澎湖の家庭で一般的に食べられるお料理は保存食を上手に活用していました!
こんにちは、台北ナビです。
澎湖のレストランといえば海鮮を食べるところが多いのですが、ちょっと飽きてしまったな。そんな時にオススメしたいのが今回ご紹介する「花菜干人文懷舊餐館」です。
澎湖の家庭料理がいただける人気レストランへいざ潜入~☆
馬公市内の繁華街から10分ほどのところにある「花菜干人文懷舊餐館」。レンガや石などで作られた外観はとても独創的で目を引きます。澎湖の伝統的な家屋を表現しているんですね!中に入ると、レトロ感がUP!部屋ごとに飾ってあるものが異なり雰囲気もガラッと変わります。
例えば…ナビが座ったお部屋は壁に看板がそこら中に貼られ、棚にはガラクタ(失礼!)のような靴やピンバッチ、文房具などの日用品が置かれていました。他のお部屋は、昔ながらの食器が飾れているお部屋、ガラスの浮き球(ビン玉)が天井からぶら下げられているお部屋、そして門神が飾られているお部屋までありましたよ!
ナビがお食事をしている際にも、観光客の方が写真だけ撮らせてくださいと入ってきていました。それだけ絵になるということですよね。
毎日海鮮を食べているわけではない!
海鮮がおいしくて安い澎湖。旅行中はついつい海鮮ばかりを食べてしまうため、勝手に澎湖の方々も毎日おいしい海鮮を食べているとばかり思っていたナビ。こちらのオーナーに聞いてみると…「澎湖は冬に吹く東北季節風の影響で、冬はあまり農作物が取れない。そのため、澎湖の方たちは保存食を使用した料理が得意なんだよ!」と教えてくださいました。澎湖は照りつける太陽、青い海!という夏のイメージが強いですが、それだけではないのですね。
自慢のお料理は白ご飯がススム~!
店内でお食事されるテーブルには無料で風茹茶が振舞われます!太っ腹~♪
というわけで、店主オススメのお料理の数々を見てみましょう!
原味花菜干 280元澎湖の伝統的な家庭料理といえば一番に名前のあがる料理。店名にもなっているこちらの看板商品です!夏に採れたカリフラワーを干して漬物にしたもの(花菜干)をちょっと豪華に豚肉と炒めました。程よい酸味とにんにくで食欲をそそります。カリフラワーとお肉、そしてねぎを一緒に口に運んでくださいね。
高麗菜炒土豆芙 180元 ☆ナビオススメ☆キャベツとピーナッツを炒めたものです。台湾でピーナッツは「花生」ですが、台湾語で「土豆芙」はピーナッツを叩き潰したものという意味なのだそう。澎湖で採れるピーナッツは香り高いのが特徴で、澎湖みやげにもよく見られます。
ピーナッツは油分が豊富に含まれているため、キャベツと一緒に炒める際には油をひく必要はありません。あっさりしていて食べやすく、かなり気に入ってしまいました。
残り汁をご飯にかけて食べると、お茶漬けやねこまんま(ぶっかけご飯)のようになって、お食事の〆にぴったりです。
名物のピーナッツがいっぱい♪
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味の濃いお料理が多い中、これはほっとする優しいお味!
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秋刀魚醬 200元 ☆ナビオススメ☆さんまの甘露煮は大きめに切ったさんまに味が良く染み込み、骨もかなり柔らかく食べやすい!これだけで白ご飯が2碗くらい食べられそうです。
酸瓜炒肉 280元
澎湖の望安で作られる越瓜の漬物とばら肉のスライスをたっぷりのにんにくと唐辛子で炒めたご飯が進む一品。越瓜の漬物の酸味を肉に染み込み、かめばかむほど酸味とうまみがにじみ出てきます。ビールが進みそうなお味♪
菜豆干排骨湯 280/380元
菜豆干とはインゲン豆を乾燥させたもの。それをスペアリブと煮込んだもの。一見濃い味を想像してしまいますが、あっさりすっきり。正直、ナビはもうちょっと味が濃いほうがいいかなと思ってしまいました。しかし、他のお料理は味がかなりしっかりついているので、バランスが取れていますね。
鮖鮔滷肉 350元真蛸を乾燥させたものを豚肉と一緒に炒めた後、しょうゆなどの調味料を足し煮込んだもの。乾燥させた真蛸を煮込むことで、煮汁の味をぐんぐん吸い込み、味に深みが増します。かなり濃い味付けで、お酒のアテにぴったり♪
小管烘蛋 250元
一見ハム入りたまご焼きに見えますが、ピンク色のものはイカちゃんでした。噛むとイカの弾力と甘みが感じられますよ。たまごとの相性も抜群で、ごはんともよく合います。
澎湖料理の特徴とは…
お料理を食べてみて感じたのは、濃い目の味付けが多いこと。そして、乾物を使うことで味がよく染み込んでいるお料理が多いこと。これは少ないおかずで白ご飯をたくさん食べられるようにと考えたからなんだそう。ナビも白ご飯を掻っ込んでしまい、おかわりをしちゃいそうになったほどです。
味が濃いということは…ビールに合うお料理が多いということですよね?お店ではビールはもちろん、高粱や日本酒、紹興酒の用意もあるそうです。お酒を片手に、澎湖の伝統料理を味わって楽しい時間を過ごしてみませんか?
以上、台北ナビがお届けしました。