開する山小屋ですが、台湾初出店の地として選ばれたのは台南でした。

もともとは市政府近くで営業していた山小屋が、このたび東門路にお引越ししてきました。一新したロゴマークを大きく掲げ、リニューアルオープンです。

お店に入ると「いらっしゃいませ~」と威勢のいい掛け声!それにしても店員さん、皆さん若そうです!やっぱりラーメン屋さんは活気が大切ですよね。ダイナミックな絵と日本語の描かれた清潔な店内。おいしい味が登場しそうな予感です。
店長の朱建霖さん(左)と、スタッフの呉忠祐さん(右)

店長の朱建霖さん(左)と、スタッフの呉忠祐さん(右)

おいしい物が作り出される秘密基地

豚の頭の骨が煮込まれています!

豚の頭の骨が煮込まれています!


店内の奥には、2つの厨房部屋とひとつの小部屋があります。

まずいちばん手前の厨房では、山小屋ラーメンの要となる豚骨スープが煮込まれています。大きな寸胴の中に、これまた大きな豚骨と白濁スープが入っていて、いい匂いです。

このスープは日本から直送されてきます。そうすることによって、日本と全く同じ味が再現できるわけですね。


そしてお隣の厨房へ。ここには、大きな寸胴が2個。ひとつはチャーシューを、もうひとつは煮たまごをコトコト煮ています。新鮮な台湾産の豚バラ肉とたまごがどっさり積まれています。
注文が入ってから麺をゆでるのもここです。キクラゲやメンマ、ネギなどをトッピングして一丁あがり~!


そして、奥にあるもうひとつの小部屋では、製麺機で山小屋自家製の麺をつくっている最中でした。

気温や湿度の影響も受けるというデリケートな麺づくり。山小屋独自の配合でつくられる麺にも強いこだわりを感じました。

台南限定メニューもあり!気になるお味は?

お待たせいたしました!それでは、お店おすすめのラーメンをご紹介します。

昭和復刻拉麵(昭和ラーメン) 210元


先ほど厨房で発見したチャーシューとトロトロの煮たまごをトッピングした山小屋を代表する食べ応え十分な一杯です。どこか懐かしい味わいにファンも多いんだとか…。何を食べるか迷ったときに、ぜひおすすめの一杯。



豚骨黒蒜拉麵(黒ラーメン) 190元

ベースは同じく豚骨ですが焦がしにんにくが効いていて、見た目、味ともにパンチのある一杯。濃厚なスープが麺にしっかりからんでたまりません。麺を食べた後のスープにご飯を追加してもおいしいかも…



今ご紹介した昭和ラーメンや黒ラーメンの他に、オーソドックスな山小屋豚骨拉麵(ラーメン)や、豚骨味噌拉麵(とんこつ味噌ラーメン)香辣肉碎味噌拉麵(激辛ラーメン)は、日本の山小屋でもおなじみの定番商品です。

気になる豚骨柚子拉麵(柚子ラーメン)と厚切叉焼豚骨拉麵(厚切りチャーシューメン)は、日本の山小屋で限定メニューとして登場したところ好評だった為、台南店でも採用されたんだそうです。

変わり種メニューの海鮮野菜拉麵(ちゃんぽん)は、日本にはない限定メニューだそうですよ。海鮮好きの台南人にもぴったりですね。

麵の太さ、硬さ、スープの濃さがカスタマイズ出来てしまうところが、お店のいいところ。福岡では細麺が主流と言われていますが、太麺も選ぶことができます。麺の硬さはなんと5段階!硬麺好きにとってバリ硬が選べるのはうれしいですよね。

そしてスープの濃さも薄い、普通、濃いの3段階選べるのは、台湾ならではないでしょうか。日本のラーメンがしょっぱいと感じる台湾人の方、実は結構多いのです。ドリンクスタンドで砂糖や冰の量を調節するのと同様に、自分だけの一杯をカスタマイズできるのは、台湾人にとってうれしいところなのでは?


もちろん替え玉もオッケーです!…が、替え玉というシステムを説明するのに最初は苦労したそうです。替え玉は「加麵」という言葉になりますが、大盛ととらえられ、麺が最初から入っているものだとイメージされがちだからです。それでもお腹を空かせた学生さんや、小さなお子さん連れにとってありがたいシステムの替え玉。だんだんと定着してきたそうです。

サイドメニューも日本の味!

カレーライスやチャーハンなどのご飯もの、定食、鍋もの等、ラーメン以外のメニューも充実しています。串揚げやサイドメニューもあり、ビールも取りそろえているので、夜は居酒屋感覚で利用することもできちゃいます。日本の味で一杯飲みたい!そんな時の駆け込み寺です。


香炸可樂餅(コロッケ)50元

サクサクの衣とホクホクのじゃがいも。お肉はしっかりと味つけされています。
台湾でコロッケに出会うことって、意外と少ない気がします。懐かしい素朴な味わいに思わずほっこり。



炸串定食六本盛(串揚6本盛セット)105元

いろいろな種類のある串揚げの中から、肉類を1本、海鮮を1本、野菜類を2本、そしてトマトベーコンなどのその他のグループから2本の計6本をチョイスすることができるセットです。10本盛セットは185元。なかでもぜひぜひ試してほしいのが山藥(長芋)です。シャキシャキホクホクの独特な食感がやみつきになり、ビールが進みそうです。ソースは、柚子ポン酢、梅、みそ、ソースの4種類がセルフサービスで選べますよ。
左奥から柚子ポン酢、梅、みそ

左奥から柚子ポン酢、梅、みそ



本家本元、日本の味をすっかり堪能し、お腹が満たされたナビ。
日本の味を守りつつも、出店地でのニーズも取り入れる…こうしてラーメンはその土地土地で独自の進化を遂げていくものなんですね。今後の「山小屋」の活躍が楽しみです。

以上、台北ナビ(岩田優子)でした。

記事登録日:2016-01-11

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2016-01-11

スポット更新日:2016-01-11

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供