中国茶のことならおまかせ!お茶専門店発の複合茶芸空間は、カジュアルな雰囲気と低価格が魅力!
こんにちは、台北ナビです。
台湾全土に展開するお茶を使ったドリンクやフードが人気のカジュアルレストラン「天仁喫茶趣」。ナビスタッフの間でも普段使いに利用している人、結構いるんです。お茶に食事に、気軽に行けちゃうのがイイところ。さっそくMRT「南京東路」駅すぐそばの復興店にお邪魔してみました。
天仁茗茶が仕掛けた喫茶&レストラン
台湾好き&台湾リピーターならきっと見覚えがあるであろう「天仁茗茶」。1953年に台湾南部の岡山というところで生まれたお茶屋さんで、今では横浜を始め、アメリカ・カナダ・オーストラリアなど世界各国に支店を持つお茶ブランドとして知られています。今では「天仁グループ」としてさまざまな展開を行なっており、そのひとつ中国では「天福茗茶」の名でお茶屋を出店。2013年には神戸南京町にも天福茗茶日本1号店がオープンし、2階の「陸羽茶藝館」ではお茶もいただけるそうですよ。
そんな「天仁グループ」の喫茶&レストラン部門が「天仁喫茶趣」。こちらは天仁が扱う茶葉を使った創作ドリンクや創作茶葉料理がいただけます。
進化した茶芸空間は複合的レストラン
とても入りやすい雰囲気です
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本日案内してくれた陳錫武店長
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2000年にオープンしたという1号店は、本日お邪魔した復興店。
その後台湾各地に広がり、今では11店舗を展開しています。日本にもいち早く出店し名古屋を中心に展開、一度閉鎖した時期もありましたが、2013年秋、名古屋伏見インターシティに再進出したばかり。
「天仁喫茶趣」のコンセプトは伝統と革新。古くからあるお茶文化を若者にも親しんでもらおうと、現代的な茶芸空間をめざして作られました。
そのため、店内インテリアはモダンチャイナな雰囲気があふれていますが、茶芸館のような重々しさはなく、カフェのようなカジュアルさ。気軽にフラッ立ち寄れそう!全部で120席あるというテーブル席は、戸外に小屋風の個室もありプライベートな時間が過ごせそう!
※個室は6人~利用可。要予約(消費金額等は予約時にご確認ください)
伝統の中国茶と創作ティー
ウェルカムティーの913茶王は凍頂ウーロン茶と西洋人参のブレンド茶。焙煎した香ばしさが香りよく、のどごしもよいのが特徴
さすがスタートはお茶屋さん、さまざまなドリンクが用意されています。
ポットでいただくウーロン茶から台湾ならではのタピオカミルクティーなどの創作ドリンクまでいろいろ。高級茶も茶芸館で飲むと結構値がはりますが、ここならカフェプライスでいただけちゃうのも魅力的!
天梨茶 350元/ポット
梨山で栽培された上等のウーロン茶。ひと口含むと、梨のような花のような香りが鼻を抜けていきます。スーっとするけどまろやかなお茶。茶梅のお茶請け付き。
香芋QQ奶茶 120元(中)/160元(大) ※写真左
人気のオリジナルタピオカミルクティーはなんとタロ芋入り。販売当日に茹でるというフレッシュなタロ芋とモチモチのタピオカがミルクティーにマッチ!
鮮搾水果緑茶 100元(中)/135元(大) ※写真右見た目は青汁のようですが、緑色なのはお茶粉末の色。オレンジ・レモンなど柑橘果汁がたっぷり絞られたフルーツティーはのどごしさわやか。夏に飲みたい!
お茶の天仁だけにお茶タイムが充実。午後茶(午茶)は14:30~17:30、夜茶(晩茶)は21:00~22:30。もちろん、お茶だけでなくお茶請けになる軽食も。おすすめは人気のドリンクと軽食ORスイーツがセットになったエレガント午晩茶セット218元(軽食+ドリンク)やクラシック午晩茶セット198元(軽食+ドリンク)。それぞれ数種類の中からお好きなものが選べますよ。
※午後茶(午茶)&夜茶(晩茶)=午晩茶タイムは一部店舗(高雄・大遠百店)を除き平日のみ
創作ティー料理も注目!
提供されるお料理は、ほぼ全てにお茶が使われています。
天仁茗茶自慢の913茶王や東方美人茶・日月潭紅玉紅茶・擂茶・抹茶・・・などなど。料理それぞれに異なるお茶が使われていておもしろい!しかし、あまりお茶の味や風味は感じないのですね・・・。料理そのものの味を損ねないベストな組み合わせ、茶葉料理とはそんなものなのかもしれませんね。
それから、一般的な茶葉料理は高級というイメージがありますが、こちらは手軽な価格なのがうれしいところ。単品の他にも328元、380元、398元、598元と選べるコースメニューもあり、中でも人気の398元のコースは、前菜・アペタイザードリンク・サイドディッシュ・メイン・スープ・デザート・ドリンクがついてくる豊富さ!これなら「おひとりさま」でも少しずついろいろいただけちゃうのでお得感もいっぱいです。
天盧捲牛肉 130元
高山ウーロン茶を使った牛肉のクレープ巻き。薄くスライスした柔らか牛肉を中華風クレープで巻きました。食事に、またお茶請けとしてスナック感覚でもいただけます。
喫茶菁 100元
茶葉先端の柔らかい金萱茶葉をふんわり衣で揚げた茶葉天ぷら。衣にビールを加えているので、ふんわり&サクサク。口にいれた瞬間にほんのりとした甘味が広がります。揚げたてが一番だけど冷めてもサクサク♪
美人小籠湯包 130元/6個
東方美人茶が皮に練り込まれた小籠包。きれいな緑色で見た目にも食欲をそそられます。厚めの皮がもっちりとしているのが特徴。1籠6個入りと少なめなので「おひとりさま」も気軽にオーダー可。
茶王無錫排 170元
天仁茗茶オリジナルの茶葉「913茶王」と煮込まれた豚の角煮。お肉は柔らかく煮込まれており、見ためとは裏腹お味は意外とあっさり。お肉によっては骨が付いているので注意。
龍井蝦仁焼売 190元/6個
皮が薄っすらと緑色なのは龍井茶を練り込んであるから。大きなエビがのり、口の中へ入れるとジュワ~っと肉汁が広がります。巾着型の形もかわいらしい!
朝メニュー、モーニングあります!
復興店、内湖店では平日・休日に関係なく朝食メニュー(7:30~10:30)も取り扱っています。
復興店は場所柄、出勤前のビジネスマンや近所に住むリタイヤ族や主婦がのんびりと朝食を取りながら新聞をチェックする姿が目立つとのこと。店内は、日中に比べるとだいぶ落ち着いているので利用しやすいかも。メニューは洋風、中華どちらもありますが、やっぱり食べておきたいのはお茶を使った中華なメニュー。ゆっくりとした時間を過ごしたいなら街角の朝食店より断然ここへ。
<動感茶ブレックファスト>主食+ドリンク 120元(+ドリンク)
※単品では100元
包種活力捲 文山包種茶を練り込んだ蛋餅(玉子の中華クレープ)。レタス・ハムも一緒に巻かれていてボリュームたっぷり。マヨネーズ味で中華メニューながら、どこか洋風スタイル。
朝食ドリンク例(他にも選べます)
熱燕麦奶茶:オートミール入りミルクティ
<経典ブレックファスト>主食+ドリンク 140元(+ドリンク)
※単品では120元
黄金茶油麺線茶の種子を絞って採ったティーオイルを使った麺線。茹でた麺にサッと茶油がかけられており、脂っこい?かと思えばそうでもなく、意外とあっさり。味も淡白。口の中に入れたときに若干茶油がフワリと香ります。
朝食ドリンク例(他にも選べます)
熱抹茶拿鐵:抹茶ラテ ※単品100元(朝食セットは+20元)
入り口左手には「天仁茗茶」も併設。店内で飲んで気に入った茶葉を買い求めることができますよ。
また、茶葉だけでなくお茶請けや茶器などもありまとめてお土産探しもできちゃいます。
金萱ウーロン茶パイナップルケーキ(280元)や碧螺春緑茶ヌガー(150元)は要チャック!
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小パックされた茶梅、緑茶蜜梅(100元)はナビの定番土産!安くておいしくて軽い!
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もちろん、食事なしで買い物だけでもOK!そんな時には店先のスペースで試飲もさせてもらえますよ。
そして、街中で数多くみかける「喫茶趣Togo」は気軽に立ち寄れるドリンクスタンド。「天仁茗茶」のお茶がさらに手軽にお安く飲めちゃうんです。こちらも合わせてチェックしたいですね!
以上、台北ナビでした。