DOSHA SPA(台中市)

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永遠の美しさ、若さ、健康を保つことは、自分への最大の投資。都会の中のラグジュアリー・ホリディ・スパ、DOSHA



「DOSHA」=人間の体・心・感情の三種のパワーを意味する古代インド医学の概念。

ここでは、五感と、食事、環境によって、現代社会のストレスで消耗された、人間本来が持つ三種のパワーを回復させることが最大の目的です。
こんにちは、台北ナビです。本日は台中までやってきました。
台中の高級新興開発エリア『七期』の文心路と市政北路のT字路交差点近く、緑豊かな前庭のある建物、ここが「DOSHA-AVEDA コンセプト サロン スパ」。1000坪の敷地に500坪もの庭を有する都市型スパで、市内の真っ只中にありながらも、そこだけ静寂な空間に覆われて、敢えて存在を隠しているような雰囲気。

AVEDA(アヴェダ)ショップスパとしては、台湾で最大規模のお店で、なんと、宿泊もできるそうです。というのも、都会の中で暮らす人は、忙しく、ストレスも多く、リラックスする時間もままならず、遠くリゾートに出かければ、帰ってきてさらに疲れてしまっていることも。そこで、オーナーは、「視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、美感」すべてを感じて心と体を癒す、都会のリゾートとして24時間型の総合スパを創り出しました。
いつも活力にあふれ、男性社会の中でもパワフル且つ優雅に仕事をこなし、家庭では偉大で優しい母や妻として家族を支える台湾マダムたち。そんなマダムたちも、仕事、家庭、人間関係で心身にストレスが蓄積。そんなとき、ここ「DOSHA」で、体の内外をリラックスさせ、自分の原点を静かに見つめなおし、明日への活力を補充しているそうです。

今回は、仕事や人間関係で疲労が溜まった台湾マダムたちがお忍びでやってくるというDOSHAの優雅でロハスな半日コース体験にやってきました。

アプローチからロビーへ

前庭の「コ」の字のアプローチを進み、大きなガラスの扉を開けると、スタッフが笑顔でお出迎え。自然光がたっぷりと降り注ぐロビーの真ん中には、5メートルはある楠木の一枚板のテーブル。鮮花が飾られ、KENZOの壷や、AVEDAの商品などが飾られています。

LSAの花瓶



オーナーが惚れ込んで272個も買ってしまったというLSAブランドの花瓶には、週2回、契約の花栽培農家から運んだ花を活けかえ、自然の植物パワーを室内に発散するそうです。見たこともない花や植物のアレンジメントにどれを見てもお見事。館内至る所に大小さまざまな花を見ることができます。

自己原点への帰還


籐でできた円形の台座の上に、開閉可能な白い日よけのある椅子は、このスパの名物。見た人のほとんどが座ってみるほどの人気。この中に寝そべると胎児に戻ったような感覚がして、母の体内に守られた安心感が得られ、自分の原点へ帰還するイメージが新たな自己を創り出すのだとか。普段は中庭のウッドデッキ部分に置かれてあり、日よけを調整しながら日光浴をしたり本を読んだり、自由に使えるそうです。

200坪の中庭と老樹

建物は「コ」の字になっており、館内のどこにいてもこの中庭を見ることができる設計。

「自然環境との共生」が企業理念であるAVEDAの精神に基づいて、敷地の半分500坪は緑の庭。この中庭は「DOSHA」の象徴的な場所で、芝生、樹々、ウッドデッキ、こんこんと岩の中から湧き出る水の流れなどが眼と心を癒してくれます。普段は、お客様が日光浴されたり、樹々の下でお茶をいただいて過ごしたりしますが、企業やホームパーティの屋外会場にもなるそうです。

この庭以外にも、建物の周りを取り囲むように生えている樹々。実は、苗栗県の三義から、20数年ものの成樹を移植。建物の工事中、オーナーと園丁たちが丁寧に世話して見事に根付き、緑の奇跡を生み出したそうです。これら40数本の樹々の樹齢を足すと、なんと1000年以上にもなるのだとか。

自分専属のセラピスト

ロビーの奥、広い中庭に面して大きく窓を取った一角は、カウンセリングルーム。来店したら、まずここでセラピストとカウンセリング。日常生活の様子、健康状態、70数種類もある美容療程の中から希望などを聞かれ、その日のコースを決定。このとき、AVEDA特製茶と朝食を食べていない方、昼前で少し空腹な方には、ヨーグルトが出されます。
★茶碗:オーナーが、南投県の荘さんという陶芸家に特別に焼いてもらったもの。お茶の横には、小さな花が飾られていることも。

★茶碗:オーナーが、南投県の荘さんという陶芸家に特別に焼いてもらったもの。お茶の横には、小さな花が飾られていることも。

★黒砂糖&胚芽小麦フレーク入りのヨーグルト。

★黒砂糖&胚芽小麦フレーク入りのヨーグルト。

ロハスなレストラン

今回は11時の来店だったので、セラピストとカウンセリングの後、1階奥にあるレストランで昼食をいただきました。ここで使われる食材は、契約農家が作る無農薬有機野菜を使用。ランチ、ディナーなどは予約が必要ですが、アフターヌーンティーや軽食は予約なしでも気軽にいただけます。

ここも中庭に面していて、一面ガラスなので、開放感があり、半屋外にいる気分。

エステで食事?スパの中にレストラン?と最初は不思議に思ったのですが、生命体として一番大事な「食べる=体に必要な栄養を補充する」部分が欠けると、どんなに体の外側をケアしても完璧でないというオーナーが、こういうレストランを作ったのは納得できます。もちろんパーティの際の料理も、ここですべて作られます。
①

(今日のランチ)


*スープ(かぼちゃと野菜の具沢山スープ)
  (photo 1)
*パン(胚芽全粒粉のミニボール)
*サラダ(たけのこと海老)(photo 2)
*メイン(白身魚のムニエル)(photo 3)
*食後のコーヒー
②

③

④

(今日のディナー)

*前菜(野菜の生春巻き)(photo 4)
*パン(胚芽全粒粉のミニボール)
*サラダ(きのこと、アスパラガスと白身魚)(photo 5)
* メイン(チキンのハーブロースト)(photo 6)
* フルーツ(フルーツのヨーグルト仕立て)
* デザート(ケーキ)とコーヒー(photo 7、8)
⑤

⑥

⑦

⑧

ロハスな面を一番感じられるのが、ここの料理。全体的に薄味ですが、ハーブやスパイスを使い、飽きのこない味付けです。宿泊者には朝食もあります。

特にスープは、この一品とパンだけでも立派な朝食、軽食になります。野菜の甘みや触感が体に優しく、家庭でも作りたいお手本の味です。

プライバシーを配慮した特別会員エリア

2階はプラチナ、ゴールド会員のみのエリア。レストラン奥のエレベーターは安全とプライバシーの為、カードキー使用で、地下の駐車場から直結されていて、会員のみそのまま2階へ上がることができます。お忍びでやってきて、車を停めたらそのまま会員フロアでチェックイン。エステの後は、ノーメーク、室内着でも、誰にも会わずに帰ることができるんですね。これは、女性にとってはうれしいことで、エステでリラックスして、そのまま家に戻れるなんてこと、ホテルスパならともかく、普通は考えられないことですよね。

さて、2階へ上がると、会員専用のフロントがあり、専属のセラピストが迎えてくれます。

ここには、実際に使う小さめのものもから、儀式用に使うような大きなものまで、大小さまざまな「チベットの鐘」が飾られてあります。

ソファースペースや、バーコーナーもあり、夜になれば、スパの待つ間、或いは、スパが終わったあとに、ワインやシャンパンをいただきながら、夜空を見上げて寛ぐこともできます。このバーコーナーは、床と一面の壁以外がすべてガラスなので、夜、アロマキャンドルに照らされると、浮かび上がる天空の箱のようにも見えます。

特別会員用のエステルーム



特別会員や、パーティプランなどで利用が可能。ミッドナイトスパコースでは、スパ終了後、そのまま宿泊も可能。夫婦、家族、恋人、同僚など2~3人で過ごすことのできる完全プライベート空間。各部屋、独立シャワーブース、トイレ、ベッド、CDプレーヤー、テレビがあり、プラチナルームでは、さらに専用ベランダや、ジャクジーもあります。

プラチナルーム 3部屋 約22坪

* 「四風~空間魔術師」

古代インカでは、四方を神に守られた部屋で儀式を行ったのだとか。4人同時に入ることのできるジャグジーバスは、6色の色が交互に浮かび上がり、カラーヒーリングの効果あり。大切な家族や同僚、友人とともに過ごせば、固い絆で結ばれるとか。

* 「赤子~胎内への回帰」

家具は中国風で、全体的に赤色。この部屋のジャグジーは卵型で、宇宙船のようでもあるし、子宮のようでもあり、赤ちゃんがこの中で丸まって安らかに眠っているイメージ。ベッドはロフト部分にあり、「アルプスの少女ハイジ」の屋根裏部屋風。この部屋で、赤ちゃんや子供のころ、自分の原点へと戻ってみましょう。

* 「光素~清純な天使の光」

天窓があり、そこから入り込む自然光や月光は、普段は感じない太陽や月のパワーを改めて感じさせてくれそう。専用の小さなベランダスペースには、瞑想用(?)の天蓋つき椅子。目の前の水流を眺めながら、無我の境地へ~。

ゴールドルーム 5部屋 約11坪

* 「土~GAIA」

すべての物質を意味し、嗅覚を司ります。
* 「水~HANA」

流動と結び付きのパワーを意味し、味覚を司ります。

* 「空~INFINITY」


空間と無限の広がりを意味し、聴覚を司ります。

* 「風~HORIZEN」


移動と運動を意味し、触覚を司ります。
* 「火~BADULE」
熱と改革のパワーを意味し、視覚を司ります。

5種類の元素から名づけられた部屋は、各テーマ毎の趣向があり、自分の求めるもの、気分で部屋を予約することができます。

約70種類の中から無限の設計ができるエステ

DOSHAでは、アロマ、水晶、タイ式ハーブボール、アーユルヴェーダ、リンパマッサージ、ホットストーン、角質取りマッサージなど、世界中の様々なマッサージ、エステ術を用いたコースがあります。その中から今の自分に一番必要とされるコースを選びます。

今日のナビは、その中でも一番わがままがかなえられる「プライベートフリーオーダーコース」を体験しました。これは、セラピストと相談して、今自分にとって一番必要な癒しどころを複合的に少しずつ取り入れて行うもの。約2時間のコースの途中で変更や追加が可能です。

ステップ1:シャワーをしてから、バスローブへ着替えます。紙ショーツは、2種類。普通のタイプとTバックタイプ。使用しないでもOKです。準備が整ったら内線電話でエステシャンに連絡。

ステップ2:ヒノキの桶を使って足湯とマッサージ。その際、9種類のアロマオイルの入った小箱が出され、自分の手のひらをかざしながら、ぴぴっと感じた1本を選び出します。それが、今の自分が一番要求している(補いたい)ものなのだそうです。ちなみに、今日のナビが選び出したのは、「恐れ」を意味するオイルでした。エステシャン曰く、「日ごろの仕事のストレスがかなりたまって、逃げ出したくなっているんじゃないでしょうか?」とのこと。たしかに、仕事がたまってます。そして、今も仕事中です、、、。
ステップ3:まずは、背中部分から。選び出したアロマオイルを使って、丁寧にリンパに沿ってマッサージ。特に肩こりのひどいナビは、腰と肩にタイ式の温熱ハーブボールを使用して、熱とハーブの力で痛みとこりを和らげてもらいました。約1時間からだ全体をマッサージ。そのときのナビは、眠るわけでもなく、考え事をするわけでもなく、ただぼーっと、夢うつつの中にいました。不思議な時間です。これって、禅の境地?(座禅経験があるわけではないのでなんともいえませんが、もし座禅が目指すものがこういうことなんだったら、きっと今の私は、その境地へ近づけたのかなと)

ステップ4:ひととおり全身が終わったら、まだ他に痛みや疲れがある場所はないですかと聞かれ、頭の側面と眼の辺りと答えると、その部分のマッサージをしてもらい、終了。1時間ほどうつぶせになった状態から、仰向けに姿勢を変えた際、なんとミント系のオイルを浸した綿棒で、鼻の中をマッサージ。鼻が詰まった状態がすっきり解消。鼻の中に綿棒を入れられると、かならずくしゃみが出るはずなのに、その気配すら感じず、鼻のとおりが楽になりました。

ステップ5:終了後は、身支度を整えて、ソファースペースで、お茶とクッキーや果物をいただいて、エステシャンやセラピストと感想など話合います。こういうのもすべてカルテに記入され、次回の資料となるそうです。

高水準なエステシャン

現在20名のエステシャンがいて、常に研究会、訓練を行い、技術を磨いています。みなさん笑顔が自然で、礼儀正しくて、フレンドリーで、きれいです。肌がきれいなのは当然としても、身のこなしも粗雑なところがなく、歩くときにも音を立てません。テキパキ手際よく、不愉快な思いをまったく感じさせない。さすがの一言ですね。

その他の施設紹介

1階
手足療程室(予約制) ネールや足の裏の角質取りなど、手足専門のケアです。
ヘアサロン(予約制)カット、パーマ、カラーのほかにも、頭皮ケアやトリートメントなどのコース有り。
エステルーム(7部屋) 一般のお客様はここでエステを行います。
専用の入り口の向こう側は、男性立入り禁止。入って左側の休憩室には、暖色系の色を使った部屋には大きな書棚。15種類の雑誌が毎月取り寄せられ、自由に読むことができます。着替えロッカールーム、シャワーブースでは、全て中で蒸気サウナが利用できます。休憩室以外は、白色を基本として、清潔な感じが。個別に別れたエステルームは2.5坪なので、狭いんですよ、なんていわれましたが、機能的な配置と大きな窓、そこから庭にもでられるので、圧迫感もなく、日本人の私には落ち着く広さ(笑)です。
2階
ヨガ教室
会員向けのヨガプログラムを行う部屋です。

多目的ルーム

企業研修、説明会や、室内パーティ、スポーツプログラムなどに利用します。
「DOSHA」では、家族の記念日(誕生日、結婚記念日、など)や、友達、同僚との交流のために用意されたプログラムも多彩。エステのみならず、健康で安全でおいしい食事と自然に満ち溢れた環境の中、新しい自己発見、人間関係を創造することを提案し、サポートしているそうです。

台湾で、大切な家族とや友人と過ごす都会のラグジュアリーでのロハスな時間、きっと貴重な思い出になることでしょう。

以上、台北ナビでした。
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記事登録日:2007-09-12

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-09-12

スポット更新日:2012-12-14

利用日
女性 男性