ホテルのレストランでいただく、と~っておきの飲茶!
こんにちは、台北ナビです。
今回訪れたのは、福華大飯店(ハワードプラザホテル)の2Fにある広東料理と飲茶のレストラン「珍珠坊」です。当初は茶藝館にする予定で造られたこの店内は、ヒノキをふんだんに使用、テーブルや椅子はローズウッドを使い、重厚な趣ある雰囲気を出していて、160席もある広々とした空間です。
絶品!限定メニュー
では、さっそく料理を紹介していきましょう。
ランチの時間に限定5食、ディナーの時間に限定5食の“ 蟹肉焗菜膽(カニ入り白菜焼き) ”は、予約必須メニュー。裏メニューで同じく数量限定の叉燒波羅包(香港式メロンパン)もありますよ。
* 蟹肉焗菜膽(カニ入り白菜焼き)198元
適度に焦げ目が付いてボリューミーなこの一品。見た目にも美味しいのが伝わってくると思います。とってもクリーミーな濃厚ソースに口当たりがやわらかな白菜がなんともマッチします。この料理、通常は白菜を炒めるのみですが、こちらでは炒めてから蟹肉を入れてさらにオーブンで焼き上げています。時間が経つと白菜が酸っぱくなり、味が変わってしまうので、テーブルに出て来たら、すぐに食べてくださいね!
数々の飲茶
ではどんどんおすすめの飲茶をピックアップしていきます!お茶は烏龍茶、ジャスミン茶、プーアル茶、緑茶、鉄観音の5種類が50元/1人で、菊花茶が60元/1人です。お茶と美味しい飲茶と楽しいおしゃべりと。お箸がどんどん進みます。
* 家鄉鹹水餃(豚肉入り揚げ餅) 96元
これが水餃子ですか?と思わず聞いてしまいました。揚げたもっちもちのお餅の中にお肉やネギが入っています。熱さに気をつけながら、ほくほくのままかぶりつきたい一品です。
* 福華蝦皇餃(ハワードプラザ特製エビ入り蒸しギョウザ)136元水晶のような透明な皮にぎっしりと詰まったエビの具。ぷりっぷりのエビが噛み応えあります。そのままでもOKですし、マスタード醤油につけても美味しいです。
* 絲瓜鮮蝦腸(エビとヘチマ入りライスヌードル蒸し)136元
白は糯米(もち米)、黒はイカスミの色。中にはエビとヘチマが入っています。食べるとプルルンと口の中でとろける感じで、味も濃すぎずクセになりそうです。
* 蘆筍金魚餃(魚とアスパラ入り蒸しギョウザ)136元
シェフが考案した可愛い金魚の形の手作り蒸し餃子。着色料などは一切使っていません。金魚の赤は紅麹の色。中にはアスパラ、香菜(コリアンダー)、ネギが入っています。
* XO醬炒蘿蔔糕(大根餅のXOソース炒め)136元
大根餅はまず焼いてから炒められています。エビや卵と大根餅などにXO醬が程よく絡み合いピリッ!と辛い風味を出しています。
* 香麻百花筒(エビと五目野菜の湯葉巻き揚げ) 136元
運ばれて来る瞬間から胡麻の香ばしい香りが!湯葉がた~っぷりかかった胡麻に包まれ、中にはエビや黄ニラなどと一緒に荸薺(クワイ)と呼ばれる水生植物で日本人にはあまり馴染みのない食物が入っています。シャキシャキの食感がたまりません!
* 蠔油翠玉蘭(中国野菜オイスター炒め)280元アメリカではブロッコリーが普通にスーパーに並んでいるように、香港ではこの“芥蘭菜(カイラン)”と呼ばれるキャベツやブロッコリーの仲間にあたる野菜が料理に多く使われています。ツヤツヤの緑が食欲をそそります。]
* 紅豆芝麻球(アズキ入りごま団子) 86元
まん丸の胡麻団子。外側は胡麻が香ばしく、中はもちもち、餡は甘すぎず美味です。半分だけでもとてもボリュームがあるお菓子です。
* 香滑流沙包(中華風クリームまん)86元
見た目はまるっきりお饅頭ですが、なかにはトロっとろのカスタードクリームが入っていて、やみつきになる美味しさ。これも気をつけながら、熱~いうちに召し上がれ。
食事の後は欠かせないスイーツ♪
* 杏仁凍豆腐(杏仁豆腐) 86元時折杏仁(アーモンド)がキツすぎて、鼻につくものもありますが、こちらの杏仁豆腐は、杏仁がほどほどでちょうど良い美味しさです。杏仁は中国の北と南では味が違います。北は苦く、南は甘い、これを秘密の配合で調理していますよ。
* 四季時選甜湯(季節のスイートスープ) 86元ナビたちが訪れた際はタイのスイーツでした。ココナッツミルクにタロイモ、サツマイモ、緑豆などの入った爽やかな味の冷たいスープ。これは季節によって変わりますので、その日どんなものかはスタッフの方にお問い合わせください。
メインシェフはこの方!
つぶらな瞳にやさしい微笑みの蔡清南シェフ。福華大飯店ができた当初からこの珍珠坊にいらっしゃいます。なぜシェフになったのかと尋ねると、当時は勉強ができないか貧しいか、どちらかでシェフを目指す人が多かった。自分は家が貧しかったからシェフになったんだよ。と。とても丁寧に謙遜して話してくれました。
蔡シェフは珍珠坊以外にも、地下2階の大皿宴会料理と、一階のアジアン料理バイキングのレインボーテラスの料理も管理をしています。料理のアイデアはどこから来るのか。それは香港や中国に時折出向き、現地の料理を食べて研究するのだそう。シェフのお兄さんは横浜の中華街でレストランをしていましたが、今は定年を迎え台湾に戻りゆっくりしているそうです。
広々としたホテル内のレストランで、美味しい飲茶、如何ですか?
以上台北ナビでした。