宮崎の物産展でマンゴーを紹介、「出会いの旅」の方たちとパチリ。台湾の要人に表敬訪問、と分刻みのスケジュール!
こんにちは、台北ナビです。
6月1日、ナビは太平洋SOGOの9階へやってきています。午後2時50分、橘太鼓「響座」の3名による躍動感あふれる太鼓に、観客はどんどん増えていってます。この「響座」メンバーのうちの2名は、太平洋SOGOの地下3階のCitySuper「宮崎の観光と物産フェア」で、出店されている宮崎「響」ラーメンの本家オーナーと息子さんでもあるんです。それにしても、日本の太鼓は心に染み通ってくる感じがありますねえ。力強く勇ましい「宮崎太鼓」の音と熱演に会場にいた人たちは、しばし魅了されました。
東国原知事登場
オープニングが勢いよく始まった後、東国原知事が登場!知事も話していましたが、約3年前の知事が「そのまんま東」さんだったときの番組が、今台湾でも放送されているとかで、日本のTV番組が大好きな台湾の人たちの間では、「東東先生」ともうすでに有名人。ナビにもご登場の様子が、どうも芸能人っぽく見えました。
さて、今回宮崎知事が来台された目的なのですが、2008年6月1日から「宮崎―台北線」(EVA航空)の直行便が週に2便就航することになり、今日はその宮崎から台北への初便に、総勢200名の方が乗ってこられました。11時半発の初便は台湾時間12時50分に桃園国際空港着。その200名の内訳ですが、日本からのツアー3団体、宮崎知事のご一行、日本からのメディア総勢30名、そして「知事&日向男児といく台北出会いの旅」の宮崎県出身男性18名と日本中から応募された日本人女性18名のカップルたちです。
「出会いの旅」の人たちのスケジュールは、龍山寺や九分、士林夜市、故宮博物院、行店宮の占い横丁、101、淡水と観光地を回りながら、3日めの夜「さよなら台北パーティー」で告白タイム、成立したカップルは皆からの祝福を受けるというものです。
さて、話しを会場に戻しましょう。この就航に向けて2007年7月には一度来台されたという知事。第52代宮崎県知事に就任されたのが平成19年1月23日なので、その6ヶ月後には台湾の土を踏まれ、親切で親日的な台湾に知事ご自身も好感をもったようです。会場では、台湾からも多くの人が宮崎に遊びに来てほしいと話されました。が、間々に通訳が入るので、知事が話されてるときの会場の反応はわりと静か。「太鼓でもたたきましょうか?」と相変わらずのビックリ目で問いかけると、会場からは大拍手が。「いやいや冗談です、私は叩けません」と自分のおでこをたたく知事。今度は、物産の紹介をされ始めました。今回太平洋SOGOの復興館の地下3階CitySuperで催されている「宮崎の観光と物産フェア」
(2008年5月30日~6月11日)の中での宮崎特産「宮崎マンゴー」、「日向夏」、「漬物」、芋かりんとう」「うどん」等々です。「果物の王国台湾で、フルーツを紹介するとはなんとも、、、。」途中会場を見回し、9階の隅に位置する「ウエッジウッド」カフェが目に留まられ、「高級なお店が並ぶフロアで、芋の紹介してすみませんねえ」と話す知事。大きな拍手を後に、今度は台湾マスコミ中心の囲み取材となりました。
ナビはちょっと質問内容を準備していたのですが、案の定ズバズバと突っ込んでくる台湾メディアの質問のおもしろさにメモる方に徹しました。芸能人なのか知事なのかという質問に「芸能人も知事も同じサービス業」と答える知事。「日本で活躍する台湾人はどなたが好きですか?」、ここで「インリン・オブ・ジョイトイ!」と答えた東国原知事。台湾ではまだ彼女の名を知ってる人は、あまりいないんですね。台湾メディアの人たちは首を傾げてます。インリンの本名は顔 垠凌(イェン・インリン)といい、台北市出身で、10歳の時日本に移住した、とはナビも後で知りましたが。「日本では有名なんですよ」「ファンですか?」「いえ、写真集をもらったので印象的です、後は一青窈さん」ここでは皆やっと理解。話しの輪は徐々に緩くなってきて、「台湾の女性はどうですか?」また目が見開く知事。「はい、接したことがないのでよくわかりませんが、SOGOの受付の方たちは美しく清楚な方ですね」。日本だとこういう場ではあまりプライベートのことを突っ込むことはないと思いますが、さすが台湾というか質問は徐々にエスカレート「台湾の女性との出会いはどう思いますか?」「あ、わたしですか?今回は時間がないと思います」「今回の出会いツアーでの出会いはどうですか?」「今回はコーディネイターに徹しているんです」。もうそろそろと日本側に話しが終了され、今度は物産展へ移動となりました。
物産展でクス玉が勝手に割れるハプニング
日本メディアが総勢で動く中、台湾メディアも先頭を切ろうと走ります。場所を確保すると、大型報道カメラの列に一体何事が起こるのかと、お客さんたちの足も止まりました。大きな歓迎の音とともに再び東国原知事登場!会場で話しが始まるやいなや、クス玉が急に割れて、すぐにぎやかなムードになりました。知事は手を合わせて謝ってますが、これはおそらくハプニング?司会者はクス玉が知事の来台を待ちきれなくて、先に割れました!とさらに盛りあげます。宮崎マンゴーを紹介した後はスーパー内を回りますが、知事の歩く方向へ押し寄せるメディアに一般客の人たちはビックリ。分刻みスケジュールなので、この後すぐ「台湾民主紀念館」へと向かいました。
この時間は宮崎から来たツアーの人たちと「出会いツアー」の人たちがちょうど観光をしている時で、それに合わせて知事も来られ、皆さんと記念撮影となりました。知事が来られる前に、またもや一斉に押し寄せてカメラをドカドカ設置するメディア人に一般観光客の人たちはビックリ。宮崎県外から来ていた日本人ツアーの人は、日本メディアのマークを見つけて、一体誰が来るんですか?と皆興味深々。「あーそのまんまさん」と、ナビの後方から聞こえましたよ。
「宮崎物産展」は東国原景気
6月2日、ナビは「太陽のタマゴ」といわれる宮崎マンゴーを見に物産展へ行ったのですが、、、。2個入りで5688元の宮崎マンゴー、、、。が、しかし、SOGOのCitySuperでは2日目にはなんと、もう、売り切れとなっていました(>_<)。台湾の人たちは日本のフルーツが大好きなのですが、それにしても2個で5千元を越すマンゴーを惜しげもなく、買いきってしまう台湾の人たちに脱帽です。「日向夏」も2日目にして完売でした。他の商品の売れ行きも好調のようで、「木村」のタクアンも2日目にして、もうすでに完売の商品もあるとのこと。まあ、台湾の方たちもタクアンは食べますが、それにしても全商品大好評のようです。ナビもいくつか試食してみましたが、中でも「倉屋」のさつまいもだんごが気に入りましたね。武田製菓の芋もおいしかったです。この「宮崎の観光と物産フェア」は、(2008年5月30日~6月11日)です。
価格ご参考:響紀ラーメン2個入り250元、煎茶100g480元 芋太郎カリントウ100g60元 他にも多数、、、。
ちゃっかり知事と納まってしまった女性
この日オープニングで、知事は「スポーツや文化での両国の交流を深めていきたい。年間190便のチャーター便が214便の定期便になったことは、大きな飛躍へのステップであり、宮崎だけではなく今後大分や九州中に台湾からの飛行機が飛ぶことを願う」と話されました。このあと外交部(日本の外務省にあたる)の黄諸侯処長やEVA航空の陳欣徳社長などのお話しもありました。今年仙台含め、日本では合計3か所の空港で「台湾ー日本」間の定期便が就航することになっていますが、宮崎県ほどのフィーバーは見られないかもしれませんね。台湾から日本へ観光に行く人の数は、日本人が台湾へ来る数をとっくに軽く越えています。台湾の人は今後日本を国内旅行の感覚で、もっと気軽に行くようになるでしょう。
さて、ここでも台湾メディアは、隙を見ては猛然とインタビューなどに突撃しています。いきなり、帽子を被ったファンの方?が知事とツーショット。なぜか、うまくナビの写真にも納まってしまいました。
「出会いの旅」カップル成立
「出会いの旅」で来られた男女各18名のカップルは、男性は皆宮崎県の町村から来た日向男児。女性は日本中から参加しています。来るときは全く面識のなかったお互いが2日目の夜アンケート上に意中の人の名前を書き、3日目の昼食時間にカップルとして発表されます。東国原知事も宮崎へ帰る直前この席に出席、最初企画を出したのは知事自身ということで直々にカップルを発表します。最初は女性3名から名前を書かれたという平田さんが紹介されましたが、彼自身選んだ人はその中に?知事の「もう全部発表しちゃいますよー」、という言葉に皆騒然。最初に呼ばれた2人は、もうしっかりと並んで座っていました。昨日の夜の時点で、すでに約束ができてたようですね。次に発表されたのは、2人の男性から名前を書かれた女性。でも彼女自身は名前を書いてないんです。そして、次々と発表された3組は一緒に並ぶように席替えがされました。知事は「あと、5組誕生することを願う」と言っています。最終発表まであと6時間、、、。
この結末は、日本の番組で放送されるのを待つしかなさそうです。
東国原知事離台直前のお話し
午前中に台湾の䔥副総統を訪問した知事。日本メディアからどういうお話しを?という質問に対し、今回の就航に関してのお礼、そしてこれはスタートであり、今後もいろいろな形で交流を深めていきましょうという話しをしたとのこと。今回の「出会いの旅」のカップルも3日目のお昼の時点で4組が見事成立、あと数名成立したらいいなあと。また、なんと言っても「宮崎の物産展」が大好評で、台湾の方々の熱意に感激しました、とご本人も熱く語っていました。実り多い、収穫たっぷりの台湾を3日間駆け巡られた東国原知事でした。 台北ナビでした~。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2008-06-04