林森北路に新しくオープンした全身・足裏マッサージ屋さん!観光、ショッピングで疲れたあとは、ホテルに戻る前にひとマッサージはいかが?
こんにちは、台北ナビです。
今回ナビが訪れたのは、MRT「中山」駅周辺、林森北路に2012年12月31日にオープンしたマッサージ屋さん「3Q足體養生館」。このエリアはホテルやデパート、お土産屋さんなども多く、たくさんの日本人観光客が訪れるところ。観光で1日台北のまちを歩き回ったあとは、ホテルに帰る前にひとマッサージといきましょう。
せっかく台湾に来たのなら、マッサージに行かないともったいない!疲れた身体とむくんだ足をマッサージしてもらえば、すぐにリフレッシュ!翌日の充電もバッチリです。深夜1:00までの営業なので、夜市のあとでも十分間に合いますよ。
マッサージを始める前に
ピカピカの店内
ここ3Q足體養生館の店内は黒を基調としたシックな雰囲気に統一されていて、その中にきれいな花や植物が飾られていてとても鮮やか。足裏マッサージを受ける黒い椅子が横一列にずらっと並んでいて、椅子から見て正面には大きな画面のテレビがあるので、マッサージを受けながらテレビが見られるようになっています。
オープンしたばかりなので、店内はすべてピカピカです。
甚平を貸してくれるので、さらにリラックスできます。
マッサージのメニューを決めると、甚平とスリッパを貸してくれるので、更衣室で着替えます。
着替えを入れる袋も貸してくれて、特に女性には嬉しい細かな気遣いだなと感じました。
足湯の桶は、毎回念入りに消毒されて清潔。
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岩塩入りの入浴剤でポカポカ~。
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マッサージの椅子に案内されたら、まず足湯(10分)からスタート。疲れてむくんだ足は、暖かいお湯につけるだけで癒されます。サービスで出してくれたお茶を飲んでみると、なんだか身体に良さそうな甘い味。店員さんに尋ねてみると、お茶にはクコの実、リュウガン、ナツメが含まれているんだそうです。クコの実は目に、リュウガン、ナツメは冷え性にいいといわれています。この時期にピッタリですね。
大きなリクライニング式のいすで、ゆったりできます。
今回ナビを担当してくれた大偉(デビー)さん。
「椅子はリクライニング式だから、自由に自分で調節して、リラックスしてね」と、各椅子についてあるボタンを指さしながら説明してくれました。
椅子も大きくずっしりしているので、とても快適~。ぐっすり眠ってしまいそうです。
さっそくマッサージ開始!今回は足裏マッサージ+足湯(10分)40分コースを選んでみました。マッサージを担当してくれたのは、この店の店長、大偉さん(英語名:Davieデビーさん)。話を聞くと、さきほど甚平を貸してくれたカウンターの女性は、デビーさんの奥さんとそのお姉さんのお二人だったということが判明しました。家族で店を開いてたんですね。
マッサージは足裏のツボからスタートしました。適量の専用クリームを塗りながら両手でマッサージをしてくれます。初めデビーさんの慣れた手つきと、両腕の筋肉を見たら、「ちょっと痛そう~」って思っちゃいましたが、実はそんなに痛くなく、ちょうど痛気持いいぐらいの強さでした。
ところが、やっぱり「痛っ!」となるツボがやってきました。このナビの反応を見て、デビーさんとっさにツボの図解図を差し出してくれました。そして、「19番、たんのう!」とそのツボの番号と身体の部分の名前を言ってくれました。「このあたりのツボは消化器官の内蔵のツボ。仕事で疲れてるでしょ、睡眠不足じゃない?」と、ナビが19番のツボが痛い理由を説明してくれました。そして、このツボの図は、左側に中国語、右側に日本語が書かれているので、日本人の方でも一目でどこのツボか分かるんです。
そして、マッサージは足の甲のツボ、続いてひざ下の部分に移りました。ひざ下の部分にもツボがあるらしく、このあたりのツボも気持ち良くマッサージしてくれました。よくマッサージ屋さんに行くと、ふくらはぎのあたりの筋肉をゴリゴリ押されて痛いな~と感じることが多かったナビですが、こちらのマッサージはツボを捉えながらちょうどいい強さでマッサージしてくれました。ひざのお皿の下のあたりと、ひざの裏もコリコリと、ピンポイントにツボを押してくれます。
んっ、イタっ!
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痛いと言わなくても、ツボを触れば痛いのが分かってしまいます。
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再び足裏に戻りマッサージ。すると、また「痛っ!」ってなるツボがあったのですが、デビーさんすぐに「62番!」と番号でツボの場所を教えてくれました。
「62番、ざこつしんけい!腰痛い?」と言われ、やっぱりツボで分かっちゃうんですね・・・身体はウソつかない。この後も、ナビ:「痛い!」店長:「10番、かた!運動不足?」といったやりとりが続き、ナビは不調なところを当てられるよりも、ツボの番号をすぐに言ってくれるところに感心してしまいました。
とても真剣な眼差しで、丁寧なマッサージが続きます。
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両手をフルに使いこなしたツボ押し。
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店長のデビーさん、マッサージ歴はなんと15年!なんだそうです。道理で手つきもツボの説明もベテランだったんですね。
ツボの番号をだいたい全て覚えているらしいのですが、全部で62個もツボがあるので、全てのツボを十分にマッサージするためには、30分のコースでは少し時間が足りないとのこと。やっぱり62個全てのツボをゆっくりマッサージするためには、60分コースの方が効き目もUPするのでオススメだそうです。
足の裏も伸びてます。
両足のマッサージが終わると、アツアツのタオルで片足づつ丁寧に包んでくれました。この温か~いタオルが気持ちいい!そして、タオルに包まれた上から、腕やひじを使ってゆっく~り押していってくれるんですが、この力加減も見た目ほど痛くはなく、ちょうどいい加減なんです。はぁ~気持ちいい~。
最後の仕上げは、足の裏とひざ下をパンパンパンパンと叩いていくんですが、こぶしのグーの加減が絶妙なのか、とってもいい音がなるんです。ナビは自分の足なのに自分の足から出てる音じゃない気がしてなりませんでした。デビーさんの手つきも、まるで楽器をならしているようです。
パンパンパン! 楽器のように足を鳴らします
さらにさらに丁寧にツボ押し!
最後のひと仕上げが終わって、足裏マッサージ40分コースが終了です。
ナビは日頃、特に肩と腰がよく凝るな~と実感していて、足はそれほど疲れてはいないと思っていましたが、マッサージが終わると本当に足が軽くなっているのが分かりました。最近寒くなってきたのでブーツを履く機会が増えたのですが、帰りにブーツを履いて歩くと、「あれ?ブーツが軽くなった!?」と感じたほどです。
頭コリコリマッサージ
奥の部屋は上半身、全身マッサージができるベッドがあります。
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カーテンがあるので、個室感覚で安心です。
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次に全身マッサージを体験しました。上半身、全身マッサージは、店の奥にあるベッドで行われます。ベッド一つ一つに仕切りのカーテンがあるので、個室と変わらない雰囲気。担当してくれたのは、7番の蔡さん、女性マッサージ師さんです。特に疲れている部分を伝えると、そこを重点的にやってくれます。
例えば、首といっても後頭部のあたりまで、腰といってもお尻のトップあたりまで、じっくり丁寧にマッサージをしてくれます。
全身の力をこめてマッサージしてくれます。
蔡さんは以前に日本やカナダでも台湾マッサージのお店で働いていた経験があり、マッサージ暦は20数年!「いたい」、「つよい」、「よわい」などの日本語は理解してくれるので、力加減もすぐに調節してくれます。
経験豊富なだけあって、指圧の方法も指や手のひらだけではなく、腕やひじなども使いこなしてマッサージをしてくれました。背中や腰のあたりをマッサージするときは、蔡さん自身ベッドの上にまたがってマッサージ。全身の力がこめられていました。
頭コリコリマッサージ
最後に、「頭もマッサージしてもらえますか?」とお願いし、ナビは頭マッサージ初体験!仰向けになって頭にタオルを被せてコリコリコリ・・・耳の上、後頭部、頭のてっぺん、頭すべてコリコリコリ。首を横に向けて耳の上あたりをコリコリされたときは、自分の頭がコリコリなっているのが聴こえて、不思議な感覚。
美容院でシャンプー後にされるマッサージとは違って、肩こりと同じように頭の筋肉のこりもほぐされていくのが分かりました。家族や友達にはなかなか頭マッサージを頼むことはできないので、ぜひマッサージ師さんにお願いしてみましょ~。
頭もスッキリ軽くなりました~。
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ベッドの部屋も清潔感たっぷり。
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日本のマッサージ屋さんに行ったとき、簡単な角質取り器で「特に角質はありませんね~」といわれたことがありましたが、今回びっくりするほど、どっさり角質が取れました。見た目はナイフのような刃物なんですが、全然痛くなくて、あまりに気持ちよく削られているので、ついつい安心しきって、取れた角質をのぞき込んで見たりしていると、「危ないから動かないで!こそばくてもリラックスして!」と注意されちゃいました。確かに刃物ですもんね。危ない危ない。
終わったあと、「触ってごらん」といわれ、自分の足の裏を触って見ると、クリームも何も塗ってなかったのにツルツルになってる!特にハイヒールなど足に負担が大きい靴をよく履く女性は、足裏の角質が増えるのですが、ツルツルにしてもらうと靴の履きやすさもまた変わるのだそうです。
最後に指と指の間もひとつずつ確認され、細部にまでチェックが入ります。ナビは以前から足裏のかかとにタコができていたんですが、「中にばい菌が入って固まっていますね。これも削りとることはできますが、少し血が出ますよ。大丈夫ですか?」と聞かれ、この機会に取ってもらうことにしました。サッサッサッと削り取られたようですが、全く痛みを感じなかったので、いつ終わったか気づきませんでしたが、少し血が出ていました。でもご心配なく。すぐに消毒をして絆創膏を貼って処置をしてくれたので安心です。
もし足裏に魚の目やタコなどがある方、勝手に削り取られることはありませんが、ひとまずマッサージ開始前に相談してみるといいですよ。
このお店の名前3Qは英語のサンキューのこと。「3」は中国語でも「サン」と読むので分かりやすいですね。最近携帯やパソコンで文字を打つときに、若者たちの間で流行ってる言葉なんです。足の中にこの「3Q」の文字が入ったマークがこの店のシンボルマーク。店員さんが着ているTシャツやタオルにもこのマークが入っています。カワイイ!
このお店は、店長と奥さんとそのお姉さんのほかに7人ぐらいマッサージ師さんがいます。ナビが足裏マッサージを受けているとき、店長の弟のあんちゃんもやって来ました。実はあんちゃんは、以前台北ナビでも紹介させていただいたマッサージ屋さん「足功夫足體SPA養生館」の店長さんということが判明!このたび「3Q足體養生館」がオープンしたので、手伝いに来てるんですね。
「足功夫足體SPA養生館」も日本人のお客さんが多いので、あんちゃんも日本人のお客さんのマッサージを担当することに慣れていて、日本語をちょくちょく使って楽しくお喋りしてくれます。スタッフのみなさん、気軽にお喋りをしてくれるので、マッサージ中も完全にリラックスしてしまいました。
観光客にも人気のこのエリア、2日続けて来る観光客も少なくないそうです。やっぱり気持ちよくなって帰ったあとは、また同じところに行きたいと思っちゃいますよね。
そして、マッサージを始めるときに、マッサージ師さんの指名もできますし、もしマッサージ中に気に入らないといったことがあれば、マッサージ師の変更もできるとのこと。店長のデビーさん、「力の強さ加減はもちろんのこと、何か問題があったらすぐに言ってください。マッサージの良し悪しが一番重要だから!」と語ってくれました。お客さんには絶対に満足して帰ってもらいたいという熱い思いが伝わってきました。
ところでみなさん、台湾は年中暑いと思っていませんか?実は台湾も冬は寒くなるんです。こんな寒い冬もマッサージに出かけて、血流をよくするのもいいもんだな~と実感。帰るときには全身軽~くなって、なんだか全身ぽかぽかしていました。
以上、台北ナビでした。