結婚写真ストリートにある1軒。中正紀念堂での撮影も追加料金ナシでリーズナブル!
こんにちは、台北ナビです。今回は、結婚写真館の「シアトル」にやってきました。日本人にも人気の台湾ならではの観光スポット「中正紀念堂」の前に、かなり以前から、結婚写真ストリートがあるのをみなさんはご存知でしたか?そんなストリートの中にある1軒に訪れました。
ロケーションがバツグン!
台北市にはいくつかの写真館ストリートがありますが、ここ中正紀念堂前の通り“愛国東路”は、台北市が国際結婚写真館ストリートとして開発したエリアで、台北で2番目に大きい写真館ストリート。1キロほどのストリートに約15軒もの写真館が並んでいます。中正紀念堂は外国人も必ずと言っていいほど訪れる人気観光スポット。観光ついでにふらっと立ち寄る外国人のお客さんも少なくないとか。また、そのロケーションを活かし、ここ「シアトル」は、中正紀念堂での外ロケもOK!さらに、追加料金などは特に必要ないんです。これってとってもおトクじゃないですか!?スタジオ撮影も雰囲気があっていいけど、天気のいい日など、台湾でしか見られない景色ととも撮影なんて、きっと普通のアルバムの何倍もいい思い出の品になりますよね。中正紀念堂は中国式の建物だから、チャイナドレスがいちばんしっくりとくるかもしれませんが、あえて現代風カクテルドレスなども、そのアンバランスさがおもしろくていいかも…とにかく、なにを着てもいい記念となることは間違いナシ!
「シアトル」について…
「シアトル」がこの場所にオープンしたのは2007年のこと。しかし、「シアトル」自体は結婚写真会社として20年以上の歴史があります。いわば結婚写真専門のプロ。その経験を活かして、時代とともに多様化する結婚写真業界に対応しているといいます。オーナーは現役のカメラマンで、今でも撮影に参加されるそうです。また、台湾の写真館には「GPS認定店」というのがあるのですが、これは台湾の経済部が企業のサービス向上を目指して始めたもので「Good Service Practice」の略。もちろん、ここ「シアトル」もGSP認定店です。スタッフは、カメラマンさんが4名ほど、そのほかメイクさんなど6名の女性スタッフさんがいらっしゃいます。日本語が話せる方もいるので安心ですね!やはり、今のところは台湾人のお客さんがいちばん多く、6割近くの方が結婚写真を撮りに来られるそう。また、家族総出で、みんなでチャイナドレスを着て家族写真を撮る方も多いとか。幸せそうな家族写真がいくつも店内に飾られていました。そのほかにも、マタニティフォトやお子さんの写真を撮る人もいます。子供用には動物の衣装なんかもあったりして、カワイク撮ってくれますよー!
ド・レ・ス
「シアトル」の特徴として、独自のデザイナーを抱え、ドレスはすべて自分たちでデザインを行っています。お願いして自分サイズのオーダードレスを作ってもらうことも可能。ドレスの販売も行っています。だいたい1万から2万くらいで購入できるそう。中古のドレスにいたっては、1000元から2000元で買えるのもあるそうで…見せていただかなかったのですが、ビックリの安さですよね。どんなのか気になる~!それにしても、日本と比べると台湾のドレスは格段の安さなので、結婚式用にドレス購入の目的で台湾を訪れる人もいるんですよ。現在店内には撮影用として、常時約1000着のドレスがあります。内訳はカクテルドレスが最も多く600着、ウェディングドレスは300から400着、日本人のわたしたちがいちばん着たいチャイナドレスは、それほど数は多くないのですが、ちょっと変わったアレンジ風チャイナなどが用意されています。このドレスたちは4ヵ月に1度のサイクルで新しいものが登場するため、今あるドレスを見ても、比較的きれいで清潔でしたよ。
実際に見てみよう!
実際に撮影風景を見てみなきゃわからないってことで、この日偶然お店を訪れていた、鄒さん(♂)鐘さん(♀)カップルの撮影風景を覗かせていただくことに…おふたりは仕事上のつきあいで出会い、約半年の交際期間だそう。(いちばんイイ時期ですよね~)今回は、彼女の鐘さんの提案で初めてのカップルフォト撮影に訪れました。それではお言葉に甘えて、ナビたちおじゃましまーす!
今日いらっしゃったスタッフさんの紹介も兼ねて、ナビの感想!ヘアを担当した陳さんは、この世界20年弱の大ベテラン。雑誌・映画・テレビなどで芸能人のヘアメイクも手掛けているそうです。とにかく手際がよく、それでも凝っていて、脇で見ていても「どんなのができるのかなー」って目が離せない感じ。メイクの賴さんは、高校から大学までメイクを専門に勉強したそうで、実際に仕事に就いてからは、約5年の経験。とっても丁寧にメイクをしているのがわかります。特にファンデーションなどを使った肌作り!メイクの中でいちばん時間をかけているのではないでしょうか。ニキビはさることながら、毛穴ひとつひとつまで見えなくなるように、小筆を使ってトントントンとファンデをのせていく…つけまつげもさすがプロ!とっても自然に付いていました。カメラマンは林さん。カメラマン歴は7年。カメラの勉強で日本へ滞在していた時期もあるそうで、日本語も大丈夫です。いろいろな人と出会え、美しい姿を残す手伝いができるのは、何よりも達成感がある、とおっしゃっていました。ナビは、なにがビックリしたかって、林さんのシャイぶり!もっぱら撮るのが専門で撮られるのははずかしいらしく、ナビたちがレンズを向けても最初は目線すらこちらに向けてくれなかったんです。カメラマンさんなのに、そんななの~…でも、だからこそ、撮られる側の緊張がわかるのか、撮影の間は常にお客さんをリラックスさせようと、雑談を交えながら自然な笑顔が撮れるようにされていましたよ。
駅からもスグ!
中正紀念堂からもスグ!と先ほど書きましたが、MRTの駅、淡水線の中正紀念堂駅からもスグです。と言っても、中正紀念堂は広大な敷地だし、駅からも少しわかりにくいため、ここでナビが補足しておきます。まず、中正紀念堂駅4番出口を出ます。そして、出口とは反対側にUターンすると、すぐに小さな斜めに入る通りがあります。その通りのつきあたりが愛国東路です。つきあたったら右折。2軒目の黒い看板のお店が「シアトル」です。
最後に、先ほどのおふたりの完成写真を披露!ご覧あれ…
いかがでしたでしょうか?結婚写真と変身写真ってちょっと違って、変身写真はいつもと違う自分が残せるのが魅力ですが、メイクなど時には「ちょっとやり過ぎ…」な時が。家族や彼に見せると、引かれることもしばしば、ではないですか?そんな方には、結婚写真館くらいのヘアメイクと衣装がちょうどいいのかも、とナビは思います。女性ひとりももちろんですが、カップルで台湾に訪れるなら彼と、っていうのもアリですよね。「まさかー」っていう彼でも、案外誘ってみたらその気になってくれるかも。どうせなら、台湾ならではの記念を残しましょう。
以上、台北ナビでした。