上海の伝統点心がいただけるイートイン・ショップで宋美齢の大好物、鬆糕を食べてみよう!
こんにちは、台北ナビです。
南門市場内にある老舗点心の店「合興糕糰店」が新ショップをオープン。こちらはその場で気軽に味わえるイートイン・スタイルなのでツーリストには打ってつけ!さっそくナビもその味を堪能してきました!
宋美齢も愛したお菓子
鬆糕はこのように蒸されます
1947年、上海から台北に渡った先代が南門市場に店を構えたのが「合興糕糰店」の始まりです。天然食材を使った伝統的な手作りの技法で、チマキ・湯圓・年糕・銀絲卷・上海鬆糕・八寶芋泥・・・などなど、ヘルシーな点心を作り続けている老舗店です。蒋介石夫人の宋美齢も大のお気に入りだったという紅豆鬆糕もありました(ここの・・・ではないそうですが)。
鬆糕(左奥から時計周りにゴマ・紅麹・アズキ・オリジナル)各35元/個。他にキンモクセイもあり
ノスタルジックなストリートに
南門市場にいくつか店舗を持ち、どこもお客さんでいっぱい!その脇で職人さんはせっせと点心作り。そんな本店は熱気ムンムンで、その雰囲気に圧倒されて買い物しにくそう・・・。そんな方はぜひ迪化街の新ショップへ行ってみてください。
2014年末にオープンした迪化文創店は本店と違ってのんびりしたムード。なにより本店では購入だけのショップ形式ですが、こちらは購入はもちろん、その場で座ってすぐにいただくこともできるイートインになっています。これは観光客にはとりわけうれしいですね~!
オーダー後まずお会計を済ませましょう
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日本語メニューもさりげなくありました
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点心・麺・チマキ・・・どれにする?
人気の鬆糕や湯圓をはじめとした点心類だけでなく、年糕や各種麺、ワンタン、チマキ、スープ・・・などもあります。だから、オヤツとしてだけでなく、朝食や昼食、軽く食事をしたいときにもオススメです。点心類は南門市場で作られたものが運ばれてくるそうで、鬆糕はその後こちらで蒸し始めるとか。そのため、あまり朝早くに行ってしまうとまだ仕込み中だったりするのでご注意ください。
※鬆糕はお昼くらい~が目安だとか
鬆糕(状元糕) 35元/個ひと言で言うと蒸しパン!?な鬆糕は素朴な味。モチモチした蓬莱米の粉を蒸し固めたものだそうで、もち米ではねばりすぎてこのしっとり感がでないのだとか。ほんの~り甘い上品なお菓子です。白い蓮の実がのっているものはアズキ餡、赤いお豆はゴマ餡入りだとか。
桂花芝麻湯圓 70元
キンモクセイ入りゴマ団子は見た目はシンプルすぎるくらい何も特徴はないのですが、スープをひと口飲むと、ふんわりと鼻を抜けるキンモクセイの香りに癒され、お団子(湯圓)をひと口かじると、中からピュッと飛び出すゴマ餡の優しい甘さにホッとするスイーツです。
餛飩麺 85元あとからやって来た外国人留学生(アメリカ人かな?)がオーダーしたワンタンメンを撮らせてもらいました。日本のラーメンどんぶりと同じくらい大きなお碗にどでかいワンタンがドンドンドン。味の感想は聞けませんでしたが、見てください!澄んだスープがおいしそう~♪
看板メニューはお餅炒め
こちらは炒める前の年糕
他のオススメをたずねてみると、お食事モノでは炒年糕(100元)が看板メニューだとか。これは台湾のお正月にもよく登場するメニューで、日本のものほどモチモチはしていませんが、適度に弾力のあるお餅を肉や白菜などの野菜と炒めたもの。
また、冬スイーツでは温かいゴマスープの芝麻糊(60元)が人気だそうです。体がポカポカしてきそうですね!
お土産も買っちゃおう!
数は多くありませんが、店頭では各種マントウなど小麦を使った点心類、麻辣油・酒麹なども販売しています。もちろん、購入だけの利用も大歓迎!だとか。お土産にいかがですか?鬆糕はもちろん、かわいい動物モチーフのマントウもありましたよ。
草間彌生の描く南瓜がそっくり形になったみたい!
オープンは朝早く7時から。朝のスタートが遅い台北にあってこの時間からの営業はうれしいですね。まずはこちらの点心で腹ごしらえして、1日のスタートをきってみてはいかがでしょうか?
以上、台北ナビでした。